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分身
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:空想・幻想小説
ルール: あなたの中で描いた空想、幻想小説を投稿してください
  
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1:分身
投稿者: シガレット
朝のラッシュで混み合う電車に揺られ、ドアにほど近い位置からある女性を視界に捉えていた。

女性はドアの横に立って手すりを掴んで車窓の外を、流れ行く景色を眺めている。

そんな女性がふと俯いて挙動不審になる。
彼女の異変を2メートルほど離れたら斜め後ろから内心でほくそ笑み、楽しんでいた。

コートのポケットの中で握る物のある部分を執拗に撫でると女性の肩がピクリと反応する。
撫で続けるその部分は硬く主張を始め、コリコリとした感触が心地がいい。


酔った勢いで買ってしまったとはいえ、こんな得体のしれない物を手に入れてしまって最初は激しく後悔していた。
駅前に広がる繁華街の路地裏に小さな明かりが灯るのを目にして、何故か気になって吸い寄せられたのだ。

小さなテーブルに明かりが灯り、椅子があるだけ。何のことはない、ただの占い。
何の気無しに占ってもらったような気がするが、肝心の結果は覚えていない。
占い師のばあちゃんに進められるままに、ある物を購入してしまったのだ。
かなり高額なのに酒の力であっさり買ってしまい、翌朝にその怪しげな物を見て自分にうんざりしたのだ。

木彫りで出来た女性器は裏側が乳房になっている。
何だこれは………と思いながらまじまじと見ていると、その精巧な出来栄えに変な感心を覚える。
そういえば……と、占い師の下卑た微笑みと言葉を思い出す。
相手を強く思い浮かべれば、それはその相手そのものになる。強く念じれば相手と繋がることができ、肌感も実感出来るよ………と。

今思えば何を馬鹿なことをと思ったが、愚直にも試してみたのだ。

会社に厳しい女の上司がいた。
40過ぎのやり手で、とにかく皮肉屋なのだ。
それが絶世の美女とくるから質が悪い。
チクチクとやられるごとに、妄想の世界で何百回と犯してやっていた。
その後は無力感が、ただ虚しくて悲しくなるのだ。
その女上司を強く思い浮かべ、念じていると不思議なことが起こったのだ。
手にしていた物が柔らかくなり、肌の質感と温もりが伝わってきたのだ。
びっくりして手にした物を見ると、人の肌、女性器そのものになっているではないか。
慌てて放り出したが、それを拾い上げて匂いを嗅いでみた。
正しく女性のあそこの匂い、そのものではないか。
あれこれと試しに愛撫まがいに弄ると、ヒクヒクと反応を示して愛液が出てきたのだ。
悪い冗談だ、これは夢だと物をテーブルに置いて見つめていると、徐々に変化を遂げて元の木彫りに戻っていった。
呆気にとらわれて見ていたが、笑いが止まらなくなり、以来持ち歩くようになったのだ。


回想から我に返り、女性を盗み見ながらポケットの中で指を動かした。
すでにクチュッと水音が立つくらいの潤いが指を滑らせ、摘んだクリトリスを刺激するのに役立っている。
クリクリと回すように摘んでやると、手すりを掴む女性の手が白くなるくらい力が入った。
女性は自分の身に起こることに恐怖しながらも、必死に耐えるしかない。

ポケットの中で物を逆さにして、膣口に中指を沈めてやる。
瞬間、女性が肩を硬直させるが、指の抜き差しを開始すると手すりを両手で持ち出した。
内腿を擦り合わせるように方膝がクロスしている。
膣の中のリアルな感触が指に伝わってくる。

入口にほど近いザラザラした部分を押し上げるように突き上げ、前後に擦る。
ふわふわプックリした部分を通り過ぎるたびに、ドアの窓に映る女性の顔が虚ろな表情を悩まし気に歪ませる。
指を2本に増やし指先を折り曲げて擦り上げる。
刺激される表面積が増えたことで、女性は両膝が折れそうになっては気丈に耐えている。

指を最奥まで差し込む。
ツルツルした子宮口に当たり、指先でそっと撫でる。
その僅か手前の壁を執拗に突いてやる。
何度も指を抜き差ししてやり、親指でクリトリスの刺激も忘れずにしてやった。

あまり派手にやると面倒なことになりかねない。
前戯はほどほどにして、不自然にならないように周りを伺う。
そっとポケットから取り出した物をコートで隠す。
チャックを開けて慎重に勃起したベニスを取り出すと、コートで隠した女性器化した物に押し当てて挿入していった。

連動して女性が身を硬直させるのが面白い。
感触は女性の膣、そのもの。
奥まで到達すると信じられないというような女性の表情が、車窓に反射して如実に見える。
こんな所で自分の膣の中を、ありえないペニスの感触を味わうのはどんな気持ちがなのだろうか。

手を動かす。
ヌルヌルした粘膜が絡みつき、ペニスを撫で上げる。
ニュリニュリとコートの中で、僅かに湿った水音が漏れる。

Gスポット、ポルチオ………強弱をつけて手を動かす。

女性が力なく寄りかかりながら、焦点の定まらない視線を一点に置いている。
薄く開いた唇は、鼻ではなく口で呼吸を始めたことを証明していた。

それにしても気持ちいい………。
女性も同じらしく、頭が電車の揺れとは違う揺れかたをしている。

手に持つ物を奥まで入れて、突き立てていく。
幾度も続けて最奥部に突き入れ、当てていく。

ニュップッ……ジュップッジュップッニュップッ……

だんだん腰を落とし始めた女性。
危ない危ない……まだイカせるわけにはいかない。

痴漢をされているわけはない。
下着もちゃんと身につけている。
それなのに感じるこれは……?

僅かに残る理性が現実世界に執着するが、いとも簡単に快楽の園へと引き戻される。

イクにイケず、そうかといって来るかもしれない大波に怯え、打ち寄せ続ける甘味な波をその身に浴びながら酔う女性。

もうすぐ電車がホームに滑り込む、物とペニスを仕舞う。

どこかふらついた足取りで電車を降りていく女性を見送った。

形の良いお尻がパンツスーツに似合っていたが、下着は大変なことになっていることだろう。


頭を職場にシフトする。

……………………………女上司。

あのプライド高い皮肉屋が、動揺する顔が浮かんだ。


勃起の収まらぬまま、電車が動き出していた……。
 
2024/04/14 15:00:09(5Z/wJyXV)
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