小学校に入学したベンツは母親から「とにかくモテなさい、勉強はそれからよ」
ベンツは母親に聞いた
ベンツ「マザー、モテるってどういう事？」
母親「女の先(言動)を行く事よ」
ベンツ「前を歩けばいいの？」
母親「ぼんやり歩いても意味ないわ、ベンツ貴方が女の理想を作るのよ」
ベンツ「理想って何？」
母親「理想ってね、素敵を盛っていくのよ。わかりやすく言うとカッコいいって事ね」
ベンツ「盛っていくってどうするの？」
母親「現実ってあるでしょ、どんな人でも足りないものはあるわ。それをないものねだりするから理想が生まれるの。
その無いものをベンツ貴方が提示するのよ、大袈裟に言うと抜群男子になるの」
ベンツ「抜群男子？」
母親「うん、かっこいいって思われる水準点数があるとして、定番が50点だとしたらベンツは常に50点超え。仮に60点から80点までの区間を維持すればかっこいいっていう平均。だけど女の矛盾が理想をずらしたりするの。けど抜群男子なら勘で先読み、それは何をしてるかって言うと、さっき話した女の矛盾ね、これはないものねだりだから代用でごまかす」
ベンツ「要するに抜群男子ランナーとして区間トップになればいいの？」
母親「勉強出来て運動も出来る人って人気あるでしょ？
勉強っていうのは勘を鍛える事よ、そして人気があるのは女の先(言動)を行ってるから、かっこいいっていう理想が貼られてしまうの」
ベンツ「定番は出来て当然だから人気があるって事？」
母親「それもあるけど、まず女の遺伝子に潜んでる前提と想定があるんだけどね、この間に居るのが理想でそれをギャップって言うの。このギャップがあるから女の矛盾は膨れ上がるの」
ベンツ「まず前提って何？」
母親「無いもの男子は相手にされない」
ベンツ「抜群が備わってないんだよね？」
母親「そうよ、抜群と勘は手を繋いでいるからね」
ベンツ「想定は何？」
母親「抽選でタイプとして許す」
ベンツ「ストライクゾーンのオマケだ」
母親「前提と想定の間に潜むギャップ、このギャップがあるから抽選枠も発生するの、だからないものねだりされる理想もギャップで揉み消されるわけ」
ベンツ「だからイケメンがモテるとは限らないんだ」
母親「そうよ、抽選から生まれた逸材が居るからよ」
ベンツ「ボクくらいの時って人気のある男子って決まっている様に思える」
母親「抜群と勘が備わっているからね、そしてそれは優秀だから少ないの」
ベンツ「モテるって難しいね、マザー」
母親「さっき盛っていくって話したでしょ？なんで盛っていくか、お盛ん期＝モテるっていう話でね、本当と嘘っていう賭け玉を持っているって考えてほしいの。周りが嘘の玉を投げていても目には映ってない本当を勘でさぐる、けど抜群男子でお盛ん期なら女のパスが見えるのよ。そして抜群男子は、そのパスを拾い現実のないものねだりを消化させていく。そんな感じよ」
ベンツ「お盛ん期だからキスだって可能って事？」
母親「当然。例えばないものねだりがやんちゃだったら、やんちゃな男子に女は群がるわね。そのやんちゃっていうギャップも強いカードでね、女は強い遺伝子を欲しがるの。
ここに前提と想定が現れて、王子になれる女の矛盾を隠すの。でもね女のパスが見えれば自ずと見えるからね」
ベンツ「女の矛盾が恋する王子って先に気付く人なんだね、マザー」
母親「パスからパス、その成立こそオスとメスね。だからキスっていうシーンまで盛っていけるのよ」
ベンツ「大人になれない人って、そこの関門が難しそう」
母親「体がませてないのよ、くわえて勘が乏しいのよ」

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