今の状況を把握しようと試みてみる。
身体を動かす事に問題はない、だけど目の前の男の人は、今まさに私に襲い掛かろうと
している様だった。
冷静な行動なんてしていられない、逃げる方法を考えてみる。
身体を動かす事に問題は無いようだ、しかしゲームの設定が判らない・・・。
チャートから知っていれば対応できると、私はなんとかゲームオーバーのフラッグを探す。
ゲームである以上どこかに隠されているはず・・・。
しかし、シナリオがありシナリオから逸脱する事は出来ない。
学校でゲーミングを少しかじっていたことを思い出し考えていた。
とにかく、この場はゲームオーバーさせてチャートに戻りたかった。
懸命にフラグを探して行く・・・。
当然、プレーヤーはそんな地雷を簡単に踏んでくれない。
少しずつこのゲームの世界観が見えてきた。
どうも、ホラーゲームの要素のあるエロゲーの様だ・・・。
プレーヤーはイケメンだけど・・・部屋の状況や外で時折聞こえる
呻き声はゾンビみたい・・・。
プレーヤーに犯されるか、ゾンビにされるか・・・そんな所だと
予想できた。
バットエンドはなんなんだろう？・・・。
出来たら転生先で死亡エンドは今後の異世界生活で目覚めが悪い・・・。
でも、ハッピーエンドがない事も想像できる・・・。
ゲームエンド後にどうなるかもまだ判らない・・・。
このパソコンの中だけなのか、ゲームの中だけなのか、それとも・・・・
もう博打である。
プレーヤーの操る目の前の男をどうにかしないと・・・・・。

ここでプレーヤーサイド・・・。
ちさとの転生したゲームをプレイしているのは、ちさとと同じ高校三年生だった。
エロゲーがしたくて、パソコン技術を習得し、小さい頃からいろんなゲームをやってきた。
少し対象年齢にはフライングしている、現実と妄想とは区別できる男の子。
今日もプレイをしていたが、いつもと違う違和感を感じながらプレイしていた。
基本的にバイオ○ザードなどのゲームが好きで、主人公がヒロインを救って結ばれる・・・
なんてエンディングが好み・・・。
リアルでは彼女もいなかったけど、問題がある訳ではなかった。
でも、ゲームに没頭すると朝から晩まで続ける事もしばしば・・・。
そんな僕が感じる違和感・・・それは、ヒロインの動きだった。
最初はいつも通り戦闘中は動きは無かった、それが一瞬こっちを見た気がした。
そんな筈はない、どうせプログラムされてストーリー通り動いてるはず・・・。
そんな時にこっちを見るなんて考えられない。
それに、その後急にヒロインに近付く事さえ難しくなる。

再びゲームの中・・・。
プレーヤーから逃げなければと思うが、部屋の外にはゾンビ達が蠢く・・・。
恐らく私がゾンビに襲われればゲームオーバーだと思われるが、実際に今の
私にはこの世界での感覚はある・・・。
つねれば痛いし、呼吸している感覚もある。
五感が通常通りあると言う事・・・。
見た目はヒロインとなっているが、紛れも無く私はこの世界に存在している。
今の私には恐怖しかなかった。
見ず知らずのプレーヤーの操作する男に犯されるか、ドアーを一枚隔てた外の
ゾンビにやられるか・・・その二択しかなかった。
いちかばちか・・・私はゾンビを選んだ・・・。
ゾンビだってこっち側のアクター・・・もしかしたら・・・一分の期待を掛けた。
シナリオ無視のヒロイン逃亡・・・、吉と出るか凶と出るか・・・。
ドアーを出ると無数のゾンビが襲ってくる。
私は殺される・・・身構えたが、ゾンビ達は私の手や脚を押さえ込んでレイプする
つもりだ、きっとそれがシナリオなんだと思う。
恐らく・・・バットエンド・・・。
私はゾンビ達に穴という穴を腐肉のペニスを突き刺される。
(うそ・・・いやあ・・・キモい・・・やだよ・・・初めてをあんた達なんかに)
湿ってもいないクレパスに、口に、アナルに腐肉のペニスを突き立てる。
腐敗臭しかしない・・・気持ち悪い・・・ゾンビ達はそれぞれに感極めて
私の中に外にゲロみたいな性液を吐き出した。
身体中、口の中、膣口やアナルからゲロみたいな性液を垂れ流す・・・。
ーヒロイン死亡バットエンドー
ゲームはバットエンドを迎えた・・・。
その瞬間に周りのゾンビは消えた・・・。
私は真っ白で何もない部屋に、一人佇んでいる。
やはり、こうするしかなかったか・・・、耐えがたい陵辱を伴うが・・・。
ゲームは振り出しに戻った様ね・・・。
この世界観で、私は生き残らなければならない。
バットエンドでは最初からやり直し、もしプレーヤーエンドになったら
どうなるか判らない、私がこの世界で生きるも死ぬもプレーヤーが
握っている・・・。
でも・・・私・・・生きている・・・。

ープレーヤーサイドー
やっぱりバットエンドでゲームオーバー・・・。
このゲームはバットエンドでもヒロインの陵辱シーンはアニメで再生される。
しかし、いつもと違う・・・。
ヒロインは自分から部屋を出ていった感じがした。
わざとゾンビ達に襲われている様だった。
それに一番の違和感は、ヒロインの音声だった。
声優が変わった様な感じがしたのだ。
こんなゲームだったかと思う程だった。
やりこんでいたゲームだけにその変化はすぐに判った。
このゲームは色々なカスタマイズが可能であった、ゲーマーのアイテムから
ヒロイン攻略の難易度、ヒロインコスまで変更可能だった。
エロゲーだけに幾らかのストリーがあり、恋愛ルート、鬼畜ルートなど
選択が可能・・・。
ヒロインカスタムで異変が起こる・・・。

バットエンドの衝撃からやっと落ち着いてきていた。
この世界での一日はリアル世界ではどの位の時間が経過しているのだろう？
プレーヤーが操作を始めたようだ、最初のセッテングをしているのかな？
ステージやシナリオが選ばれているみたい・・・。
今プレイしているゲームの設定は、ゾンビとの戦いが主体で、エロ要素が
少なく、スリルとサスペンスを重視している。
エロい要素はご褒美の意味合いが強い。
それでもアニメーションに定評があって人気が有った。
ヒロイン選択で私のリアル世界でのコスチュームが選択肢に出現した。
私もこのゲームはプレイした事があったが、モンゴロイドでセーラー服なんて
なかったと記憶している。
この世界は私の転生で少し変わって来ている事を知った。
私はよく考えてみた、なんとかこの世界で少しでも快適に過ごす方法を・・・。
設定を選ぶのはプレーヤーだ、私が選べる訳ではない。
それでも、私の意志はゲームの設定に少なからず影響している。
プレーヤーに訴えかける事が出来れば少しでもこちらに有利になる。
変化を気付いてもらって味方に付ける事が出来たなら・・・。
リアル世界に帰る事が出来ないのなら、この異世界を少しでも居心地の良い
世界に変える・・・・そんな試みを初めていった・・・。

このゲームは、オンラインで対戦が可能だった。
ネット上で沢山のプレーヤーとヒロインを取り合うことも出来た、しかしこのプレーヤーはそうはしない。
余り、コミュニケーションを取るのが苦手な様だ。
私も余り多くのプレーヤーを相手にするには心の準備が整っていない。
まずは、この人から味方に引き入れる事を考えていた。
ヒロインカスタマイズに私のリアルな選択肢が増えている事に気付いてくれた。
日本人のヒロインが居る違和感を感じてくれた。
そして、本来ならチャートの始まる部分で、導入エピソードを開くことができた。
元のプログラムには無い、私が介入した事で起こった変化だ。
私が暴漢に襲われて命を無くした事、このゲームの中に転生した事、それらをエピソードとして伝えていった。
そして、ゲームは始まる・・・。
それはオリジナルと全く違うゲームになっていた。
まずは、プレーヤーとコンビを組んで現在の世界、閉鎖されたゲームの中から、インターネットを通じて
外界へ繰り出すと言うもの・・・。
仮想空間の私とリアル空間の彼とでゾンビからの脱出と新世界を目指す物に変化していった。

【ゲームターン】
ーそれではチャートから始めますー
私を選んでくれてありがとう・・・。
私はモリタカ　チサト、高校三年生・・・。
あなたの名前を入れて下さい。
ーカズキー
カズキくんで良いの？
じゃあ、アバターを選んで・・・。
ー服装　男子学生服ー
ー髪型　長髪ー・・・。
徐々に、ゲーム上に一輝のアバターが作られる。

『結構イケメンじゃん、さっきの導入から、このゲーム変わったでしょ
少しずつ私の思い通りにカスタマイズしているの、気付いてくれてありがとう
私はここに転生したみたいで、この中だけでしかダメなみたい・・・。
けど、判るでしょう・・・これってエロゲーだよね・・・。
さっきも、無理矢理バットエンドにしてごめんね。
あなたに気づいて欲しくって・・・。
今は、ネットに接続してないけど、接続してみない？
私と外に出ようよ・・・ゾンビは怖いし、捕まればあなたは死亡エンド・・・
私は無茶苦茶にされちゃう・・・。
だけど、毎回同じじゃ楽しく無いよね・・・。
もしかしたら何か新しい展開あるんじゃ無いかって思わない？
もし思ってくれたら、一緒に行こうよ・・・』
こうして二人のサバイバルが始まる・・・。

読み応えがめちゃめちゃあって面白いです！どうか続きをよろしくお願いしますね！
出来ればバラメータとかを変更されたら身体も変化してしまう展開もお願いします

ープレーヤーサイドー
ええ・・・どう言う事・・・僕と外に行くって・・・。
ゲームの中のアバター同士の話を機械を通して聞いている感じ・・・。
こっちも喋ったらあっちに伝わるのかな・・・そう思った瞬間に意識はゲームの中に取り込まれた。

は、ここは・・・確か・・・

『カズキくんよく来てくれたわね、私はチサト歓迎するわ・・・来てくれったて事は一緒に行ってくれるって
事でいいんだよね・・・今あなたの事をスキャニングしてゲームに取り込んだの、外にもあなたがいるけど
そのコピーみたいな物ね、誘っておいて申し訳ないけど私もこの先は判らない・・・ただここに居るだけじゃ
面白くないでしょ・・・パラメーター変更して武器を準備しなきゃ・・・』

『あ、チサトさん・・・もし良かったら最初に僕の友達の所に寄りたいんだ、ミリオタのゲームオタだけど
きっと力になってくれる、同じゲームしているはずだから行けないかな？』

『そう言う事なら行ってみても良いかも、でも上手く行くかは判らないよ・・・』

『それこそ冒険じゃねえ？・・・』

『そうね・・・時間も勿体無いし行ってみるしかないわよね・・・』
僕は以前から、このミリオタな友達　「ケンジ」とはチャットで進捗状況などを交換していた。
何かひも付きに出来ないか外の分岐を探している。

『あった・・・これだ・・・』
やはりチャットの情報がひも付けされている、あとは取り敢えず出口付近に居るゾンビを倒して
ここを脱出するだけだ、チサトは自分のアバターを変化できる、今は武器のない彼女だが無言で
うつむいている・・・パラメーターを上げている様だ。
チサトの腰の辺りに、閃光が走ったと思えば日本刀が一振り現れた、いかにも実践向きの武器だ
そして、太腿にホルスターとマガジンポーチ迄・・・。

『チサトさんすげえ・・・それで・・・僕のは無いの・・・』

『ああ、ちょっと待ってて・・・ゾンビ一体倒せばパラメーターが上がるの、もう少し貯めれば
あなたの分も作れそう・・・』

そう言って扉を開いた・・・

【ゲームターン】
扉の外には無数のゾンビが待受ける・・・。

『私の後ろについてきて・・・進路を指示して・・・』

『うん判った・・・』
チサトは持っている刀を抜くと、なんとも言い難いオーラを纏い出した。
常人とは思えない、ましてや女の子とも思えない身のこなしでゾンビ達の
首を落としていく・・・。
そこに進路は開け、外界へと繋がっている。

『これが多分、ネット網ね・・・あなたが見つけたタグをたどれば、きっとお友達のところに
行き着くはず・・・油断は禁物・・・どこに奴らが潜んでいるか判らない、もう少し進みましょう』

『ほかにパラメーター上げる方法はないの？』
チサトは顔を赤らめながら・・・。

『あるにはあるの・・・それもあなた自身のパラメーターを上げる方法が・・・だけどね・・・』
顔を赤らめてはに噛むということは・・・エロゲーだし・・・なんとなく想像はつく・・・。
これはどうしたらいい・・・僕・・道程だし・・・チサトさんも初めてみたいな・・・。

『じゃあ、その方法を教えて、僕だってチサトさんの力になりたい・・・』

『それじゃあ・・・この先でやってみる？・・・私初めてだから・・・優しくしてね・・・』
やはりそうだ・・・僕は期待と不安で一杯になる・・・それからも何度も奴らは襲ってきて
正直キリがない・・・、早くパラメーター上げて僕も手伝わなきゃ・・・。
丁度道脇に洞穴が見えた・・・。

『チサトさん・・今夜はあそこで休もう・・・それに・・・お互い初めてみたいだし・・・』
二人で洞穴を進む、あまり深くないし風が通らないという事は先は塞がれていると思う。
チサトさんの手を取り先に進む・・・が、明かりがない・・・チサトさんはスカートの裾を
一部引き裂いて落ちていた枝を使ってトーチを作った・・・火は・・・？

『大丈夫、その位のアイテムは今のパラメーターでも出せる、ほら・・・』
チサトさんはオイルライターを出し、オイルを少し垂らして火をつける。
一斉に火に驚き逃げ出すコウモリ・・・。

『ひゃあ・・・うん・・・大丈夫、ただのコウモリさ・・・』

『あはは・・・悲鳴を上げたのはだれ？・・・さあ、野営の支度よ薪を
集めて・・・あそこの少し段になって平たいところにしよう・・・』
丁度ベットのようになった場所・・・。
野営の準備もできたが・・・二人は焚き火を挟んで向き合っているだけ。

『カズキくん・・・』

『チサトさん・・・』
お互い判っているがきっかけが掴めない。
思い切って僕は告げた・・・。

『チサトさん・・・僕もよく判らないけど、チサトさんを大事に思ってる』

『うん・・・カズキくん・・・それだけでいいよ・・・』
ベット型の岩で、二人はキスをして体を重ねた・・・全く無かった僕の視野に
パラメータが映って溜まり始める・・・それはチサトを愛撫し、挿入と共に
上昇していく・・・チサトが感じると共に僕のパラメーターは上昇していく。
どれ位貯まれば良いのか判らないけど、僕はチサトさんの腰に自分の腰を
打ち付けていく、本能的なものなのか・・・でも、チサトさんの顔には苦悶
の表情が出ている・・・きっと痛いのに我慢してくれているんだ・・・・・
僕はこの子を守ろうと思った・・・。
高まる射精の気配・・・。

『チサトさん・・・中に出すよ・・・ごめんね・・・』
パンパン・・・ドピュウ・・・

『くううう・・・はあ・・・はあ・・来て・・良いの・・・中に出して・・・』
僕は初めてのセックスで、女の子の中に出してしまった・・・。
荒い息を整えている二人・・・チサトさんのあそこからは僕の物が流れている
チサトさんの初めての証と共に・・・。