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転生したらエロゲーだった件
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:空想・幻想小説
ルール: あなたの中で描いた空想、幻想小説を投稿してください
  
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1:転生したらエロゲーだった件
投稿者: ちさと ◆VSsnMWf892
私は高校3年生になる女子高生。
来年は就職か進学か迷いながらも、学園生活している。
人生で一番希望に溢れ、学業にクラブに恋・・・一番輝くお年頃・・・。
今日も学校が終わって、今から映画見て、カラオケ行って・・・・。
友達と一緒に下校していた。
普通の生活、普通の女子高校生の一日だった。
駅に着いて、電車を待っていた。

『きゃあー誰か・・・助けて・・・』
どこかで女の人の悲鳴がする、私たちの方へ、誰かから逃げている様だったが
状況の把握ができない、ラッシュの時間ともあって多くの人がホームに溢れていた。
しかし、悲鳴が聞こえると、蜘蛛の子を散らす様にパニックになる。
その人混みを掻き分ける様に、私と同年代の女の子をナイフを持った男が追いかけていた。
関わりたくない他の乗客はその子を囲む様に避けている。
丁度私の前に、その子は逃げてきたが私は状況が掴めず、その子の前に出てしまった。
男は勢い余って、私の胸にナイフを突き立ててしまった。
見る見るうちに、私の胸からは鮮血が流れ出し、制服を真っ赤に染める・・・。
まだ、何が何だか判らない、友達がハンカチで私の胸を押さえるが、流れ出す血の勢いは
止まらず、私は絶命してしまった。
こんな所で?・・・どうして私が?・・・あんな人知らないし・・・。
ああ・・・こんな形で一生を終えるのか・・・。
私は友達に抱き起こされながら、名前を呼ばれているが徐々に遠くに聞こえて来る・・・。
救急車と救急隊員が来るまで持たないな・・・。
徐々に意識が薄れて行く・・・。

『あ、裕子・・・バイバイみたい・・・今迄ありがとね・・・』

私の視界はフェードアウトして行く・・・。
もう、死んじゃうんだ・・・まだ18年・・・これからだよ・・・。
身体も冷たくなってきた・・・・。
暗黒の時間がしばらく続き、徐々に明るくなって行く・・・。
(んん・・・天国かな・・・)
私が目を開けると目の前に男の人がいる・・・。
でも何か変だ・・・目の前にいると言ったが正確には目の前の
男の人は私の基準で考えると10m以上の大男・・・。
そして、私の目の前、こっちの男の人が正確には目の前の人・・・。
どう言ったらいいんだろう・・・。
簡単言えば、ゲームの中に私と小さい方の男の人は居て、外の大きな
人がそのゲームをプレイしている感じ・・・。
その男の人が操るのは小さい男・・・。
私には意識が存在し、その男の人とゲームをプレイしているのだった。
冷静に考えてみた・・・私、転生してる?・・・。
ただ・・・これって・・・エロゲーじゃねえ?・・・。
私はエロゲーの世界に転生していた。
本来はコンピューターソフトのプログラムの中に転生する事など考えられない。
外の人も私に自我があるなんて思ってもいないだろう・・・・。
このゲームだけなのか、このパソコンだけなのか私の行動半径も判らない。
こんな状態で私の異世界生活は始まった・・・。

 
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2022/05/20 22:35:28(EG.43ybx)
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