ようこそゲストさん。
ナンネットIDにログインしていません。
ID: PASS:
IDを保存 
ナンネットIDは完全無料のサービスです。ナンネットIDを取得するとナンネットの様々なサービスをご利用いただけます。
新規登録はこちら
ID・パスワードの再発行はこちら
バイオハザード0.5
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:空想・幻想小説
ルール: あなたの中で描いた空想、幻想小説を投稿してください
  
投稿の削除 パスワード:
1:バイオハザード0.5
大きな扉を力一杯閉め切ると、マキの身体はその場に崩れ落ちた。
激しい呼吸のなか、口の中に溜まろうとする粘り気のある唾液を何度も床に吐く。
身体は疲れきり、今はもう立つこともままならない。
僅かに顔を上げると、彼女はここに来るまでに見た悪夢を思い出すのだった。

それは45分前。一台の大型トラックの荷台からは、28名もの女達が降ろされていた。
みんな同じ赤のジャージを来ていて、若い女性達はこの時まだみんな元気でした。
しかし、その10分後、彼女は一斉に森の中を駆け抜けて行きます。
目指すは、森の奥にあるという大きな洋館です。
1人全力で駆け出す者、グループになって進む者、それぞれの方法で散った女達。
その中、マキは冷静だった。最後尾を一人で進んで行く。
そんなマイペースで進むマキだったが、ある地点から次々と仲間達を追い抜き始めます。
目の前に起こる惨劇には目もくれず、己を信じて前へと進むのでした。

また一人、また一人、悲鳴があがる度に女達が犠牲となっていく。
頭を喰われ、手足はちぎり取られ、そんな身体になっても女達は犯されていく。
人ではない人、男ではない男、動物ではない動物、そんなケダモノの手によって。

ようやく身体を上げたマキは、床の上に丁寧に並べられている拳銃を手にします。
その数は27丁。28人全員のものが用意をされているはずなので、マキは2人目となる。
「誰か、先に辿り着いている。」、それを知るだけでマキは安堵だった。
誰でもいい、仲間がここにいるのだ。

その時だった。「キャーー!!」という叫び声を聞いたのは。
それは明らかに左側の奥から響いており、女の声だった。
マキは立ち上がるとその扉を開け、奥へと進んでいく。
そこは大きなテーブルが置かれた食堂があった。
しかし、今のマキにはそれを気する余裕はない。
更に奥の扉を開くと、狭く薄暗い廊下へと出てしまう。
「誰かいるかーー??」、大きな声で叫ぶと、壁に映る僅かな明かりが揺らぎ始めた。
その明かりは影を作り、物陰から出てこようとしている。
その瞬間、マキの顔の前には手に持った拳銃が構えられました。
構えを崩さず、ゆっくりと後退りを始めたマキ。影とは充分な距離を保てました。
そして、物陰からついにそれが現れるのです。

マキはある人物と目を合わせていた。それは知っている女だった。
トラックの中で一際偉ぶっていたあの女。身長も大きく、仲間達の中心だった。
そして、その女の頭部を手に持った男が現れると、マキの拳銃が火を噴きます。
それは連続で発射をされ、暗いながらもその全ては男の頭を狙い撃ちしていました。

男はその場に倒れ、同時にあの女の頭部も床に転がります。
立ち去ろうとするマキが見たもの。それは頭部をもぎ取られた女の遺体。
身体はまだ赤いジャージが着ていて、レイプまではされてはいなかったようだ。
マキの拳銃は、もう1発だけ男に向けて発射をされていました。
憎かった。女を食い物にしようとする男のアレが。
勃起をした男性器は弾け飛び、肉片となって床に飛び散るのでした。

ロビーへと戻って行く彼女の背中には、小さな星のマークが1個刺繍をされていました。
隠すつもりもなかったですが、仲間達は誰もその存在に気づかなかったようです。
彼女こそ、前回大会の優勝者。一年前にこの洋館を攻略し、脱出を果たした唯一の女。
ディフェンディングチャンピオンとして、招かれた女王だったのです。

しかし、彼女が脱出を成功させたことで、その難易度は一気に上げられました。
このデータを見るだけでも、それはわかります。
前回大会では、28人中12名もの挑戦者がこの洋館へと辿り着いていたのです。
 
2022/03/30 18:14:59(F4TLXC7U)
コメントを投稿
投稿前に利用規定をお読みください。
名前
メール
本文
スレッドを上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
 
官能小説 掲示板
官能小説 月間人気
官能小説 最近の人気
作品検索
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。

Copyright © ナンネット All Rights Reserved.