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1:労働食用奴隷はる
投稿者:
千景
春香の家は貧しかった。
父が居らず、母と2つ年下の妹菜穂と3人で、小さなあばら家に住んでいた。 母は働きすぎて身体を壊し、いまは春香が朝早くの新聞配達、学校に行く前と学校から帰っての農作業など懸命に働いていた。 春香は母と妹を愛していた。 自分はいっぱい働いて空腹でも、妹には自分より多く食べさせた。 妹は見た目も可愛いだけでなく、利発で周りの人からも愛されていた。 妹は母と春香の宝物だった。 その妹がもうすぐ中等学校に上がる。 義務教育だが、やはりお金がかかる。 春香も中等学校の生徒だが、お金がないので制服すら着れず、学校では一人だけボロボロの古着を着て惨めな思いをしていた。 菜穂が特別な奨学金を受けられる可能性がある、と言う話を春香の家がある地区を担当する小役人が持ってきた。 最後は中央政府から来る偉いお役人が決めるそうだ。 でも、既にあちらこちらからコネや賄賂等の話もある。 「それでは、とても菜穂は受けられないですね..。」 春香は諦めかけた。 しかし、小役人はこう言った。 「その方はまだ思春期の女の子がお好きだそうだ。」 それは、春香に「可愛い菜穂のために、自分の身体を犠牲にしろ」と言うことだった。 「でも、私のような不細工でがさつな女の子なんか...」 春香は、自分が痩せて、農作業で肌も荒れて、日に焼けて色黒で、普通の家庭の女の子と比べられないくらいみっともないことを自覚していた。 「それが、その方はこれまでも、貧しい家の娘を何人も都に連れて帰ってるらしい。」 「偉い地位にある方が、卑しい身分の女の子を好むこともたまにはある。」 小役人は重ねて春香を説得した。 この小役人は基本は悪人ではなかった。 ここで春香が高級役人の目に止まり、都に連れていってもらうことになれば、妹の菜穂に奨学金が出るだけでなく、母親も幾らかまとまった金がもらえるだろう。 連れていかれる春香も、もしかしたらお気に入りとなり、贅沢な暮らしができるかもしれない。 少ないても、今のような食うや食わずの生活からは逃れられるはず。 そして何よりも、そんな女の子を世話した自分自身も評価してもらえて、出世できる。 そう考えてのことだった。 春香は自分を高級役人に差し出すことを承知した。 母は強く止めた。 妹の菜穂も「私のために、お姉ちゃんがそんなことしないで..」と泣いた。 しかし春香の気持ちは変わらなかった。 数週間が過ぎ、いよいよ高級役人が来る時が来た。 あの小役人が来て、春香だけを家の外に呼び出してこう言った。 「あの方のところに行く件だが、やはり止めた方が良い。」 春香は、やはり競争相手が多く私みたいなみすぼらしい女の子では駄目なんだ..と思った。 しかし、小役人の話は違っていた。 「あの方は、年端も行かない女の子を、痛め付けるのがお好きだそうだ..。」 「あの方から都に連れていかれた女の子で、家に帰ってきたのは殆どいないらしい。」 そう小役人は春香に告げた。 「この地区であの方のところに行く話になっているのはお前だけだから、絶対に選ばれる。 しかし、そしたらお前は酷い目に会うことになる。」 さらに声を小さくして、こうも言った。 「あの方は、自分が楽しんだ後、女の子を外国に奴隷として売ってしまうこともあるらしい..」 都の高級役人なら、そんなことも出来るかもしれない。 春香は、自分が裸にされて、鞭で打たれ、男から犯され、檻に入れられ、船に積まれて売られ、外国で惨めに死ぬことを想像した。 そして小役人に言った。 「私、その方のところに行きます。だから妹をお願いします。」 あばら家の戸口のところで聞き耳を立てていた母と妹が、泣きながら飛び出してきた。 「お姉ちゃん、やめて!お願いだからやめて!」 「春香、止めておくれ。お前を外国で独りで死なせたりできないよ!」 二人は必死に春香を止めた。 しかし春香の決心は変わらなかった。
2021/03/30 05:06:57(MTUkLXrH)
投稿者:
千景
殿様が身を引き、はるとの間に距離を取った。ヒュン!
鞭を空振りする音がした。 『ああ、始まるんだ。 きっと私の身体、ズタズタにされるんだ。』 空気が鳴り、はるの脇腹の皮膚が裂けた。 殿様の鞭は、連続してはるの柔らかな肌を襲った。 背中、胸、脇腹、腹、下腹、尻、太股! 鞭の先端は太股に巻き付き、柔らかな内股まで赤い線が付いた。 胸の一番繊細な乳首も直撃された。 逃げようにも逃げられない。 吊られたはるの身体は、ぐるぐると回転した。 しばらくして、殿様の手が止まった。 はるの身体の回転も止まり、正面に殿様の身体があった。 『殿様、息を整えておられるみたい..。』 普通の少女なら、そんな事など考えるゆとりは無かっただろう。 それだけ、はるは特別だったのかもしれない。 また鞭が飛ぶ音がして、逆さに吊られて上を向いてるはるの股間、割れ目を鞭が直撃した。 はるは、自分の身体が激しくのけ反ったのは覚えている。 その後、意識に空白があった。 『これが、気絶なの..? 私、悲鳴を上げたのかしら?』 そう思ったと同時に 「今ので何発目かわかるか?」 と殿様の声が聞こえた。 「55回目でございます。」 はる自身が驚いたことに、はるは殿様の質問に答えることが出来た。 また殿様の声がする。 「大したものだな。 悲鳴も上げずに、ちゃんと打たれた回数まで数えていたか。」 どうやら、気を失ったのはほんの瞬間で、悲鳴を上げずに済んだらしい。 「下ろしてやれ。 いや、その前にリングを着けよ。 その後で夜伽を命じる。」 二人の召し使いが最敬礼するのが、逆さの視界の隅に見えた。 年上の召し使いが、手に尖った錐のような物を持って近づいてくる。 膝を折って座ると姿勢を低くし、はるの顔を覗き込んだ。 「まだ気を抜いてはだめ。 これから左の乳首に穴を開けて、金のリングを通す。」 はるの左の小さな乳首は、鞭の直撃を受けて皮膚が裂け血が出ていた。 それにも関わらず、召し使いは高濃度のアルコールで周囲を消毒した。 はるは、跳び跳ねるようにのけ反ったが、必死に悲鳴をこらえた。 召し使いは、はるの息が整うまで、錐を乳首に突き立てるのを待ってくれた。 若い召し使いが、はるの身体を揺れないように押さえ、年上の召し使いが鋭い錐の先端をはるの乳首に当てている。 「刺すよ。」 年上の召し使いが、そう告げた。 これまで彼女が乳首に穴を開けた少女の殆どは、穴を開けられると告げると、諦めてはいるものの、やはりやめて欲しいと言うかのように、ふるふると顔を振り、泣きそうな顔をしたものだった。 それを見ながら、「私は悪魔だから..」と自分に言い聞かせながら、彼女は少女達の乳首を刺してきた。 このはると名付けられた少女も、自分の乳首に付けられたリングを見るたびに、私を怨むのだろう。 そう思って、今一度はるの顔を見た。 はるの顔は泣いてはいなかった。 固くはあるが、微笑んだのだ。 そして吊られて逆さになった顔を上に向け、自分の乳首に当てられた錐をしっかりと見た。 召し使いが手に力を込め、錐がはるの乳首を貫いた時も、目を閉じることなく見続けた。 わざと苦痛を与えるためのリングを嵌めるには、錐を乳首に貫通させただけではなく、その錐をグリグリと回転させては抜き取り、また貫くのを繰り返すと言う野蛮な方法が取られている。 殿様は、その時に流れる少女の苦痛の叫びがお気に入りだった。 鞭に耐えた者でも、これで叫ばない者はいなかった。 だから、乳首貫通の拷問で叫ぶ少女に対しては、お気に入りのおもちゃとして、寛大に扱ったつもりである。 悲鳴を上げたからと言って、すぐに屠殺処分にすることはしなかった。 このはると言う家畜は、どの程度叫ぶであろうか? 殿様は非常に興味深かった。 しかし、
21/04/01 22:05
(FFWHf.8S)
投稿者:
千景
はるの絶叫は聞こえなかった。
「ぐっ!ううっ!」「うーっ!」 噛み締めたような声が、はるの唇の脇から漏れはしたが、悲鳴ではなかった。 すでにはるの乳首からは大量の血が流れ、召し使いの手を濡らし、はるの首から顔まで流れ落ちている。 「完全に開きました。錐を抜いてもよろしいでしょうか?」 召し使いは殿様にお伺いをたてた。 錐で貫かれるのも痛いが、錐が肉体の中に入って時間が経つと肉が収縮して錐に絡み抜けにくくなる。 それを引き抜くのも、大変な苦痛を与えることになる。 殿様は膝を曲げ、はるの顔を覗き込んだ。 はるの目は、薄くではあるが開いている。 まだちゃんと意識があり、苦痛のための発狂もしてないようだ。 しかし、そろそろ限界かもしれない。 さんざん少女達を拷問してきた殿様は、経験からそう感じた。 もう一回激しい苦痛を与えたら、精神が壊れて廃人になるだろう。 このはると言う家畜を拷問するのは、かなり面白かった。 今日一度だけで終わらせるのは惜しい。 まだはるの心は壊さないでおきたい。 そのような時は、適当な褒美をちらつかせるのが良い。 「この者に、何か褒美が欲しいか聞いてみよ。」 殿様は年上の召し使いに命じた。 召し使いは、自分の顔をはるの顔に近づけて聞く。 「これに耐えたら、殿様が褒美をくださる。 何が良い?」 はるの精神は、まだ正常ではあったが、意識が途切れ途切れになりかけていた。 「お母さんに..」 はるは小さく呟くように言った。 召し使いが更に聞く。 「母がどうした? 会いたいのか?」 はるはふるふると顔を横に振り、小さな声で答えた。 「私が死んだら、それを伝えてくれますか..」 このような褒美を求めた少女はなかった。 「この者、死ぬ覚悟をしてるらしい。」 そう思った殿様は、即答した。 「よかろう。」 そして召し使いに目で、錐を抜けと合図した。 錐は一気に抜かれた。 はるは持ちこたえた。 悲鳴は上がらなかった。 気も失っていない。 「幼いのに、見事なものだな。」 殿様も感心したように言った。 「よかろう。 よく耐えた。 今日はこれまでだ。 下ろしてやれ。」 見下ろす殿様に、はるが弱々しく返事をした。 「ありがとう..、ございます..」 召し使いが、急いで鎖を緩めてはるの身体を床に下ろすよう男性達に指示した。
21/04/02 05:34
(1OWZr1KX)
投稿者:
千景
床に下ろされたはるの身体を、二人の召し使いが拭き清め、出血を止める軟膏を塗った。
無惨に穴を開けられた左の乳首に、銀色のリングが嵌められている。 殿様の寝室には、ま一人では歩けず、また手押し車に乗せられて運ばれた。 家畜は人間のように、ベッドや寝床で飼い主のお情けを受けることは出ない。 はるは上半身をテーブルにうつ伏せにさせられ、両手首をテーブルに付いている革の手錠に固定された。 尻から犯される姿勢だ。 隣の部屋から、殿様がお出でになる気配がした。 硬い靴ではなく、柔らかなスリッパの低い音が近づき、はるの背後に立った。 大きな男の手が、はるの傷だらけの尻に触れた。 殿様ははるの尻や太股の傷を撫で、次いで両手ではるの腰を掴んだ。 「ふーむ。」 殿様がまた感心したように言った。 「改めて見ると、お前の身体は本当に細いのだな。」 とてもまだ男を受け入れる身体になっていない。 これまでも、はるの様に拷問には耐えたが、大きな一物で犯されて、激しい裂傷で使い物にならなくなり、自ら屠殺を望んだ少女がいた。 「この者、あの時の少女に似ておるな..。」 そう思いながら、殿様は腰を掴んでいた両手に移動させ、今度ははるの尻から下の割れ目を、ぐいっと割り裂こうとした。 はるのまだ小さくこりこりした尻の下あたり、まだ未発達割れ目からは、小陰唇もはみ出していない。 しかし、先程の鞭の直撃で、周囲の低い土手にあたる白い肌が、痛々しく赤く腫れていた。 その腫れた土手を指で左右に広げ、内側の殆ど普段光に当たらない白い粘膜部分を調べる。 殿様は驚いた。 「この者、これほど幼く、あれだけの拷問を受けたのに...」 はるの小さな性器、膣の入り口付近には、おりものや尿とは明らかに違う粘液が、キラキラと光を受けて輝いていた。 殿様は、その粘液を指ですくい、糸を引くのを確かめた。 一度はるの後ろから離れ、はるが固定されているテーブルの反対側に回る。 テーブルに顔を付けたはるの目の前に、殿様は粘液の着いた指を突きつけた。 「これは何だ? お前、感じておるのか?」 感じていると言われても、はるも初めての経験であり、本当のことは分からない。 でも、多分そうなんだろう。 私が殿様に対して、身分不相応にも、いやらしい感じを抱いてしまったから..。 これで、また私は拷問を受けるんだわ..。 とんでもない淫乱で無礼な家畜だって。 そして、屠殺されて..。 でも、殿様はご褒美に、私が屠殺されたらお母さんに伝えてくださる筈..。 はるの心の中では、美しく逞しい殿様から死を賜る甘美な想像が渦巻いていた。
21/04/02 17:21
(1OWZr1KX)
投稿者:
千景
作者の妄想M女です。
リアル経験はありません。 勝手に妄想を書いてます。 世界観としては、中央集権的で未だに貴族と平民が分かれ、平民には一応の人権はあるけど、登場する殿様みたいに半分公然とそれを無視する人もいます。 理不尽に責められても、健気に耐える少女が好きです。 責められてウフン、アハンって淫らに感じちゃう女の子は嫌い。 はるは私の憧れ的な女の子です。
21/04/02 17:27
(1OWZr1KX)
投稿者:
千景
殿様ははるの尻の割れ目に、再び一物をあてがった。
「この娘、身体は痩せて冷たいのに、ここは熱くなっておる。」 殿様は腰をぐぐっと前に動かした。 はるが向こう向きのはるの口から、 「あ、ああ..」 とため息とも、痛みを訴えてるとも思える僅かな声がした。 熱い肉体に入りかけていた一物が、かなり硬い障壁に阻まれる。 「処女であることは間違いなかったか。 しかし、耐えきれるであろうか..。」 これまで自分の性器で何人かの少女が酷い傷を負い、苦痛を味わい、中には死んだものもいた。 「この娘はちょっと惜しい気もするが...」 そう思いながらも、殿様は腰を進めた。 はるのか細い全身の筋肉が緊張し、はるは両手首をテーブルに拘束されてるにも関わらず、背中を仰け反らせるようにし、顔を上に向けた。 本当なら、喉の奥から断末魔の悲鳴をあげているのではないか? 殿様の硬い性器も、はるの狭い肉の隙間に強く挟まれた上に、前を肉の壁で遮られて、軽く腰を前後するだけでは動けないほどだった。 「はると言ったな、覚悟は良いか?」 殿様はいよいよ最後の障壁を破るつもりになり、はるに声を掛けた。 先程から、悲鳴ではないが、苦痛を堪えようとするような息づかいが小さく小さく聞こえている。 殿様がはるの幼い性器を突き破ろるため、一度腰を引き、一気に身体ごと一物を前人気進めた。 それまで遮られていた部分が破壊され、奥まで一気に突破する感覚が分かった。 はるの身体は、跳ねるように痙攣した。 直ぐに殿様の平均より遥かに巨大な一物は、小さなはるの体内に全て埋没していた。 しかし、悲鳴は上がらなかった。 殿様は貫いた一物を奥まで突き刺した状態で動きを止め、はるの反応、例えば苦痛の呻き声、泣き叫ぶ声、苦痛を与えた者を恨む言葉、錯乱した喚き声、等が聞こえないかと耳をすませた。 しばらく静けさが続く。 もうはるは死んでいるのではないか? そう思ったが、殿様が少し身体を動かすと、はるの身体も身動ぎした。 その時に生じた性器への快感に、殿様は今していることの意味を改めて感じ、激しく腰を動かし始めた。 すごい狭い肉ではないか..。 それなのに、わが一物を動かすのに摩擦が少なく感じる。 大量の出血で、血が潤滑剤となっているのか? そう思いながらも、激しく腰を動かし続けた。 そして..、射精した。 射精が終わっても、いつものように直ぐに抜き取るのが惜しいような気がした。 一物は射精にも関わらず、はるの狭い肉の中で未だに硬さを持続している。 二十歳代のころは、いつもこうだった。 殿様にとって、それは嬉しいことだった。 「今一度、このままするぞ!」 殿様は再び激しく腰を振った。 2度目の射精は、1度目より時間が掛かった上に、腰の振り方も単純に前後するだけでなく、複雑に動かしたり、少しの間停止させ、ぐったりなったはるの心身が僅かの休息に緊張を解いた瞬間に再び激しく責める等、まるで熟年の既婚女性を責めるかのような方法まで行った。 しかし、先程まで処女であった13歳の少女が、熟年既婚女性のような性的快感を得られる筈もない。 それまでの拷問による体力の消耗もあり、殿様が2度目の射精をした時、はるの身体は動かなくなっていた。 殿様が一物をはるの身体から引き抜いた瞬間、はるの足から完全に力が抜け、全身が身動ぎしなくなった。 呼吸もしているのか分からない。 引き抜かれた殿様の一物を、若い召し使いが温かい濡れタオルで清める。 殿様は血が流れるはるの股間と太股を見ながら、年上の召し使いにはるの様子を見るように言った。 年上の召し使いがテーブルにうつ伏してるはるの顔を覗き込む。 はるが小さく、ケホッケホッと咳き込むような声をたてた。 年上の召し使いが顔を上げて殿様の方を見た。 「どんな様子か?」 殿様の質問に、召し使いは答えた。 「殿様のお情けに上手く応えられず、申し訳ありません。そう申しましたが、今は失神しております。 命には別状ないと思われます。」 殿様は、良い玩具を手に入れたことに満足した。 その翌日から、殿様はその地方での歴年の政治問題を水際だった手段で次々と解決し、1週間で任務を終えた。 都に帰る殿様の列の中には、全身に傷痕を残しながらも、徒歩で荷物を背負って歩くはるの姿があった。 警備の列の向こうに、母、妹、それにあの優しかった小役人の姿が見える。 小役人が、顔見知りの警備士に頼み込んで列に近づき、喧騒の中ではるに大声で伝えてくれた。 「妹は上の学校に行けるぞ! 公営の家に入れることになったし、年金ももらえることになったぞ! 親孝行なお前のおかげだ!」 家畜のはるに、止まって人と話すことは許されていない。 どんどん遠ざかるはるに、小役人は言った。 「はる、お母さんのところに帰ってくるんだぞ!」
21/04/04 20:11
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投稿者:
千景
都への旅は遠く、辛かった。
殿様やお付きの人達は、馬車や馬に乗って移動するが、家畜は雨や風の中でも道を歩かされた。 夜の泊まりも、倉庫や文字通り家畜小屋に寝ることもあった。 肩に担ぐ荷物は重く、道中は勝手に休むことも許されない。 喉が渇く..。水瓶座欲しい..。 そんな時に、道の脇に流れる小さな流れの水を飲もうと列を離れた家畜の少女が一人、馬に乗った家畜の管理が仕事の家臣から見つかり、激しく鞭打たれた。 しかも殿様に報告され、その夜は旅に同行している多くの男性家臣全員の玩具にせよとの罰を受けた。 翌朝、その少女は太股に血を流しながら痛々しく歩き始めたが、道半ばの家もなく乾いた荒れ地で座り込み、動けなくなった。 はるはその少女に、荷物を担いであげるから頑張って、と声を掛けたが、その少女はしくしく泣くばかりで座ったまま動かなかった。 結局、はるは自分のとその少女の二人分の荷物を背負い、後からその少女が列に追い付いてくることを願ってたが、その夜少女は宿営地には辿り着かなかった。 しかし、はるはやっと与えられた食事を前にして、年上の召し使いに呼び出された。 「お前は誰に言われてあの家畜の荷物を担いだ?」 怒っている口調だった。 はるは土下座して謝った。 「勝手なことをいたしました。 申し訳ありません。」 召し使いは、 「家畜が勝手なことをして、お前が自分で潰れてしまったら、殿様から私達が罰を受ける!」 そう言うと、はるを立たせ、その頬を数回平手打ちした後、 「二度とこのような事をしてはならない。」 と言うと家畜の寝床に戻らせた。 はるが戻ると、はるが受け取って置いていた食事は何者が奪い去っていた。 奴隷や家畜がお互いに助け合うなどと言うことは、ゆとりのある環境で温情ある主人から飼われている場合が殆どだ。 ぎりぎりの生活をさせられている家畜達は、自分より弱い新入りのはるの食料を奪うことを躊躇わなかった。 はるは何も言わなかった。 水だけ飲んで、ぼろぼろの毛布にくるまった。 くたくたに疲れていたが、空腹で眠れなかった。 毛布にくるまっても、身体もなかなか温まらなかった。 薄くても温かな母のスープが懐かしかった。 涙が出そうになった時に、また別の女奴隷がはるを呼びに来て、小屋の外で荒い布の包みを渡した。 「上の召し使い様が、今日脱落した家畜の分のパンが無駄になった、と怒って、これをお前のところに持って行くように言われた。」 と伝えられた。 包みの中は、一人分のポロポロした硬いパンだった。 召し使いは、新入りの生活がどんなに過酷なのか、自分も経験していたのだ。 甘えさせる訳ではない。 家畜の管理をするために、必要なのだ。 翌朝殿様は召し使いから、 新規に購入した若い家畜が一人脱落、多分死亡。 との報告を受けた時に、それがお気に入りになりかけていたはるではないことを聞くと、 「使い潰したか。早かったな。」 と、その家畜については軽く言っただけだった。 続けて殿様から、 「はるはまだ生きているな?」 と聞かれて、上の召し使いは昨日のことを全て報告すべきか、と僅かに迷ったが、次のように報告した。 「はるは、倒れた家畜の事について、命令も待たずに出すぎたことをいたしましたので、夜にに頬を少々打って叱っております。」 殿様は 「良かろう。」 と上機嫌で言われた。
21/04/05 12:15
(7QUF38/X)
投稿者:
千景
旅は殿様以外の家臣、奴隷、家畜達にとって、辛く長かった。
都にはあと数日、となれば辛さももうすぐ終わると言う新たな元気も出てくるだろうが、都に着く予定はまだ1か月先だった。 一行は新たな都市に数日滞在した。 殿様は不機嫌だった。 その都市でも、殿様は都からの特命高等役人として、以前からの懸案事項について判断し決定を下す予定であった。 前もっての連絡にも関わらず、その都市の地方役人は必要な下準備をしていなかった。 それだけでは無い。 献上されてきた少女は数人いたが、全く殿様の好みに合わなかった。 身の程知らずの希望ばかり抱き、現実を知らされて泣きわめく者ばかりだった。 献上してきたのは、叩けば埃が出る手合いのそれなりの身分のある者だったが、殿様はその者に容赦はしなかった。 一度は献上された少女も、殿様のお泊まり所から叩き出された。 もっとも、少女達にしてみればそれの方が幸せだった。 殿様が不機嫌なら、それは順に下に伝わってくる。 上級家臣は下級家臣に、下級家臣は奴隷に、奴隷は家畜に、家畜の中でも古株ははるのような新入りにと辛く当たった。 殿様のお近くに仕える二人の召し使いが、密談をしている。 「ドライ様..」 「フュンフ、言いたい事は分かっている..。」 年上の召し使いは、殿様にとって3人目の役に立つ召し使いだった。 年下の召し使いは4人目。 アイン、つまり1人目と、ツバイ、2人目は既にいない。 アインは病死。 高熱に犯されながら、豪雨の中で殿様のお帰りを奴隷、家畜をまとめてお迎えした後、殿様の濡れた身体を高熱で火照った身体で温めるように命じられ、その後直ぐに亡くなった。 23歳。 ツバイは自死。 殿様がお客様と雑談中に、お客様が「お主の家臣どもの中で、本当にお主のために命を捨てる者などおらぬだろう。」と言われた場に居合わせ、殿様が「その者は、死ぬぞ!」と言ったため、その場で頸動脈を自分で切断して死亡。 21歳。 ツバイが死んだ時にドライはまだ15歳。 それ以前からツバイの手伝いをしており、かつ殿様のお気に入りだったことから、召し使いの先任となっている。 現在22歳。 フュンフは現在18歳。 ドライと二人で殿様のご寵愛を争っている、仲が悪い、と噂されるが、実際は自分がドライと比べて、まだまだ能力が低いことを自覚しており、常にドライを立てているし、どうしてもドライに返せない負い目があった。 「はるを、殿様に..」 「旅はまだ長い。 殿様の一夜を過ごして、もし翌日から出発となった場合、はるは耐えられるだろうか..」 「しかし、もはや殿様もご辛抱が..。 今のこの集団に、殿様にご満足頂ける者はおりません。」 「私達でも..、だめであろうか..。」 「ドライ様、私はともかく、貴女様の身に何かあったら、この集団は動けません。 それに、殿様の好みは、既に年若く幼い者に移っております。」 「だが...、はるは..」 「あと一つ、役に立たない古い家畜どもが、はるを潰しかねません。」 「分かった。 殿様もはるが気にいられた様子。 都まで崩さずに連れて行かれることを祈ろう。」 次の日、はるは二人の召し使いに呼ばれ、夜に殿様のお伽をすることを命じられた。 ドライとフュンフ、二人の召し使いに連れられて、殿様のお部屋へと進む。 今夜のはるは、肌が透けて見える薄い一枚の布を身体にまとっていた。 その布を通して、左の乳首に嵌められた銀のリングが見えた。 ドライもフュンフも、不思議に思ったことがある。 殿様の部屋に連れて行かれるのに、はるは震えていない。 はる達の到着を、警護士が殿様にお伝えする僅かの時間に、フュンフははるに聞いた。 「お前は、恐くないのか?」 はるは答えた。 「殿様が、私が死んだらお母さんに伝えてくださると約束してくださったから..、恐くはありません。」 その答えを聞いて、ドライは深いため息をついた。 殿様は、既に寛いだガウン姿だった。 「はる。そなた、先日ドライに叱られたそうだな。」 はるは床に土下座し、お答えした。 「申し訳ございませんでした。 まことに勝手なことをいたしました。」 殿様は面白そうに聞いた。 「友が苦しんでいるのを助けたかったか? 人間らしい思いやりをしたかったか?」 はるは、小さな、本当に小さな声でお答えした。 「その時は、まだ..、自分が人間だと..勘違いしておりました...。」 「今は、どうだ?」 「この身は、殿様の物でございます。 自分で勝手なことは、こらからはいたしません。」 殿様は片手に持った酒のグラスをゆっくり回しながら、こう言った。 「実は余は、か弱い女の子同士が助け合う姿見るのは、嫌いではない。」 そうして、後ろに控えていた二人の召し使いに言った。 「お前達、見せてやれ。」 するとドライ、フュンフは着ていたメイド服を脱ぎ始めた。 紺色のワンピースを脱ぎ、ブラウスを脱ぎ、スリップを脱いだ。 はるは、息を飲んだ。 ドライは右、フュンフは左の乳房が無かった。 先天的なものではない。 鋭利な刃物で切断された痕があった。 「以前、人肉を食する文化を持つ民族から客人があってな..」 殿様が話して始めた。 その客人に、家畜の一人の乳房を切断して料理することとなった。 殿様は当時まだ下層の家畜で、15歳だが乳房の美しいフュンフを選んだ。 「お前、今晩乳房を切り取って料理する。」 フュンフは利発で我慢強い少女だった。 殿様の命令に、「畏まりました。」と答え、身を清めるためにシャワーを浴びた。 シャワーの音で周囲には聞こえないと思ったのだろう、フュンフは泣いた。 そして、 「乳房を切り取られたら、そのまま屠殺してもらえるようにお願いしよう。」 と決めるとシャワー室から出て、自分が料理される部屋へと向かった。 そこにドライがいた。 殿様に、 「フュンフに代わって私の乳房でお客様をおもてなし下さい」 とお願いしていた。 殿様への要求は、けっして許される行為ではない。 しかし、その時の殿様は寛大だった。 フュンフの左乳房、ドライの右乳房を切り取ることで二人を許した。 それどころか、それ以来フュンフをもドライに次ぐ地位に着けたのだった。 「切断した乳房は、二人の見ている前で調理したよ。 客人も大変喜んだ。」 そう話した殿様は、大変機嫌が良くなっていた。
21/04/05 22:32
(7QUF38/X)
投稿者:
千景
床に正座して話を聞いていたはるは、あろうことか、自分の股間か熱く濡れきているのに気がついた。
殿様のご命令で、この身を切り取られ、料理されて食される..。 それを思うと、はるは恍惚となりかけた。 「おやっ、そちはこんな話を聞いても恐がらぬのか?」 ますます殿様は面白そうだった。 「あの時は、余はドライの乳首を食した。 なかなか良い味、歯応えであった。」 ドライはふーっとため息をついた。 今は無い乳房、乳首が興奮で膨らみ、硬くなるかのような錯覚までした。 フュンフは、目下の者からはドライ様と違って冷酷で恐ろしい、感情がない、と言われている。 しかし、今殿様が直々にあの時の話をするのを聞いて、自然に目頭が熱くなった。 殿様が、そのフュンフの方を向くと 「またあの客人が来たら、もう片方の乳房をご馳走するかな?」 と聞いた。 フュンフは答えた。 「もし、許されますならば..、乳房だけではなく、この身を全て食して頂きたく..。」 殿様は今度はドライに聞く。 「それではそちの相棒がおらぬようになるな。」 ドライは感情の籠らぬ声になるように努力して答えた。 「畏れながら、フュンフはまだ若く美しく、しかも利発。 それに対し、私はすでに盛りを越えました。 一度は殿様のご寵愛を頂いた身が、老いさらばえるのは辛ろうございます。」 「つまりは、フュンフではなく自分を食してくれ、と言うことか?」 「畏れいります。」 面白がっている殿様の声だけが明るく、あとの二人の声は一切の感情を込めない冷たい口調にと努めてはいるが、膝まずいて聞いているはるは、天使同士が話しているかのような尊さを感じた。 殿様がドライとフュンフを側に来らせ、片方づつの乳首を摘まみ弄った。 「その方らの乳首を触るのも久しぶりだが..」 二人は冷静な表情を保って直立している。 殿様がドライの乳首を強くつねった。 ドライの表情は変わらない。 しかし殿様は 「ほう、やはりまだ硬くなるではないか!」 と言うと、今度はフュンフの乳首を噛んだ。 一度強く噛んで口を離すと 「どうだ、このまま余が噛み千切ってやろうか?」 と言い、再び強く噛み始めた。 フュンフの目から涙が落ち、冷たい表情が溶けかけて恍惚となってきている。 しばらく片方だけのフュンフの乳首を噛んだ後、殿様は二人に命じた。 「余が許す。ここで二人で楽しむがよい。」 二人は殿様のベッドからやや離れた床に下がり 、そこで殿様に深く一礼すると、お互いの下半身を覆っていた布地を脱がせ、そして抱き合いキスを交わした。 床に倒れ、お互いの腕を相手の背中に回し、硬く抱き締め、まさぐり会う。 二人の仲は、もともと演技から始まった。 殿様から、レズビアンをせよ、と命じられて、殿様の前で奴隷の義務として演技を披露していた。 それが数年しての今は、心から相手の身体が欲しいと思う。 しかし、殿様の所有物である自分達は、勝手に殿様以外の者に好意を抱き、ましてや肉体的な快感を求めようなどはしてはならないことである。 事実二人が密かに抱き合ったことは、一度もなかった。 それが今は、殿様から許されて、大好きなあの人と抱き合える。 畏れ多く勿体ないこと、と思いながら、二人は硬い床の上で、激しく求めあった。 それを見ながら、殿様ははるを側に呼びつけた。 ガウンの裾を捲って一物を出し、それをはるに口で慰めるように命じる。 はるは、小さな口を開け、分からないながらも必死に唇と舌を使って殿様をお慰めした。 床の二人は、殿様が見てくださっているのを意識しながらだったが、感情も高まっていた。 時々小声だが、お互いの名前を呼ぶ。 殿様にしてみれば、いつも冷静で鋭利な二人が、このような生々しい姿になるのを見れるのは自分の前だけだと言う満足感も味わえた。 二人の喘ぎとうわ言が聞こえる。 「お姉さま、だめ..、一人で死なないで..」 「フュンフ、貴女もなの..?」 「どうか、どうか一緒に..」 「そうね、一緒に..、殿様のために...」 はるは自分の口の中の殿様が、さらに巨大化し逞しくなったように思えた。 何度かはるの歯が殿様の一物に当たった。 「ああ、許されないことだわ..」 しかし、はるは殿様から受けるであろう罰を恐れるより、ドライとフュンフの妙なる喘ぎと呟きのように、殿様が甘美な死を与えてくれることを思い、萎縮することなく殿様が快楽に浸れるように努力した。 殿様の射精を受け、それを勿体ないことと感じながら、全てを飲み下した。 さらに習ってもいないのに、やや硬さを弱めた殿様の一物を、自分の舌で清めることも出来た。 気がつくと、床の二人は行為を終え、床に並んで正座し、はるが殿様の一物をお世話しているのを見守っていた。 殿様が「もう、良い」とはるを退けると、二人は深々と土下座した。 「お見苦しいものをお見せして、申し訳ございません..。」 立ち上がった殿様は満足げであった。 「たまには、このような趣向も良いな。」 まるで子犬の頭を撫でるかのように、はるの頭を撫でると 「そちは不思議なやつだな。 余を口で満足させた者は少ない。」 と言った。 そしてまた二人に向かい 「余は今晩はもう荒れないと思うぞ。 ごく普通の奴隷、家畜で良い。 二人ほど連れてまいれ。」 と命じた。
21/04/06 06:30
(TMXmrzWh)
投稿者:
千景
代わりの奴隷を殿様の御前に連れて行き、二人の召し使いは控えの部屋に下がった。
部屋には、はるがじっと正座したままだった。 「お前は、今日はよく努めた。 朝まで休め。」 フィンフが声を掛けると、はるは土下座の礼をしたが、顔を床に着けたまま上げずに、小さく身体を震わせだした。 「どうした?具合でも悪くなったか?」 フィンフの問に、はるは顔を伏せたまま答えた。 「勿体..、なくて..。殿様にも、お二人にも..」 はるは、啜り泣いていた。 はるにとって、本当に殿様が神、ドライのフィンフの二人は天使に思えた。 本当に神々しく美しい姿を見せていただいた。 はるは過酷な運命の中でも、感じやすい少女には変わりなかった。 ドライが立ち上がって、土下座するはるの前に立った。 「お前は間違っている。」 いつもの冷静、鋭利な口調だった。 「お前が勿体ないと思うのは、殿様だけの筈。 私もフィンフも、殿様のおもちゃであり、食べ物になる家畜に過ぎない。」 利口なはるは、ドライの言葉の意味は理解できた。 「申し訳ございません。」 ドライは冷たく言った。 「フィンフ、罰を与えよ。」 命じられたフィンフは、はるを立たせると、本当に数回平手打ちした。 さらに薄い胸も打った後、リングの着いていない右の乳首をつねりあげた。 はるの顔が苦痛で歪んだが、見ていたドライには、はるの身体の奥に何かが疼いているのを感じ取れた。 「この娘、心だけでなく、身体もか...」 ドライは、このはると言う少女に、殿様の代理の管理者として以上の感情を持たぬようにと、 自分に言い聞かせた。 はるへの特別な感情を周囲に知られたら、他の奴隷、家畜への影響もある。 はるは、利口な娘だ。 今晩の事を他の奴隷、家畜に話すようなことはないだろう。 しかし、ドライが本当に恐れているのは、 「やがては、殿様のご意志で、私の手ではるの乳房を切り取らねばならないかもしれない..。 この時に、はるに情が移っていたら..」 それが恐かったのだ。
21/04/07 05:54
(MPm833JI)
投稿者:
千景
殿様の一行は、2ヶ月の旅を終えて都に到着した。
殿様は政務報告に向かわれ、あとの家臣、奴隷、家畜は荷物整理など雑用に追われる。 はるは都が初めてだ。 旅先では殿様のお伽をする機会もあったが、都ではどうなるのだろう? 古株の話では、殆どの家畜は殿様の所有する農場に送られるらしい。 家の中の仕事をさせてもらえるかは、その農場での働き具合による。 真面目に働くか?手抜きをしてないか?乏しい食事や待遇に仲間同士で不満を言ったりしないか? そのような選抜もあるが、一番の目的は 「お前達は家畜として働く存在だ。」 と言うことを骨身に滲みて覚えさせるためだった。 これまでの旅では、周囲に民衆の目があった。 だから家畜も最低限の衣服を貸し与えられていた。 しかし、農場では家畜は動物として扱われる。 都の市街地からほぼ1日行程の場所に殿様の農場はあった。 到着すると直ぐに貸し与えられた衣服、履き物は取り上げられる。 その際に、扱いが悪く服が破れたままになっていたりしたら、その場で係の古株の奴隷から鞭打たれた。 係の古株の奴隷は、新入りが来たら虐めるくらいしか楽しみはない。 何も分からなくておろおろしてる田舎の少女を、怒鳴りつけ、鞭打ち、蹴り倒して、まだ柔らかい肌を土まみれにしてやるのだ。 はるは、殿様から借していただいた衣服を、僅かな時間でもあったら丁寧に繕い、自分の飲み水を減らしても洗濯してきたつもりだった。 しかし、係の奴隷は最初から怒鳴り付けるつもりで待ち受けている。 「なんだい?こんなに生地を痛めてしまって! お前なんかに服を着せてくださる殿様に、申し訳ないとは思わないのかい?」 もともと擦りきれて薄くなった服地である。 はるは、旅の間に覚えたとおりの思考、対応をした。 「そのとおりでございます。申し訳ございません。」 落ち着いた声で謝り、深々と古株の女奴隷に頭を下げた。 前の少女がおたおたしていたのに対して、あまりの落ち着きに、古株の女奴隷の方が驚いたようだった。 それでも気を取り直して鞭を振るって言った。 「さあ、早く脱いでしまいな!」 はるは、脱いだ。 脱いできれいに畳み、それを両手に捧げもつようにして、古株の女奴隷に差し出した。 女奴隷は、また驚き言葉が止まった。 痩せて小さなはるの肌には、すでにいくつもの鞭の痕がつき、左の乳首には銀のリングが嵌まっていたのに気がついたのだ。
21/04/07 18:52
(MPm833JI)
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