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どれくらい時間が経ったのでしょう。鈴はベッドの上で目を覚ましました。
体を起こすとあちこち痛みます。男性の姿はありませんでした。 体の痺れはもう残っていないようで、動かすことができました。 早くここから逃げなきゃ…! 急いでベッドから降り、一歩踏み出しました。 とろりと足の間に温かな液体が零れました。 それは大量に注がれた男性の精液でした。 こんな、こんなことって… 泣き出したくなるのを堪えて、鈴は走り出しました。 南へ南へと進んでいたつもりでしたが、はたと足を止めました。 そういえば、おかしいのです。 鈴はあの帽子の男性に犯され、その後ベッドで眠っていました。多分、すごく深い眠りにつき、随分時間が経っているはずなのです。 なのに、太陽の位置が変わっていませんでした。 南って、こっちのはず…? 赤い屋根の家を背中にして走ってきたから、あっているはず… あれ、あのお家、見つけたときは右にあったっけ?それとも左…? さっと血の気が引きました。 もしかしたら今来た道は、南に向かっていないかもしれない… へなへなとその場に座り込んでしまいました。 知らない場所で、迷子… それも人を、蓮を待たせている… 鈴はあの美しい男性──蓮の優しい眼差しを思い出しました。 一目で好きになったと、あの時はっきりと自覚をしたのです。だからこそ蓮を信用したいのです。きっと蓮は待っていてくれる…助けてくれると言っていた蓮を。蓮に、会いたい。 そうは言っても進む方向が合っているのか、鈴はすっかり自信を失くしてしまいました。どこかで誰かに会っても、またあの帽子の男性のような人だったらいやだし… ふと茂みを見ると丁度休めそうな岩があったので、少し休むことにしました。 影になっていて、ひんやりと気持ちがいいそこで、大きく息を吐きました。 ここは本当にどこだろう。どうしてみんな、あたしのことをアリスと呼ぶのだろう… 分からないことだらけです。 それに… 膝を擦り合わせました。 あの帽子の男性と… 温かい粘着質な液体。 蛇に捏ねまわされた両の乳首。 足の間をステッキで刺激され、あの液体を直接、それも大量に注入され… 「んっ…」 思い出すと体が火照ってしまうのを、いけないことと知りながらも止められません。 鈴はワンピースの裾をきゅっと握りました。 初めてだったのに、知らない人だったのに。 ──気持ちいいと思ってしまったのはきっと、あの可笑しな液体のせい… とろりと蜜が溢れ下着が濡れるのを感じながら、鈴は自分の胸に手を置きました。 蛇の舌は柔らかくて薄くて、それで… 「……いけない、こんなこと…。早く蓮のところに行かなきゃ…」 声に出して自分を制しますが、鈴の手はまるで別の人に操られているようにワンピースの上から胸を弄ります。 慎ましい双丘は先ほど散々までに嬲られ、その感覚をはっきりと覚えていました。すぐに期待した乳首をが悦んで薄いワンピースの生地を持ち上げました。 「はあっ…ああ…」 自分で乳首を摘まみ上げ、捏ねまわし、熱い息を吐きます。 刹那、背後でがさりと音がしました。飛び跳ねんばかりに驚いた鈴は慌てて振り返りました。 「……?」 そこにはさっきと変わらない景色があるばかりです。 ふと我に返った鈴は、暴れる心臓を抑え込むようにワンピースを握り締めました。 こんな恥ずかしい所、誰かに見られては本当に死んでしまいたくなるかもしれない… 火照った頬を両手で包み、はしたないことを…と自己嫌悪に浸ったその瞬間。 「え?っっきゃああああ!!??」 何かに腕を掴まれたと思ったら、あっと言う間に万歳の形で拘束され、小さなその体は宙に浮いてしまいました。 「なにっ!?やだやめて!離して!」 足をブラブラさせて抵抗しましたが、その足すら捉えられてしまいました。 足に絡まったものを見ると、それは木のツタのようでした。 まるで意思を持ったかのようなそのツタは、鈴の細い体にしゅるしゅると巻き付いて、抵抗を一切封じてしまいました。 そうしているうちに、にゅるりと粘着質な液体を纏った花が触手を伸ばしてくるのが視界に入ります。 「なにっ気持ち悪い!やめて!来ないで!」 艶やかな色の触手は何本も伸びてきて、鈴の体に巻き付きます。 太さも長さもまちまちで、しかしどれもびっしょりと液体を纏っていました。 ふわふわのワンピースは簡単に捲り上げられ、自分で弄ったせいで勃起した乳首目掛けて触手が伸びます。 「やめて…ほんとにやめて…」 制止も空しく細い職種は、その長さを活かして乳首を撫で上げました。 ぞわりと背中に鳥肌を立て、自分では到底得ることができなかった激しい快楽に背中を反らせます。 にゅるにゅると滑り、乳首が擦り上げられて鬱蒼とした森に猫の声が響きました。 それとは別の触手が背中からまわり、慎ましい胸の膨らみを強調するように絡みついて締め上げ、下から這ってきた触手は、柔らかくて細いふとももをじっくりと撫で上げて絡まりました。 「んんっ…あっやめっ…!」 すっかり快楽調教されてしまった乳首は、鈴の心とは裏腹に、もっともっとと強請るように更に勃起します。応えるように触手が更に速度を上げて、糸のようなものを吐き出して勃起した乳首をきゅっと締め上げました。 「ふあああ!」 きゅん、きゅん、と引っ張られ、可愛らしい乳首が不自然に伸びます。 太い触手が喘ぐ鈴の口へと無遠慮に入ってきました。 緩く回転したり、口の中をピストンしたりと好き勝手に暴れまわり、間を置かずして今度は真っ白い液体をこれでもかと吐き出します。 いきなりの出来事に鈴は思わずその液体を飲み込んでしまいました。 「う゛っげほっ…!はあっ…ああっ…はあっ…」 飲みきれなかったものを吐き出して、必死に酸素を取り込みます。 とても甘い、はちみつに砂糖を入れて煮詰めたような液体でした。 毒だったら… そう思った瞬間、足の間が激しく疼きました。 「いやあっ!なにこれっあああっあっやっ!」 一刻も早く、何でもいい!なにか!刺激を! 「やっああっ!おねがっ触ってっ!触ってよぉ!」 まだ何も触れていないというのに大きく開かせて固定された足の間からは、甘い匂いを放って蜜が滴り、クリトリスが痛い程勃起しています。 しかし相変わらず触手は乳首をきゅんきゅんとひっぱるばかり、太ももに絡まった細い触手はナメクジみたいな速度で撫で上げるだけ。 大きく開かせているので膝を擦り合わせることもできません。 お腹をびくびくと震わせて、ショーツでは受け止めきれないほどの密を滴らせ、鈴が泣きました。 しゅるり… 細い触手が一本、首筋を撫で上げ、それから鎖骨へ下がってきました。 もしかして、触ってもらえるのかも… 期待に期待した足の間はもう大洪水です。腰を揺らし、舌を出して必死に願います。 ツタはとうとう臍を擽りました。 疑似セックスのように臍を擽り、窪みに入り込んでちゅこちゅこと音を立て、ピストンのような動きを見せました。 「ちがっ…もっと下…おねがいっおねがいぃっ!」 泣きながら懇願し、腰を振ります。 きゅんきゅんと引っ張っていたツタが、ぬめるあまりちゅぽんと外れました。 「ああああっ!」 いきなり捻り上げられたかのような両乳首に、頭の天辺から雷をうけたのかと思うほどの快楽でした。もう下着は意味を成していません。 水分をこれでもかとたっぷり吸い込み、重くなっていました。 それでも臍の愛撫は止まりません。 ぐいぐいと入り込み、粘着質な音をわざと立て、煽りに煽って鈴を焦らします。 「あっああああっも、おねがっ…おかしくなっ…おかしくなっちゃうっ…!!」 あのツタが欲しい。あの男性の、太くて硬いものがごつごつとお腹のおくを叩きつけたように、あれで… もう頭がおかしくなりそうです。勃起したクリトリスが限界を訴え、おまんこはどくどくを脈打っているのが自分でもよくわかりました。だけどツタは臍から離れてくれません。 「おねがいぃぃっ!」 必死に懇願しました。 焦らしに焦らされ、涎を垂らして泣く鈴の願いが漸く叶ったのは、二本のツタが前後から下着を引き上げ、引き千切れんばかりに割れ目に食い込んで前後に擦り上げて2回絶頂を迎えてからでした。 じゅうぅ…という聞き慣れない音と共に下着が溶けて、蜜を吸って重くなって地面にぼたりと落ちた音を何となく耳にしました。 真珠のような突起を持った触手がうねうねと足の間を這い、割れ目にぎゅっと食い込みました。 「うそ…やめっ…そんなのでされたら……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」 ぞりぞりぞりぞり…と触手がおまんこを擦り上げました。 焦らしに焦らされ、2回絶頂させられた鈴のおまんこは、ありえない刺激で簡単に絶頂しました。目を見開いて絶叫する鈴に構わず、ぞりぞりとおまんこを擦り上げます。真珠のような突起がクリトリスを引っ掻き、おまんこを引っ掻き、丸みを帯びていてよくぬめり、大股開きでがっちり拘束されて逃げ道は皆無です。長い長い往路、同じ時間の復路。一往復するたびに3度絶頂し、休む間もなく擦り上げられ、可哀想に鈴はイきっぱなしになってしまいました。 ☆☆☆ 「おや…なかなか来ないなと思ってたら。こんなところで遊んでいたんだね、鈴」 がさりと音を立てて茂みに入ってきた蓮は、その光景にあまり驚きもせずにくすくすと笑いました。 鈴は蓮の言う通り、触手と“遊んで”いたのです。 海老反の形でがっちりと拘束され、口に太い触手を咥え込んで絶えず真っ白く甘い液体を注がれ、乳首には細い触手が何本も絡みついて扱きあげていました。クリトリスには蛭ほどの大きさで、鰐のような細かい歯がたくさん付いた触手に噛まれ、引っ張られ捩じられ、好き放題にされています。小さなおまんこには細いツタを三本も咥え込み、ドリルのように回転したり、それぞれピストンをしたり、三本一気にお腹の奥を叩きつけていました。 小さなアナルは細いツタが1本、奥までずっぷりと刺さっています。ちょろちょろと白い液体が漏れているのが伺えたので、きっと口に絶えず注がれている液体と同じものがお尻にも絶えず注がれているのだろうと容易く想像できました。証拠に、細い体に似つかわず、お腹だけがぽっこりと出ていました。 蓮は鈴に近付き、涙なのか触手の体液なのか分からないもので濡れそぼった頬に優しく触れました。 「ふふっ…かわいい。随分と良くしてもらっているんだね。良かったね鈴。でもそろそろお腹がはち切れちゃうかもしれないから、助けてあげようね」 鈴の目はもう、何も映していませんでした。
2018/12/24 09:30:58(RTE73j7u)
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