「いらっしゃいませ!」
行き付けのコンビニの店員、浅田恭子さん、仲間内からはアサキョンと呼ばれている。ポニーテールが良く似合う明るい年上の女性、学校であった嫌な事も恭子さんの笑顔で救われる。
僕は何時ものように大好きなエクレアとコーヒー牛乳を買い狙い済ましたように恭子さんのレジへ僕は他のレジには消して立たない必ず恭子さんの待つレジに並ぶ恭子さんのレジが空くまで待ち空いた瞬間に入り込む端から見ていれば僕が恭子さん目当てで来ている事はお見通しだろう
「いらっしゃい今日もエクレア?本当に好きなんだね、私も大好きだよ」
恭子さんの大好きと言う言葉に僕は大きく反応する。
「三百五十円に成ります!はいっ五十円のお釣りですありがとうございました!またお越し下さい」
お釣りを渡す時、恭子さんの指が手のひらに触れる。僕はこの瞬間を味わいたくて業とお釣りの出る買い物をする。僕は恭子さんの笑顔で送られコンビニを後にする。