「はいはいチャイムは鳴っているわよアナタたち早く席につきなさい鬼頭くんも朝からそんなもの出してないで席につきなさい毎度毎度、同じこと言わせないで」
そう言いながら教室にやって来たのは僕らの担任の25才、独身の美人教師、山川静香(やまかわしずか)先生だ優しく明るいので当然、生徒かの人気も高い、だけど僕にだけは何故か冷たい、虐めを黙認しまるで被害者である僕を悪者扱いする。
「そんなぁ~好きで出しているわけじゃ」
「そうだぞ亀チンいくら自慢したいからって朝から見せるもんじゃないぞ!」
「やだっキモい」
そうやって僕は先生の前でも恥をかかされる見方であるべき先生さえも僕を助けてはくれない、僕は自身、先生に期待もしていないが僕の学園生活はこうやってスタートする。
僕には辛い日常だけど悪い事ばかりじゃないそれなりの楽しみもある。
一つは憧れの加恋ちゃんとお早うの挨拶を交わす事、そしてもう1つ学校帰りに立ち寄るコンビニそこに僕のもう1人の天使がいる。