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ある夫婦の行く末
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:空想・幻想小説
ルール: あなたの中で描いた空想、幻想小説を投稿してください
  
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1:ある夫婦の行く末
投稿者: マイム
「何を見ているの?」

綾子は隆が会社帰りに買ってきた本を読んでいる
横から覗き込んだ。

「ああ、ちょっと、これに興味を惹かれてね。」

隆が見せたのは、シーカヤックの入門本だった。

「ええ?あなたこんなのに興味があるの?」

「昨日さ、後輩と飲みに行っただろ。その時に後輩から色々
聞いたんだ。そいつもやってるらしくてさ。なんだか楽しそうなんで
俺もやってみたいな、なんて思ったもんだから。」

「へ~そうなの。」

「それにさ、お前も何かスポーツみたいな趣味を持ちたいって
言ってたのをちょうど思い出してさ。」

「でも、色々揃えるのに高くつくんじゃない?」

「いや、それが色々聞いてみると、最初はレンタルで
じゅうぶんだって。一度やってみて気に入れば少しづつ揃えれば
いいし、気に入らなければそこで止めればいいんだって。
後輩が教えてくれたんだ。」

「なるほどね~。確かにそうかも。」

「ちょっと検索してみるよ。」

隆はPCを立ち上げると、シーカヤックの初心者スクールを
探し始めた。

「ほお~、こりゃ色々と多くて、どこがいいやらわからんな~」

確かに、数多くヒットし、どこも色々と特色を書いてある。
まだ何もわからない隆にとって、どんなところがいいのか
見当もつかない。


「ここなんかどう?」

綾子が指差したのは、自宅から車で2時間ほどの海岸にある
カヤックスクールだった。
HPには、特に初心者には力を入れていると謳っている。

オーナーの言葉として
「シーカヤックの魅力をもっと知ってほしい。裾野を広げたい
と常に考えているので、初心者さんは気軽に来てほしい」
と書いてある。

HPにはオーナーという男の写真が載っている。
海の男らしく、色黒で筋肉質な大柄の男だった。

40過ぎにしては顔も若さがあり、ハンサムな顔つきだった。

「迷ってても仕方ないし、ここに申し込んでみるか。」
「あなたに任せるわ。」

隆はHPにあった申し込みフォームから、自分と綾子の名前を書き込んだ。


だが、隆も綾子も、ここを選んだことが、間違いの道を歩む入り口であることは
この時はまだ知るよしもなかった。

 
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2013/05/07 19:32:43(fbG1J3VM)
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