この関係は薫さんだけだと思っていたけど、世の中そんなに甘くない。薫
さんと関係を持ったなら、同じ事が起こることを予想すべきだった。今更後
悔しても仕方がない。こうなったらなる様になれという感じだ。
あれは丁度終業式の日で、本格的に夏休みが始まった。僕は特に残る用も
ないので、そのまま帰宅した。僕が帰宅すると、その日もお客さんが来てい
た。この日のお客さんは佐藤喜子さんで、小学校5年生の娘と2年生の息子
がいる。年齢は母さんと2歳しか変わらない。「こんにちは」僕は軽く挨拶
を済ますと部屋に入った。着替えをして、ベッドに寝そべった。得にする事
がなかったが、まだクリアーしてないゲームがあったのを思い出したので、
それをする事にした。