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うたの調教日記

カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1: うたの調教日記
投稿者: mio
ご主人様は、うたの宣言を聞いたあと、短く言った。
「こんな簡単な放棄宣言じゃ、足りないな。
あとで、もう一度ちゃんとさせてあげる」
うたは、その言葉に、胸の奥が小さく沈むのを感じた。
今言った三つの文章では、まだ不十分だと告げられた。
なのに、拒否する気持ちは浮かばなかった。
「あとで、もう一度」と言われたことが、すでに次の予定として、身体に入ってくる。
ご主人様は、ソファの背に体重を預けたまま、続けた。
「四つん這いになれ」
命令は、短く、明確だった。
うたは、一度だけ息を吸って、床に手をついた。
膝を下ろす。
背中を低くして、頭を少し下げた姿勢になる。
全裸のまま、ご主人様の居間の床で、四つん這いになる。
床の感触が、掌と膝に直接伝わる。
乳首が、下を向いた角度で、わずかに空気に晒される。
一週間かけて過敏になった先端が、その姿勢だけでも存在を主張した。
ご主人様は、その姿を上から見下ろしていた。
「いい姿勢だ。
そのまま、動くな」
うたは、命じられた通りに、動かなかった。
頭の位置も、腰の角度も、変えずに維持する。
所有物として、人権を放棄したばかりの身体が、四つん這いのまま、そこに固定される。
静かだった。
時計の音も、外の気配も、遠くに感じる。
うたの耳に残っているのは、自分の呼吸と、ご主人様のわずかな衣擦れだけだった。
この姿勢で、次に何をされるのか。
うたは、それを待っていた。
待つことしか、できなかった。

ご主人様は、立ち上がってうたの前に来た。
「目を閉じろ」
うたは、四つん這いのまま、言われた通りに目を閉じた。
柔らかい布が、目の上に当てられる。
後ろで結ばれる感触。
視界が、完全に暗くなる。
次に、口が開かされた。
球形のものが、歯のあいだに押し込まれる。
ストラップが頭の後ろで固定される。
唾液が、すぐに溜まり始めた。
声が、出せなくなる。
目隠しと、ギャグ。
うたは、四つん這いの姿勢を崩さずに、その状態を受け入れた。
見えない。
話せない。
聞こえるのは、自分の鼻からの呼吸と、ご主人様の足音だけ。
ご主人様の手が、うたの背中に触れた。
最初は、軽い。
肩甲骨のあたりを、ゆっくりと撫でる。
髪を耳にかけ、首筋を指の腹で辿る。
一週間、誰にも触れられなかった身体が、その感触に大きく反応した。
うたの背中が、わずかに震える。
ギャグのあいだから、小さな吐息が漏れる。
なのに、逃げることはできない。
動かないでいろ、と命じられているから。
ご主人様の手は、背中から腰へ、腰から尻の曲線へ、ゆっくりと移動した。
所有物を確認するように、丁寧で、冷たくない。
なのに、うたの身体は、撫でられるたびに熱を上げていく。
乳首が、下を向いたまま硬くなっているのが、自分でもわかった。
触れられていない場所まで、待ち構えるように疼く。
一週間の禁欲が、この穏やかな手つきに、過剰に反応してしまう。
ご主人様は、うたの頭を優しく押さえるようにして、耳元で静かに言った。
「いい子だ。
そのまま、撫でられていることを感じろ」
うたは、目隠しの下で目を閉じたまま、小さく頷いた。
ギャグが、その動きで少しずれる。
なのに、外さない。
外させてもらえない。
ただ、撫でられる。
所有物として、人権を放棄したばかりの身体が、ご主人様の手でゆっくりと確認されていく。
うたの内側で、空白と熱が、静かに混ざり合っていた。
うたは、撫でられているあいだ、胸の奥が熱く緩んでいるのを感じていた。
やっと、触れてもらえている。
一週間、誰の手も入らなかった身体に、ご主人様の指が直接触れている。
目隠しの下で、うたは小さく目を細めた。
ギャグに阻まれて声にはならないのに、嬉しさが先に来ていた。
そのときだった。
ご主人様の手が、背中から離れる。
次の瞬間、右のお尻に、思い切り掌が打ち下ろされた。
「……っ!!」
鋭い音が、居間に響いた。
痛みが、遅れて火のように広がる。
うたの上体が、反射的に前へつんのめる。
なのに、ギャグが口の中で大きく動いただけだった。
声にならない。
上手く、声が出ない。
ご主人様は、すぐに反対側も同じ強さで叩いた。
また、高い音。
うたの尻が、熱く脈打つ。
四つん這いのまま、腰が小さく震える。
撫でられて緩んでいた身体が、一気に緊張に引き戻される。
嬉しさの直後に、痛み。
その落差が、うたの内側を大きく揺さぶった。
目隠しのせいではっきりしないのに、涙が滲むのがわかった。
ギャグの隙間から、よだれと一緒に、短い吐息だけが漏れる。
ご主人様は、赤くなった尻を、今度は優しく撫でた。
「やっと触れてもらえて、嬉しい顔してたな。
だから、叩いた」
うたは、答えることができなかった。
ただ、四つん這いのまま、熱を帯びた尻を、ご主人様の手のひらに預けていた。
嬉しさと、痛みと、所有されている実感が、混ざり合って、うまく分離できなくなっていた。

ご主人様の掌が、また落ちた。
右。
左。
右。
左。
音が、短く、高く、連続する。
うたの尻が、打たれるたびに熱を持ち、次第に熱が熱を呼んで、皮膚の下まで脈打ち始めた。
最初は痛みだったものが、回数を重ねるうちに、痛みの形を変えていく。
痛い。
なのに、内側が、熱く濡れていくのが自分でもわかった。
クリが、何も触れられていないのに、疼いて腫れてくる。
秘部が、打たれる衝撃のたびに、きゅっと収縮して、水分をにじませる。
ギャグのあいだから、よだれと一緒に、短い鼻音が漏れる。
声にならない。
なのに、身体は正直に反応していた。
ご主人様は、うたの尻が真っ赤になるまで、叩き続けた。
腫れて、熱を持って、触れるだけで痛みが走る状態になるまで。
そして、止めた。
次に来たのは、優しい手だった。
赤く腫れ上がった皮膚を、掌全体でゆっくりと撫でる。
熱を吸収するように、円を描くように。
「……っ」
うたの背中が、大きく震えた。
痛みの残る場所を、丁寧に撫でられる。
その感触が、ビリビリと、神経を伝って全身に走る。
ご主人様を、感じる。
手のひらの温度も、指の形も、撫でる速度も、全部が「ご主人様」として、うたの身体に直接刻まれる。
濡れている。
痛いのに、濡れている。
叩かれた衝撃で、秘部が熱を持って、太ももを伝うほどに湿っている。
四つん這いのまま、その事実を隠すこともできない。
ご主人様の手が、尻の割れ目に沿って、ゆっくりと下へ滑った。
濡れていることに、すぐに気づく。
「痛いはずなのに、こんなになってる」
うたは、目隠しの下で目を強く閉じた。
否定できない。
痛みと、嬉しさと、所有されている実感が、全部混ざって、身体をビリビリと震わせている。
ご主人様の手のひらが、もう一度、赤くなった尻を優しく包み込んだ。
その感触だけが、今のうたにとっての世界だった。

 
2026/08/08 05:07:06(voI1G0QD)
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