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クールなイケメン男子の裏の顔
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:クールなイケメン男子の裏の顔
投稿者: DM
残暑が少し易しくなった秋の9月、部活は代替りし、2年生に引き継がれていた。
「木村クン、クールな佇まいがステキよね」
私立清明大学付属高校2年生の木村亘希はクールな雰囲気と整った顔立ちで、女子生徒からもある程度人気が高かった。だが告白されてもその都度断っている。
「でもさ、木村くんって彼女とか実はいるんじゃないの」
「あ、有り得るかも。告白されても断ってるのは”そういうこと”だよね、きっと」
「でもさ、ああいうタイプに限って『やばい性癖』とか、持ってたりして。Sには見えないからMかな」
「んな馬鹿な~、木村君に限ってそんなことはあり得ないよ」
「漫画好きらしいよ。漫研入ってるみたいし」
「へ~そうなんだ。今度何が好きなのか聞いてみよっと」
その噂話を亘希はいつも遠巻きに聞くのみだった。

ある日の木曜日―所属する漫画研究部が休みの日、亘希は自転車で帰宅している。向かったのは自宅より少し前のさびれた道路沿いにあるやや古びた一軒家だった。表札の苗字は「木村」ではなく「谷口」だ。
インターホンを押す亘希。「ヒロ~来たよ~」
出てきたのはかっちりしたデザインの銀縁眼鏡を掛けた、面長で顎がしゃくれている一本結びの女性―亘希の彼女で大学1年生の谷口宏美だ。
亘希は小学校のころ、よく宏美と一緒に下校していた。亘輝が高校1年生のころから二人は交際しだした。
「あら、早かったじゃない。」そう言って宏美は亘希を部屋に上げる。
宏美の部屋は、一見普通の大学生の部屋と変わらないが、隅には宏美の情熱を物語る赤のボクシンググローブと起き上がりこぼし式のサンドバッグが置いてある。
実は宏美は中学時代に剣道部に所属しており、実力は決して高くはなかったものの、そのころから運動神経は抜群で、最近ではボクササイズを習っている。
「ああ、今日は部活がないからな。」
「今日のトレーニングを早速開始するわよ。」そう言って宏美はボクシンググローブを嵌める。
「えっ?ボクササイズ?久しぶりだね」亘希は内心ドキドキしていた。
宏美は運動神経が高い一方で、運動音痴の亘希を昔から見下してきた。二人が付き合いだしたころから、宏美は時々亘希を部屋に連れ込み、愚痴を聞いてもらうなど精神的なサンドバッグにしていた。
「今日は、新しい技を試してみようかな」宏美はにやりと笑い、ファイティングポーズを取る。
「ほら、さっさと構えなさいよ」宏美は構えるように促すと、軽いジャブを繰り出す。
「もっと本気で来いよ」亘希は挑発するが、次の瞬間には宏美の強烈なストレートが飛んでくる。
「まだまだ甘い!」宏美の容赦ない攻撃に、亘希は防戦一方となる。
宏美はボクササイズの技を駆使し、亘希を翻弄する。
「右フック!」「アッパーカット!」宏美の掛け声とともに、亘希の体にパンチがめり込む。
「くそっ…」亘希は苦悶の表情を浮かべるが、なぜかその表情には悦びの色が混じっている。
宏美の攻撃は苛烈だが、どこか優しさが含まれている。
「はい、終わり!」
しばらくして、宏美は攻撃をやめた。
「どうだった?亘希くん」
「ああ、最高だったよ」
亘希は息を切らしながらも満足げに答えた。
そう、亘希は実はドM気質だったのだ。宏美も亘希のM気質を理解しており、彼を精神的に追い詰めることに快感を覚えていた。一方の亘希も、宏美のSっ気に惹かれていた。
しかし、二人の関係は決して許されるものではなかった。宏美は大学生であり、亘希は高校生。2つ違いとは言え世間体も気になる。それに、亘希には学校で人気者の顔もある。
二人の関係は通っている高校では決して知られていなかった。しかし亘希の隠されたM気質に気づいたものがいた。短めツインテールの元気な年上お姉さん―引退した漫画研究部の先輩で、高校3年生の佐々木優である。
佐々木は体育館の裏に亘希を呼び出し問い詰めた。
「久しぶり、木村くん」
「先輩、どうしたんですか?」
「木村くんってさ、なんか闇を抱えてそうだよね。」
木村は驚いた。秘密を知られているかもしれないと思った。
「え?どういうことですか?」
「完璧なイケメンって思われてるじゃん。あれ仮面じゃないの?
無理しちゃダメよ。私でよければ何でも相談して?」
「何言ってるんですか…」
その日から亘希は佐々木を遠ざけるようになった。自分の秘密に気づかれたと思ったからだ。一方の佐々木も亘希のことを気にかけ、引退したにもかかわらず漫画研究部の部室に来るようになっていた。
「ああ、俺は終わりだ…佐々木先輩に秘密を知られたかもしれない…」亘希は自分の寝室でそんなことを呟くのだった。

つづく
 
2025/02/11 11:23:58(fyemdsT9)
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