妻との行為で満足した後に寝たのを確認して私はリビングに大画面に映し出される妻の痴態を見ながら今夜も酒を飲みながら自慰にふける。
　妻と結婚出来たのはとてもラッキーだった、出会ったのはＳＭのパーティーだ、テクノのDJの友人から面白いから見に来ないかって誘われて興味はあったがＳＭなんて怖い人間の集まりって印象を持っていた、ドレスコードがあったので水泳とロードバイクが好きなので引き締まった身体には自信があるDJの彼に聞くと世界的にも有名なパーティーで前回の様を見てみると本格的でちょっと無理そうだと、お前は身体がセクシーだからエナメルっぽいボクサーかビキニでも大丈夫だなんて言われた。
　理解しかねるって思ってるところに大学時代の友達からモトリー・クルーのコピバンやるからってお誘いが来て渡りに船だ、革や合皮のパンツの値段を話し込んだあの日々が蘇った。　打ち上げで相談したら、かなりマッチョになってた彼は若い頃のもう入らないの山程ストックあるからコーディネートしてやるって言われて家に言った、可愛い奥さんに抱かれた赤ちゃんを見てなんとも時間の流れを感じさせてもらった。
　「幸せだよ、でもこれだけは辞められない、メタルが俺の人生だ、あーいいねえ、この革のさボクサーにさマッドマックスみたいに革のこのトゲトゲ付いたばってんのを上に来てさ、スリップノットの被り物付けてみて、あー俺みたいにマッチョのほうが似合うけどこれはこれでありだなあ、怒りのデスロード観た？観てないのかこれだから素人は、まあクラブイベントだろマスクは写真とか撮られるときにつけろよ顔バレまずいだろ、あのパーティー世界規模で写真発信されるからな。」
　行ったことがあるという、テキーラ飲み過ぎんなよって、言いながら彼はテキーラで乾杯しようって言ってきた。またライブ来てくれよって、俺の持ってきたカバンはしばらくヘビメタのバンドするのに困らないくらいの衣装でパンパンだ、さすがに無料でとはいかない、赤ちゃんのおむつ買ってくれって裸で悪いけどって手持ちの金が五万ほどあったのでご祝儀だと渡して帰宅した。

　そして友人のDJを聴きながら、俺は会場の凄いボンデージだの様々なフェティッシュな衣装に圧倒された、困った、私のような衣装はドＭのそれなの声をかけてきた二人組にかっこいいって言われたあとの説明でわかった、マスクは踊るのには暑かった、これでライブやってるスリップノットはどんだけ～って言いたくなる。
　「デブも可愛いけど細マッチョってそそるのよね。」　女王様に声をかけられた、隣には少しどうしていいかわからないって顔の綾乃がいた、のちの妻だ。
　「ふーん自分の性癖探してるんだ、ボンデージが好きなの？綾乃、ちょうどいいから彼とコミュニケーション取って勉強よ。」
　二人で色々話ししてでも一目惚れだった、新米綾乃女王様の実験台として僕は彼女を愛した。　初期はご褒美にセックスもしていた、でも彼女が本格的に成長していくと、奴隷とはセックスしないって、それも受け入れた。　そんな中で綾乃が体調を崩した精神的にも不安定になった、それを僕は求婚して休ませるって選択をした。
　「あのねドライオーガズムで満足するって、そうなんだけどさ、やっぱりセックスもたまには必要でね、ほら貴方は私のこと崇拝してくれてさ最初で最高の奴隷してくれたからさ、真理女王様ってほら最初に会った時の私の師匠はとってもカッコいい旦那さんがいてね彼がそもそもドＳだったの、マゾとして調教されちゃって彼にいじめられるは幾らでも耐えれるけどって、ほらやっぱり輪姦とかって好きでしょう男って。」
　他の男にやられるのは本当に嫌だったけれど、それを彼が喜ぶから耐えるそれが鞭よりロウソクよりアナルファックよりも辛かったそうだ、そして彼が飲み過ぎとタバコと不摂生で倒れた時に女王様だったらセックスしないし、マゾの気持ちは死ぬほどわかるってことで真理女王様が誕生した、背が高いしグラビアアイドルばりのナイスバディ、それに何よりも彼以外の男なんて全員死んだってかまわないって非道さでハードなので人気に、でもそれだけだったら普通、まあ何が普通って言われてもねえベタっていうかな、他にもハードでって女王様は幾らでもいる。　上客の何人かは政治家だったり大手企業の社長だったりした、彼らは本当に困った時に占い師にとかって話はあるが、女王様のご宣託って、巫女として崇拝されはじめた。そもそも真理様に霊感があったのはあったが、政治だの経済の先行きなんかはわかったわけではない、戦争で人がいっぱい死んだり、地震で人が死んだりとかすると、霊がこの世から去っていくのが見えるってところから、権力者たちは何かを求めてしまった。
　「心病んじゃった彼がね天才だったの、真理さんに稼がせて生かされてることにね耐えられなくて株を始めて、すぐに大儲けして、大衆心理のコントロールに関してね彼は研究しつくしてたの、子供の頃からドイツの戦車のプラモデルだけがカッコいいのは何でだろうって、戦車や戦闘機やロケットの開発能力があれほど高かったのになんで戦争負けたのだろうって、それにほら制服とかマークがカッコいいしって。」
　そこから深堀りして人類史とかも研究しつくして、見えない世界の裏側にまで想像が辿り着いた彼は今はある意味で人間って存在をもう期待できない生物として否定した、そしてヒューマニズムというか赤ちゃんとか子供は自活できないから可哀想、だって犬猫とまだ変わらないってネットに書いたら一発アウトだが儲けを親にケアされてない小さな存在をケアすることに全振りしていてでも一切名前は表に出ないし彼がしているとはわからない形になってる、そして彼は真理様を通して政治にも影響を与えようとしている、少しずつ彼らの無意識に刷り込んでいるのだ。
　「真理さんがね彼を貸してくれていたの、変な男で病気もらったり下手だったりしたら最悪じゃん、AV男優になったらって有名な男優にスカウトまでされたからね、AVってどう撮影してるのか知りたくて撮影現場にね汁男優で参加して、普通に映画みたいに撮っていたからそういうもんかって、ぶっかけで量すごくて男優と監督に驚かれてね、次の順番にセックスするってシーンにも出てみろって有名な女優さんが痴女のシーンなのに気持ち良すぎて泣いちゃって撮影ストップして、セックス出来てラッキーでした、飽きたんで帰りますって、ギャラが五千円ってことで彼ね皆さんで飲み物でもって置いて帰ろうとしたら、女優さんが会いに来て、彼ね自分のバンドの告知して帰ったの、それからねお忍びでAV女優さんライブ来るようになって、真理さんも女王様でもう有名になり始めてたから揉めたのね、そしたら彼出てちゃったんだって、公園で乞食になったの、でも彼は公園で寝泊まりする人のために酒代かせごうってボロボロのアコギでね弾き語りしてホステスさんからお金をって、もうその日にSNSでバズってめちゃ歌うまいって、えーあのバンドのボーカルさん何があったの、インディーズで一番歌うまいよ、修行だね俺はわかる。　書き込み凄くて。」
　彼には一度だけ会ったことがある。
　「女ってのは実に業が深い生き物だよでもそこから産まれたからね、私はただ平和にねもう来るもの拒まずだしさうまく共有してくれたらって、オープンなさヤリチンなだけさ、交尾したいって頼まれて妊娠したくないなら避妊具をつけて子供欲しいならそのままね、子供だけ授けてくれって人も多いね、お母さんに適した人がねやればいいの人それぞれね役割あるからさ赤ちゃんには無限の愛を注げる人がさ万能で大人になるまでケア仕切れるかってどうしてもね託したりって、うんそうだなあ、綾乃抱いていきなさい。」
　話がそれた、結婚して復調してきた妻に聞かれた。　赤ちゃん作るならそれでもいいと、でもそしたら女王様はもう辞めていいお母さんになると。　ずっと女王様でいて欲しいって答えた。
　「カッコいい男の子集めて輪姦だったら耐えれる？」
　「最高だね、頑張って集めるから、君のために。」
　イケメンなんて素敵な彼女がいる、綺麗な人妻とセックスしたい男なんて山程いる、ネットを使って凄い数の男とやり取りした。
　例の彼にも相談すると。
　「この国って成人の男女がね平均で六割選挙に行かない、地域によって違いはあるよ、でだそれなりの知能ってなったら９割は馬鹿なんだよもっとかも、慶応出ても馬鹿なのってこの前の甲子園で証明されただろう、この国の教育はいい大学で終わってる、考えてごらんよ大学なんて四年だよ、いい年になっても学閥なんて言ってる人はね頭悪いんだ、過去の栄光だけのね、ほとんどね馬鹿なの、仕事しながらでも学び続けた少しだけが結局天才とかって呼ばれるね。」
　妻が輪姦されて満足得る動画、それで自慰してる自分も変態だが、天才的なプレイヤーが全てをコントロールしてくれた、選ぶ基準を美形ってした時に唯一の合格者、他は運動能力とか学歴とかでまとめたから彼らには全頭マスクしてもらった、だから素顔の彼は目立つのは当たり前だけど実に見事に仕切ってくれた。　複数の男性がいて勃たないって問題は多いし、それも含め上手にまとめてくれた。　他の四人が二発ずつ色んな形で射精して二時間はあっという間だった。　彼にだけ残ってもらった。
　「駅のロータリーで集まった時に皆で自己紹介して、経験を聞いたんです、始めてだったり一対一だったら自信あるとかって複数慣れしてないなって、だから輪姦プレイは全員で満足させるチームプレイだって割り切って、いい試合しようって彼らに魔法というか連帯をうながして、どうでしたか満足してもらえたでしょうか？」
　美しい顔の彼は三人の愛奴がいる、親からのDVでって女性と同棲してるという。
　「やっぱり低能なんですよ、まともに漢字読めないんで、ああ親はもう切り離しました二人共ボコボコにして訴えるって警察駆け込んだんで、面倒なんでネットに流したら、バッシングされて首くくればいいと思いますよ、あのこの国が滅びるって思いません？」
　ここにも未来がわかる天才がいた。
　「馬鹿ほど子供作って、頭が良い人は子供作らない、まあだから頭は悪いんですけど、馬鹿の子供は馬鹿な仕事して奴隷ですよね、だって考えてください日本の人口が簡略化したら一億でしょう、１％で百万人、その中でさらにってなったら、アイドルが東大入るって受験して駄目で復帰したんですけど、知能指数が高くてそういうスノッブな集団に入ったみたいですけど、自分の顔やふるまいがアイドルに向いてないってことには気が付かない、サッカーの解説で露出ありますけど、先は無いですよ、転職して違う道に行ったほうがいいって思います、浪人してアイドル辞めても東大のほうが本気のファンは着いてくると云うか、頭がいい子はそれをいかして、徳川家康を誤答するねモデルがアイドルすればいい。」
　僕もそう思う。　でも面白いのは彼は音楽の才能無いのを自覚しながらバンドやってるのだ、聞くと得意のジャンルは簡単すぎてつまらないから苦手な音楽でヒット曲出したいと笑う。　生理寸前とか終わったばかりの日に妻は彼に会いに行く。
　「彼ね鬼畜なの、安全日だから中出しは危険日にゴムと同義だって、妊娠してもいいって相手と生でセックスするのが動物の本能だって。」
　妻が妊娠したらハードにいじめられるのは控えないと、セックスする間柄に戻りたくは無い、俺は思うこの世界を愛する、把握できる範囲は全て愛する。　自分のことが一流だなんて思ってないしそれは客観的にもそうだろう、妻は素晴らしい、それにあう遺伝子というか男がいる。　
　妻が妊娠した、私はそれでも最高の下僕であり続けると誓う。
　地域イベントのこども食堂の手伝いをしに行く、痩せた美人なのに薄汚れた子がカレーが美味しいって笑っている。　ネグレクトかあ、マゾ男の裏返った怖さを教えることにした、彼にも連絡する。
　「沈めればいい、反省なんか今だけだからさ、パチスロが好きなだけで馬鹿確定。」
　
「あーここは孤児院ってことでも無いなあ認可されたいとか思わないし、事情あって子供いない夫婦とかさ子供亡くした人、そういう人にね愛情を注いでもらってる、周りね田畑もあるだろう村にねしてる、子供に農作業を強制しないけどさ、自分の食べるものを育てて、人間ってそこだから。」

　「世界からしたね、小さい島国なのねでも独特の文化を作って、わかるとこだとアニメとか漫画にアニソン。でもね農業や漁業をねまた取り戻してね、他の国から買わないでもいいようにしてね情報の共有で戦争してくるのを止めて、ああ皆が大人になったら世界中の戦争が無くなるって努力してね。」
　「あの、それって資本主義が終わらないと無理ですよね。」　彼はまだ小学校六年生だけれど学校はもう行っていない、ネットからの情報収集とラジカルな大人たちからの情報で気がついてしまった。人間がそもそも愚かで限界なことに。
　「頭悪すぎですよね、進化って何年かかるんだろう？」
　「そのうち電脳になってAIとリンクして次の人間にね、そのうちデータになるかもね、そしていつか太陽が膨張する頃には無限のエネルギーで宇宙をさまよう宇宙船の中の小さなusbの未来なのに人類のデータが書き込まれて永遠の思考を得た時には時間って縛りも超えるだろう。」


　

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