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万引きしてしまった少女
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:万引きしてしまった少女
投稿者: 貴之
その日、佐藤久美子は朝からずっとイライラしていた。
誰もが経験する思春期特有の焦燥感だったが中学生になったばかりの少女には分からない。
いや理解したところで結果は変わらなかっただろう。
とにかく些細なことまで全てが気に障り何をしていても落ち着かなかった。
昼頃には限界を迎え、学校を出る頃には意識が朦朧とするほど疲れ切り弱っていた。
そして何の理由もなく家とは反対の方向に向かって歩いていった。

商店街の人込みすら煩わしく思い路地裏に逃げた。
古い雑居ビルの雑貨屋に入ったのも、小さなブローチに手を伸ばしたのも理由はない。
ただぼんやりとブローチにはめ込まれた色のついたガラスを見つめていると、もしもこのままポケットに入れたらどうなるだろうと思ってしまった。

全身がカッと熱くなった。
心臓がバクバクと跳ね、恐怖と興奮と不安に全身が震えた。
いけない、そんな事をすれば取り返しのつかない事になる、と思いながら、小さな手はブローチをポケットに入れ、数分後に店員に掴まれた。

人気のない店内で、場違いなほど幼い少女は目立っていた。
意識せずとも目が勝手に追ってしまう。
だから犯行に気づくのは店員にとって容易だった。
いや、むしろ途中からは期待すらしていた。
まるで自分が仕掛けた罠に弱くて小さな獲物が掛かる瞬間をみているような気分だった。
いけ、そこだ、そのまま、やれ、堕ちろ!店員は、そう心の中で叫んでいた。

少女の手を掴んだ時、店員はすでに勃起していた。
下衆な欲望を怒ったフリで誤魔化すのに苦労しながらレジカウンターの奥の扉を開け、事務所として使っている小部屋に少女を監禁する。




 
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2024/02/06 11:49:47(6A9/81lo)
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