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1:鬼畜な交換調教
投稿者:
康介
先に僕には文才が無いのでとても下手なので、せっかく読みはじめてもらって申し訳ないのだが、想像力で補ってもえると助かる。
友人のラノベ作家が編集者の女性と結婚したことから残酷で取り返しのつかない物語ははじまってしまった。とても繊細な性格でわかりやすいのは体重の増減が激しい太ったと思うと次は激ヤセする、女性に対してはもう全く駄目な彼だから編集者の女性に心を許して、そして彼を残酷にも打ちのめして作家にさせた理由も彼女は知った上で結婚に踏み切った、彼は若い頃に大病を患ったせいで子種が無い。 「考え方一つだって、中出し好きだけど妊娠は困るって変態の女ってけっこう世の中には存在してるんだから。」 なぜか気が合う俺たち、コインの裏表みたいなものだった、大学で知り合った、その頃の俺はバンドにハマってたいして歌がうまくないのにメイクしてデスボイスで意味不明な歌詞を叫びまくっていたのだ。 打ち上げに来た彼はインタビュアーのようだった、最後に血ノリを吐いていたのはどういうメタファーなの?自分を破壊したいって欲求なのかな?はっきりいって最初の印象は最悪だったけれど、飲みがすすんで彼が病気で死にそうになったから、もう子供作れないしだから小説を書いて生きた証を残したい。 まっすぐ俺の顔を見ながらそう告白してきた時に俺の身体には戦慄が走った、こいつのほうが激しいじゃんって。 童貞の彼にビッチなバンギャを紹介したりもした、そういうことはお互いが大好きじゃないといけないって、そう言うんだから逆に感動した、その子には取材だけさせてと小説の中に出てくる人にリアリティ持たせたいからいろんな人間の本心を聞きたいから、不思議なものでビッチが身体を求めれないで君のことを知りたいって言われるのは最高に嬉しいって後で聞いた、彼はけっこう顔立ちが可愛いからそれも大きかったけどと、その子は自分の友だちのこととか親とかいろんな話を彼に聞かせるってことで彼の一人暮らしの部屋に上がり込むことに成功して、めでたく童貞を卒業させてやったのはいいが、だから俺とはお別れだと、まあなんとなく想像していた、彼が最近俺のこと避けていたのは感じていたし、この子もそのほうが幸せだ。 「すまない、僕からちゃんと言うのが筋なのに、彼女に伝えさせたのは僕の弱さだ、憎むなら受け入れるし、もう友達が無理ならそう言ってくれ。」 覚悟決めた彼がうちに酒をかなり飲んだ状態であらわれた、こいつにはもっと人間の勉強が必要だって思う、ゲイのことを今まで理解出来なかったけれど同性でも愛おしいって思えることを彼は教えてくれた。 「あのさあ、他に何人もいるの俺には、だから怒ってないし、いいじゃないか学べば、でも本気になってるだろう、自分だけの女って考え方はさ捨てたほうがいい、ビッチなんだから、君の書いてるのネットで読んだけどさ、ハーレムとかってさ男の夢だからさいいよそれは剣術が天才だけど女性の心にはうとくて、でも周りの女性はみんな好きになって愛してくれる、まあ俺も今はそんな感じだし、でもさ淫乱ですぐやらせる女は他の男にもすぐ身体をってさ、もしさ結婚するならセックスが嫌いな子供が苦手な女にしておけ、それが君の幸せだ。」 そして大学出てから四年、彼のネットで発表していた作品がバズったそして小さな出版社からリアルな本に、編集者の真理さんは、彼の伴侶としての条件を満たしていたのだった。 けれど。 歩いて五分、同じ駅の反対側に彼はいい感じのマンションに住んでいて、俺は安いワンルームすっかり彼は執筆で忙しいけれど、こちらはまあさえないサラリーマンに落ち着いている、随分遅いじかんにとんでもないことをしてしまったとラインで連絡来たから寝ようとしていたがすぐに彼の家に。 リビングでウイスキーを飲みながら、彼は自分を呪うようなことをブツブツ言っている、寝室には泣きじゃくってる奥さん、打たれたのだろう頬が赤い。 ああこっちの心配しないといけなかったなと猛省しながら、彼は一人にしてくれって大きな声だすので、奥さんにスウェット着させて緊急避難だ。 「これで頬を冷やしたほうがいい、あれかな彼行き詰まっちゃったのかな?」 暖かい飲み物を出して、真理さんを落ち着かせる、美人で頭が良くて、彼の才能と作品を愛す女。 「俺がさ上手にコントロールするから、あいつは将来もっとすごい作家になる、俺も信じてる君だってそうだろう。」 美人に産まれた悲劇はまた彼女を襲った、しかも今回は自分から選んだ道なのに、幼いころの辛い記憶、子育てを放棄した母親、離婚してさらにお酒と淫蕩に溺れた母親と群がる男たちには少女も好きな男も含まれた、もし自分に子供が産まれても同じようになるかもと思うと子供は絶対作らないって決めて、親戚のサポートの元女子校だけで大学を卒業して男性もいっさい寄り付かせなかった。 そうだから彼の担当になって創作の源が子種が無いことだと聞かされて安心した、精神がとても不安定なのは表現者の背負うリスク、痩せていたと思ったらすぐにブクブク太って、毎日ジャンクなラーメン屋に通ってるとニンニク臭い息で笑ってるのを見て、長生きできないって思ったらとても悲しくなった、せめて健康でいて欲しい、手料理作って、彼のために練習した、もう仕事の範疇を越えていた。そして私は堂々と彼をコントロールしていい立場を手に入れた。 真理さんが落ち着いてからもう全部オープンにして最善を探すことにした、問題はわかりやすかった俺には。 「康介さん私も悪いんです、彼求めてこないのはそれはそういう約束だったし、でも自分でしてるのはたまにゴミ箱にそういうティッシュがあるから、ついしたいならたまにだったらいいよって、いつも本当に優しいし、私は母親っていうか健康管理する家政婦みたいな、でも母性で包んであげたいって、康介さん私って私が悪いのかな?」 まあいつかこういうトラブルになるのは俺だけが把握していた、作品の参考のために女知っておかないとってあの頃の俺は本気でそう思ってたし今だって変わらないけれど、彼が僕に真理は誰ともセックスしないだから真理じゃない僕だけのマリアなんだ、僕の女神だよ、ああでも康介だったら僕に内緒で酷いことしてもいいよ、君が僕にあてがった女性は皆んな酷く邪悪で淫乱だった、でもそんな彼女たちも同じくらい僕は尊敬している、たまらないよね最高に全てを手に入れた富豪がもし心を許せる相手ってさ何ももたない人間で、家も持たずタバコと酒を恵んでもらって生きてる、それが極端だけど唯一の平等だって、ああいいなあ、そういう物語も、でも普通の読者には全く共感されないね(笑) あのさ康介僕ね今すごい悪いの書き始めたんだ、真理に酷いことをしたような男や母親がね簡単に殺されていくんだけど、どれもね偶然にしか思えない、だけどその真相に気がつけるのは康介みたいな男でね、そいつも人間のこと何とも思って無くて、同じなんだよ、でね二人は共闘するんだ、ほらネットで問題のクズとかを粛清していってアイドル視されていく、だけどさその先にさ何も無いんだよね、今の政権倒れてもさ、ほら昔もあっただろう、与党だめで野党はもっと駄目だったって、思うんだけどさ本当に世の中よくしたいって人はあの世界で潰されてさ悪いのが強いんだろうね、だってさ正義は守る側でさ悪は攻撃だろう、攻撃するほうが強いよね。 彼の成長は著しい、そしてドライで否定的な感性は俺があてがった女たちに影響されて作られたのは俺の責任だ。 数日後、冷静に落ち着けた彼と会うことにした、俺の部屋で酒を飲みながら、もう最初から土下座してきた、本気で反省しているからこちらも対応が難しい、普通だったら男とセックスなんて絶対無理ってトラウマの持ち主がしてもいいって誘ってきたらこんな最高な出来事ないだろうって、俺はこの理屈が通じないのわかっていても言うしか無い、また殴ることになったら、誰も幸せになれない。 「わかってる、一応世間とかさ普通とか嫌いなのわかるけどさ、まあ真理さんにはさ感謝と崇拝だな、まあ君だけの宗教だからね、御本尊壊したら駄目だろう、だからさ今夜はさ、初代女神さまを召喚したからさ、そろそろ来るから、あいつさお前の本を買って読んだってさ(笑)」 「お久しぶりー、あー太ったってのはNGワードだよ、メンタルやっちゃって薬のせいかな、でもさ太ったほうがねそっち方面だと受けがいいの、縛ってさ変態だよねえ、ああ康介くんありがとう助かるー大変なのバンドのチケット高くなるしチェキとかさぼったくられて(笑) 大輝くんも結婚したんでしょうおめでとうね、SNSでチェックしてるよ、でも奥さんM女じゃないのにぶったら駄目だよー、はいどうぞ、私がビッチだけじゃなくてM女になったの大輝のせいだからね、康介にはDMで聞いてるから、お互いさウィンウィンでしょう、ほら私ねぶたれた時にそんなに嫌じゃなかったの、私と一緒で生きるのだけでもギリギリなのって、あのね大輝くんのはじめてもらえて嬉しかったから、もっと偉い作家になってね、そしたらねいつか私の子供にね、そうね本読む子になってくれたらいいな、大人になってそっと言うの、この大輝先生の初めてって私なんだよって、あー息子だと無理だね、娘だなあ、ああごめんなさい私ばっか喋ってるね、やっぱ太ったら魅力ないかな?」 元々おしゃべりな女だったけれど、お酒のせいか勝手に喋ってる、奥さん殴って不安定だからプレイさせてやってくれと金銭で呼び出したのだから俺は彼がそれに応じたらしばらく部屋を出ていようという算段だった。 でも彼はとても優しく膝枕してくれと彼女に頼んだ、そして思ってもいなかったことを口にしはじめた。 「もしも僕に子種があったなら、京子さんに子供産んでもらって貧しくても狭い家でも暖かい家庭をきずいて、僕の稼ぎが少ないと文句を言われてもがんばって残業して、きっと僕は社会にうまく適合できないから、仕事辞めたりもするさ、だけど子供が3人できて、周りにはお金無いくせにって陰でバカにされるけど、必死で生きていくんだそしていつか3人の子供たちは家庭を持ってさ、孫ができて僕は年をとってつつましやかな年金生活で、孫にプレゼント買いたいからシルバー人材派遣で若者みたいにバイトに出てさ、腰が痛いってお互いにマッサージしあってさ僕が先に死ぬんだよ、でも君は大丈夫うんと前から愛想つかして女友達との温泉を楽しみにしたり、スーパー銭湯の演歌ショーで若い色男に熱をあげる、これが大体のストーリーなんだけど、はい京子さんがやっぱり自由に生きたいって書き置きして去った時にね、感謝で胸がいっぱいで初めて書いた恋愛小説なんだ、君は僕の女神だからね初代ってのも随分な表現だけど、ああ康介その彼女はここに何時間いてもいい契約なの?」 渡されたタブレットでその小説を読みはじめた京子の微笑みが号泣に変わるのに時間はかからなかった、しかも彼は俺に質問しながらすぐにうとうとして眠った。 「康介くん、起きるまで私こうしてるから、ふたりきりにして、起きたら話しするし、そこは任せておいて、私だって彼の大ファンなの人間のね、作品は読んだけどまああんな感じだし、でもこれ凄いよあとで読んでみて。」 俺は自分の部屋をあとにした、伝えたい相手は奥さんしかいない。 走っていた、無性に身体を動かしたかった、はじめて感じる不思議な感情が理解できない混乱の中にいた。 どうしたのって顔で玄関を開けてくれた奥さんにコップで水をもらう、喉がカラカラになってるのに気がついたのが部屋にいれてもらってからだ、話そうとしたら声が出なかったせい。 僕は手短に今起こってることを彼女に説明したつもりだったが、ちゃんと伝わってるか自信は無かった、けれど僕は奥さんが京子と同じように号泣してるのを見て、形は違えどしてることが一緒だけれど、彼は存在しない未来を素敵な文章にしたのに、俺がしたのはくだらない報告だ、とはいえどうせ代わりのM女でストレス発散させることは言うつもりだったけれど、彼は人見知りが激しいし、だから何人かあてがった女でって連絡取ったら応じてくれたのは京子だけだったし、初めての相手との再会で暴力衝動を受け止めさせて、定期的な愛人になればベストって俺は自分に都合のいい考えに陥っていた、でも結果は逆だ。 「ねえ まさかその小説って彼女だけのためって、読み終えたら消すって可能性あるよね。」 続く
2023/03/04 18:15:57(4EL8C2x0)
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