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祖母・昭子
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:祖母・昭子
投稿者: 雄一
「昨夜、婆ちゃん、帰り遅かった?」
 「あっ…ああ、よ、寄り合い始まるの遅くなっちゃって」
 「先に寝ててごめん」
 「い、いいのよ。雄ちゃん来た日に、婆ちゃん一緒に居てやれなくて、こちら
こそごめんなさいよ」
 「ここは涼しくて寝やすいからいいよ」
 「そう、婆ちゃん朝から仕事行くけど、お昼は用意しとくからね」
 「うん、僕も半年くらいここに来てないから、あちこち歩いてくるわ」
 「お夕飯はご馳走作るからね」
 翌日の朝食の時の、祖母と僕との会話だ。
 昨夜の、僕にとっては衝撃的な出来事については、何一つ触れることなく淡々
とやり過ごしながらも、祖母の顔や表情を窺い見たのだが、実年齢とはまるでち
ぐはぐなような張りのある白い肌はそのままで、睫毛の長い切れ長の目の表情
も、昨夜はまるで何事も起きていなかったかのように、物静かで平易な雰囲気の
ままだった。
 十六歳の僕の洞察力では、大人の人の表情の裏の裏まで読み切るのは無理だと
思った。
 祖母の今日の仕事は、いつもの椎茸栽培の仕事ではなく、村からさらに奥深く
入ったところの、植林山の間引き作業の手伝いだとのことだった。
 一人、六畳の室に籠り、僕はスマホ情報で改めて、うらさびれたこの村の情報
収集にかかった。
 スマホ操作にかかってすぐに、ふいに昨夜の出来事が頭をよぎった。
 逸る気持ちを抑えるように呼吸を整えて、スマホのボタン操作に入った。
 画像のサイトを最初に開く。
 一枚一枚を丹念に見ていくと、何ほども間を置かないうちに、僕の身体の一部
に変化が起きた。
 途中で僕はあることに気づいた。
 祖母が夢現な表情で男の下腹部のものを、口の中深くに含み入れている画像。
 恍惚な表情を露呈して、坊主頭の男と濃厚に唇を重ね合っている画像。
 縄で後ろ手に縛られ腰を高く突き上げられ、背後から臀部をつらぬかれている
画像もあった。
 昨夜はまさに、破裂しそうなくらいの興奮状態の中にあった僕なので気づかな
かったことだが、祖母のこの狂悦の舞台には、竹野という人物以外に他に、別の
人物がいるということなのだ。 
 そういえばメールのやり取りの中でも、そのことを匂わせる会話があった。
 うっかりとしていたが、そういうことなのだ。
 多分、こんな狭い村でも、SM愛好会的なサークルがあるのだろうと僕は思った。
 そしてその首謀者的な存在が、竹野という坊主頭?の男なのだろうと僕は解釈
して、昨夜ひどく興奮したメールの再読に入った。
 改めて読み返してみると、祖母は完全にこの竹野という男の奴隷のようになっ
ていることが僕にも理解できる。
 ネット情報を含めた僕のこれまでの智識では、Sは主でMは従の位置関係にあり、
嗜虐と被虐の相違が明確にあるとのことのようだ。
 当然に男は嗜虐で女が被虐の立場になるのだが、稀にその逆もあるそうだ。
 祖母と竹野との関係は、メールの通りに明白だ。
 二人のメールの中身は、竹野のほうの言葉が長く、祖母は返答だけの短い言葉
がだが、その言葉を発する時の祖母の心情は、まだ若輩でつたない僕の推測では、
おそらく恥ずかしいことを命じられる切なさと、欲情的に身悶えしそうなほどの
嬉しさがない混じっているのではと想像すると興奮さらに昂まるのだった。
 知らぬ間に、穿いていたジャージーとトランクスが、僕の足首のところまで落
ちていた。
 若過ぎる僕は、また淫靡な興奮の坩堝の中に、その場で埋没した。
 それから暫くは、僕は茫然自失状態の中にいたが、若さゆえもあって回復も早
く、間もなく身体を起こして、今現在の目的の探求にかかった。
 この村は何十年か前の市町村合併の波にも乗れず、周辺の三つの小さな村はそ
のまま取り残され、それらを統合する村役場は、村から車で一時間以上も走らな
ければならない。
 学校の授業でもたまに出る「限界集落」の典型のような、この村の世帯数は去
年までで五十戸未満とのことのようだ。
 さすがに村に住む個人名まではわからなかったが、歩いて探したところでたか
が知れている。
 畳にまた寝転んでスマホに首ったけなっている、僕の顔の横にあるノートには、
竹野、タケノ、たけの、の文字が乱雑に書き殴られていた。
 一軒一軒を訪ねて歩いても半日ほどで済みそうだったが、もし仮にいきなりそ
の人物に遭遇した時には、どういう言葉をかければいいのかわからない。
 ここは絡めて作戦だ。
 そうだ、駅の近くに野菜も魚も日用品も何でも売っている店があった。
 これまでにも何回か祖母に頼まれて、買い物に行ったことがある。
 そこの店の主人に尋ねればいい。
 僕はすぐに行動態勢に入った。
 第三セクター線の駅前の、それほど広くはない県道に面してその店はあった。
 幸いというか客は誰もいなくて、何かを買うついでにという考えで、僕はア
イスクリームを一個手に取ってレジに行くと、
 「やあ、あんた昭子さんところの…」
 と半分近く禿げかかった頭にタオルを巻いた、五十半ばくらいの店主が、僕
の顔を覚えていたのか、にこやかな顔で親しげに声をかけてきた。
 その顔は僕の記憶の中にも少しあった。
 「夏休みで来てるんかい?そりゃ、婆ちゃんも喜んでるだろ」
 話しかけやすい雰囲気もあったので、僕が思いきって竹野という名前を出す
と、少し意外な答えが返ってきた。
 「竹野?……さあ、この村では聞かない名前だね。どういう人?」
 この村のことなら商売柄で、何でも知っていそうな感じの人の言葉に、僕は
少し戸惑って、
 「い、いえ…な、何でもないです。ありがとう」
 と返答して足早に店を出た時だった。
 店の中のほうで、あっという店主の大きな声が聞こえた。
 「兄ちゃん、兄ちゃん、思い出したよ」
 そういって僕に近づいて、
 「この裏の山の麓に、高明寺っていうお寺があるんだよ。そこの住職はもう
二年ほど前に亡くなっているんだけどね、奥さんが住職代行で細々とやってて、
そこの下働きみたいな人がいて…確かこの前、ここに買い物に来てた、寺の檀
家の奥さんが、そう呼んでたような気がするよ。これくらいしか知らねえけど
な…」
 早口でそういって、店主は片手を小さく振って戻っていった。
 少し心もとないような情報だったが、僕は視界が急に明るくなったような気
分になって帰路をのんびりと歩いた。
 祖母のスマホの画像にあった坊主頭と寺。
 帰宅して自分の室に入った時には、あの雑貨店の店主の情報は、ほぼ間違い
ないと僕は確信していた。
 さてこれからどうするか?
 何気にスマホの検索画面に、この地区の住所を入れて「高明寺」と入力して
みたら、ミラクルヒットだった。
 文字紹介だけの短いアプリだったが、それなりの歴史があるようで、僕は暗
記する気持ちで紹介文を熟読した。
 高明寺の由緒は源平合戦末期の頃で、八百年以上もの歴史があるとのことだ。
 源氏に敗れた平家の落人が、関東のこの奥地まで逃げ延び、この地に細々とし
た集落を開き、この寺を建立したと書いてあった。
 昨夜の出来事(祖母の秘密)があってから、自分自身でも少し意外な気がして
いるのだが、これほどに僕は行動的な人間だったろうか?という疑問を感じるほ
どに、頭の中に次々と卑猥な気持ちの少し混じった思惑が湧き出てくるのだった。
 頭の中で、僕はもうこの寺を訪ねる口実を拵えていた。
 高校生という自分の立場を活用して、夏休みの歴史探求で、八百年以上も続く
この寺社の由緒や由来について教えてほしいと願い出るのだ。
 だがその時期は、来週後半ということにしなければならない。
 何故ならこの一週間後には、祖母がまた竹野という男に会いに出かけるはずだ
からだ。
 その時はこっそりと祖母の後をつける。
 祖母はこの高明寺をきっと訪ねるのだろう。
 そこで何を見れることになるのだろう?
 高明寺への歴史探索訪問は、その後のことでいい。
 その夜、祖母は夕食にすき焼きを振舞ってくれた。
 祖母の秘密について、裏でこそこそとした卑猥な姦計を企てている僕の心は相
当に痛んだが、すき焼きは驚くほどに旨かった。
 風呂を先に上がって祖母と他愛のない話をしながら、僕はテレビのバラエティ
ー番組に目を凝らしているフリをしていた。
 食後にふと思いついたことがあったのだ。
 「婆ちゃん、お風呂入ってくるわ」
 待ち望んでいた言葉が出た。
 風呂のガラス戸が閉まる音を聴いてから、僕は寝転んでいた身体を起こし、座
卓の上に無造作に置かれた、祖母のスマホを手に取った。
 この前はスマホの発着信とメールと画像の、最近のところしか見てなかったの
で、もう少し時期を遡って見るつもりだった。
 発着信で早速に気づいたことがあった。
 例の竹野という男からの通話の時間帯だ。
 昼間の時も何回かあったが、夜、それも午前零時前後の通話がとびぬけて多か
ったのだ。
 都会でもそうだが、こんな片田舎でいったら、人間の大半が深い眠りの中にい
るはずが、週に二度以上の間隔で通話しているのだった。
 すぐに僕は機転を働かせて、祖母のスマホに録音機能を設定した。
 機具には詳しくない祖母に、気づかれることは先ずない。
 約一ヶ月ほど前の、祖母と竹野の少し長めのメール交換の履歴があったので、
詳しく読む前に僕のスマホに転送しておいた。
 (昨日のお前、激しかったな)
 (………)
 (飢えてたのか?)
 (あなたが、あんなものを使わせるから)
 (ああ、電動マッサージ器か)
 (お尻にも何か入れるから)
 (ああ,そうだったか。それにしてもその歳でお前の身体の感度は抜群だ
な)
 (あなたが私の身体をこんなにした)
 (お前、自分自身は気づいてないのかも知れんが、相当に淫乱な部類に
入るぜ)
 (………)
 (さ、それじゃ、今日俺が渡したメモをゆっくりと呼んでもらおうか)
 (読めません)
 (読め)
 メールはそれから一旦途絶えていて、三十分ほどの経過があって、また再
開されていた。
 (昨日、竹野さんに呼び出されたのは、午後の二時頃でした。お寺の裏山
にある小屋に来いというのです…。そこは私が最初に竹野さんに犯された、思
い出深く、印象の強い場所です…。)
 そういう書き出しで、長いメールは連綿と続くのだ…。

      
                      続く
 
2023/01/26 17:26:16(IUAydioF)
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