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人格排泄に憧れて(1)
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:人格排泄に憧れて(1)
投稿者: 雄一
新宿区のとあるマンション。
ポストのダイヤルを指示通りに回し、
中から鍵を取り出して
エントランスの自動ドアを開錠する。
管理人室はカーテンが閉まっている。

エレベーターで2階に行く間、
もう一度メールを確認する。

 部屋に入ったら服をすべて脱ぎ
 鍵を締めず
 玄関で脚をМ字に開いて座り
 オナニーしながら
 イかずに待つこと。

(オナニーしながらイかずに待てなんて・・。)

こうして鍵を預かりご主人様の帰りを待つようになったのは
今日で3回目だ。

前回、前々回と同じく、きっと今日も
肛門をほぐされ、浣腸液を腹が膨れるまで詰め込まれ
はしたない音を立てながら排泄し、
頭のネジを飛ばしてしまうのだろう。

初回の逢瀬は、願望の一部が叶えられる嬉しさ以上に
あられもない姿をさらすことへの羞恥心と若干の不安から
思うように自分を発露できなかった。

二人でいる時間と会話を重ねるうちに徐々に、
自分の中から人格を剥がし落とすことがつかめてきた。

扱いが乱暴であればあるほど、その激しい体の揺さぶりの中に
自分のささやかな抵抗を溶かし込むことができるようになった。

(私の体はされるがまま、快楽を貪る肉便器。)

和室に入ると、独特な畳のい草の香りが鼻から脳に染みる。

(あぁ、この香り。私が自由になれる場所。)

頬を擦り付けるようにして上半身を畳に預けて
深々と自由の香りを胸に吸い込んだ。

(私は変態、それが真の姿。ここで私は解放される。)

頭の中でそう呟くと、急に胸が弾んだ。
まもなく帰宅するご主人様には思いっきり甘えられる。
すべてを曝け出しても受け入れてくれる。

過去2回の逢瀬がその思いを確信に変えてくれた。

服を脱ぎ、部屋の隅に畳んで一糸まとわぬ姿になると、
壁に立てかけてある姿見が目に入った。

少し上気した頬を撫で、首から胸へゆっくりと自身の体を感じながら
腰を撫で、尻を撫で、内股へと両の手を滑らせた。

脚を曲げて鏡の前に尻をついて座った。
体育座りから徐々に脚を開いていく。
鏡の中の女はすっかりと蕩けた表情になり、
なんという淫猥な姿だ、と恥じらいつつも
ここでこうして居ることが、どこか当然のような、
空間に馴染んでいるような感覚を覚えた。

「ご主人様。」

声に出して呟く。
まだ面と向かってこの言葉は言えずにいる。
そう呼ぶことに迷いがあるわけではないが、
まだ自分の中でしっくりと来ていないのだ。

「ご主人様。」

もう一度、こんどは呼びかけるように
鏡に向かって視線を合わせて呼びかけてみた。

カッと耳に血流を感じたのと同時に、
その対義語としての「奴隷」という言葉が脳裏に浮かんだ。

(私は、奴隷、、、?)

それはこれから構築される二人の関係を表す予感として
浮かんできた言葉のように思われた。

今はそれが相応しい言葉かどうかはわからない。
しかし心の中では、はっきりと上下関係があり、かつ
信頼関係の萌芽のようにも思われた。

胸の奥でじわりと、自信のような気持ちが生まれ、
その芽吹きに押されて鏡の前から立ち上がった。

(お迎えに出なきゃ。悦んでいただけるように。)

 
2022/07/19 22:35:53(ewqqO56b)
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