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1:夫が変わりました
投稿者:
小百合
私は39歳の主婦です。
同じ年の夫とは、恋愛で26歳の時に結婚しました。 私も仕事をしており、経済的には夫と同等の収入を得ていましたし、どちらかと言うと気が強い方でしたから、新婚の頃から夫婦喧嘩も時々ありました。 それがいつの頃からか、その夫婦喧嘩さえも無くなってしまったのです。 家の中でも、話をすることは殆ど無く、もちろん三年くらいはセックスレスの状態でした。 せめて二人の子供を授かっていたら、状況は変わっていたかもしれませんが、40を前にして二人は顔を合わせるのも苦痛な生活を送っていました。 夫は、時たま優しい言葉や誕生日等のイベント等で、私の気持ちを引き戻そうとしていましたが、私は夫のそんな気持ちを知りながら、やがて来る先は離婚しかないと考えていました。 ゴールデンウィークを前にした週末、私は夫から 「新婚の時にしたように、二人でキャンプに行こう。」 と誘われました。 ただのイベントとしてのキャンプではなく、そこで何か重大な事を私に打ち明けたいのではないか、と私は思いました。 多分、離婚の事だろう。 どっちにしても、私から言い出そうかと思っていたところでしたので、二人のキャンプを承知しました。 心の中では「最後の二人の思い出ね..」と考えならです。 キャンプの準備や段取りは、全て夫がしてくれました。 今頃予約しても空いてるところなんて無いのでは、と思っていたのですが、夫はキャンプ場では無く、自分の実家から車で30分位の所にある、谷に沿った里山の自然林でキャンプをすると言いました。 そこは、夫が高校や大学の時に、一人でキャンプした場所だと言う事でした。 離婚の話等、他人に聞かれたくはありません。 人里離れた所なら、今度のキャンプにぴったりでしょう。 私は、夫の立てた計画を承知しました。 当日は晴れ渡っていました。 ランドクルーザーで山道に入り、林道の行き止まりに渡された鎖を外し、夫はさらに奥へと車を運転して行きます。 着いた所は、落葉樹の林の中にぽっかりと開けた空き地でした。 下からは谷川のせせらぎが聴こえ、風が吹くと木々がざわざわと音を立てます。 これが夫とでは無く、親しい女友達と一緒ならどんなに楽しいだろうかと考えてしまいました。 夫と二人でテントを張り、夕食を作り、そしてやがて暗闇が焚き火とテントの周囲を囲んできました。 テントの中にランプを灯してから、 「私、着替えるから、外に出ていて!」 私は汗で濡れた肌を拭き、新しい肌着に着替えるために、夫にそう言いました。 夫が何か言いたげでしたが、敢えて無視しました。 今の夫には、私の着替えを覗くような勇気も気力も無いはず..。 もし覗いたりすれば、私から滅茶苦茶まくし立てられ、泣きそうな顔になるのが落ちだ、と考えていたのです。 離婚を本気で考えているのに、今さら肉体関係を結ぶつもり等、毛頭ありませんでした。 夫はテントから出ていきました。 外で何かしてる物音が聞こえましたが気にせずに、靴下から穿いてた綿パン、上のTシャツ、と脱いでいき、キャミソールを頭から抜いた時でした。 いきなり夫がテントの中に入って来たのです。 「何よ、まだ着替えてるでしょ! 出て行って!」 私は言葉を荒くして夫を罵りました。 普段ならこれで、夫は情けなさそうな顔をして引っ込む筈でした。 しかし、その時はそうではなかったのです。 夫はギラギラした目で、じっと私の半裸姿を睨んでいました。 私は、 「何見てるのよ!さっさと出て行って!」 と大声を出し、たった今脱いだキャミソールを夫に向かって投げつけたんです。 いつもの夫なら、それを避けることもせずに、私の下着を顔に被ったまま、すごすごとテントの外に出ていく筈..。 ところがその時、夫は投げつけられた私のキャミソールをパッと払いのけると、一気に私の目の前まで迫ったかと思うと、いきなり私の頬を平手でパーンと叩いたんです。 何が起こったのか分かりませんでした。 夫から叩かれるなんて、初めてでした。 夫は無言のまま、叩かれてぼーっとなってる私の背後に回ると、私の背中に足を掛けてテントの床のマットに踏みつけるように押し倒しました。 「ちょっと、何するの!」 やっと声が出た私が大声を出しても、夫は無言のままで、うつ伏せに私を押し倒し、その上に体重を掛けたのです。 私は動けないどころか、背中を圧迫されて息も苦しくなる程でした。 えっ?何? どうしちゃったって言うの? あの情けない夫でしょ? 他の人じゃないよね! 驚きが過ぎて、頭の中では、かえって他人事のような感じの驚き方になったのを覚えています。 夫は私の右手の手首を握ると、背中にねじあげました。 とても強い力です。 それまで、夫がこんなに力があったなんて、知りもしませんでした。 いえ、夫が力持ちとかじゃなくて、男の人が私達女より力があるって事実を、これまで忘れていたんです。 「い、痛い!何するの!」 私は喚き続けましたけど、夫は無言のままです。 私はねじあげられた右手首に、何か巻かれるのを感じました。 その時はもちろん背後だから見れませんでしたが、後になって、それが黒い革製の手錠と言うか手枷と言うか、手首を縛ってしまうものだと知りました。 右手の次は左手です。 背中にねじあげられないように頑張ろうとしても、かえって関節がねじ曲げられるようで、とても耐えられませんでした。 「痛い! やめて、やめて、やめて!」 私は、まだ自由な足をバタバタさせながら訴えましたが、夫は全く聞く耳を持たないようでした。 私はあっという間に、両手首を背中で縛られたようにされました。 それも、ブラジャーとショーツだけと言う恥ずかしい姿でです。 いつもバカにしていた夫に半裸を晒すのは、恥ずかしいよりと言うより屈辱を感じました。 私はその時、うつ伏せになっていたのですが、夫が私をひっくり返そうとした時に、意地でも仰向けにはならないつもりでした。 しかし、両手を背中で縛られてしまうと何の抵抗も出来ないことを私は直ぐに知りました。 せいぜいエビのように腰を曲げてひっくり返されないようにしたのですが、かえって透いた腹部に手を掛けられて、あっと言う間に仰向けにされたんです。 夫は仰向けになった私の腹部に馬乗りになりました。 やはり重くて動けません。 せめてもの抵抗として、夫の顔を睨み付けてやりました。 本当にバカでした。 夫はニヤッと、これも初めて見る気持ち悪い笑いを浮かべると、左手で私の髪の毛を掴んで顔を持ち上げ、右手で私の頬に往復ビンタを加えたんです。 私はもう、 「いやー!」 「やめてー。」 「誰か、助けてー!」 と叫ぶしかありませんでした。 目から涙が流れているのも分かりました。 夫の前で涙を流すなんて屈辱だ、と頭で考えるけど、我慢するとか言う段階じゃなくて、叩かれながら勝手に流れているんです。 しばらくして夫の平手が弛んだ頃、私は薄く目を開けて、夫の様子を伺いました。 意外にも、夫の表情は怒ってないんです。 薄笑いするような表情ですが、何を考えてるのか、私には読めとれませんでした。 やはり私はバカでした。 軽率にも、自分の価値観で夫に話しかけたんです。 「何を怒ってるの? 私が悪い事してたんなら、謝るから..」 こう言った途端に、再び夫の往復ビンタが始まりました。
2022/05/08 14:44:26(TrsJO40v)
投稿者:
小百合
しかし、私の色情狂の踊りも、そう長くは続きませんでした。
息が切れ、身体が動かなくなったんです。 荒い息をしながら、立木の根本に踞っていると、またガサガサと言う音が聞こえました。 恐い..。 もう、耐えられない..。 涙も声も枯れてしまいました。 そんな時に、やっとテントの方向から人が近づいて来る音が聞こえました。 そちらの方向を凝視すると、小さな明かりが見えてきました。 それが段々と近づいて来て、やがてランタンを手にした夫の姿まで見ることが出来ました。 私は、ほっとしました。 やっと助かったんだ。 夫も気が済んだんだわ..。 そして、私を助けに来てくれたんだわ..。 そう思っていたんです。 夫は、地面に座り込んだ私の前に立ちました。 私の枯れていた涙が、再び溢れてきました。 ひっ、ひっ、としゃくるようにすすり泣きながら、私は夫の足にすり寄りました。 夫が私の顎に指を掛けて、私の顔を上げさせます。 「辛かったか?」 夫の声に、私は 「酷いわ..。酷いわ..。 女の私に、こんな事をするなんて..」 と答えました。 我ながら、ちょっと怒ったような、それでいて甘えてるような、如何にも女性が男性に媚を売ってるような声だったと思います。 こんな酷い事をした夫に対して腹を立ててる、とか言う意味ではないつもりでした。 むしろ 「もう、降参..。私の負けよ..。」 と言うような意味のつもりだったんです。 女の私に、これだけ酷い経験をさせたんだから、夫はもう気が済んでる筈..。 浅はかにも私は、そう思い込んでいたんです。 ところが、夫の反応は予想したのと違っていました。 「まだ元気があるな..。」 冷たくそう言うと、スタスタと一人でテントの方へと戻って行くんです。 私は泣きわめきました。 「いやー!ごめんなさい! 置いていかないでー! 恐いよー! 貴方ー!助けてー!」 まるで小さな幼女の様にです。 それでも夫は、完全に私を無視して遠ざかって行きました。 あまりの悲しさに、私は地面にペタリとしゃがみ込むと、また失禁してしまいました。 夫の持つランタンの明かりが完全に見えなくなると、春なのに山の夜の冷たさがヒシヒシと私の身体を冷やしていくのを感じました。 私は湿った地面にうつ伏せに倒れ伏して、しくしくと泣き続けました。 もう大きな声を出す気力も失ってしまったんです。 オナニー等で辛い気持ちを紛らかす気力も、もうありませんでした。 夫は、いつまで私を、ここに縛ったままにしておくのかしら? 朝まで? いや、もしかしたら明日も、ずっとこのまま縛られてるかもしれない..。 仕事のお休みは明後日までだから、その翌日に私が出勤しなかったら、職場の誰かが家に様子を見に来てくれるかもしれない。 でも夫が、妻は急な用件で..とか言えば、さらに数日間はそのままになるかも..。 そうなったら、多分私は、もう、生きてないわ..。 こんな山の中で、真っ裸で、縛られたまま、寒さか空腹か、喉の渇きで死ぬのかしら..。 野犬か猪、もしかしたら熊なんかに襲われて、食べられしまうかも..。 いえ、違うわ..。 夫から、すごく酷い方法で拷問されて、苦しみながら死んでいくのよ..。 そして、この近くに掘られた穴に投げ込まれて、誰にも知られずに消えていくの..。 なんて、可哀想な私...。 その時の私は、現実の苦しさから逃れるために、未来の妄想を頭の中で繰り広げていたんだと思います。 実際、そんな妄想をしながら、地面に横たわっていた間は、あまり現実の辛さを意識せずに済みました。 しばらくして、頭の上で木の枝が、パキンと大きな音を立てました。 ビクッとして顔をあげても、闇はますます暗くなっていて、曇ってきたのか、もう星すら見えなくなっていました。
22/05/09 16:44
(1V86Qr6j)
投稿者:
小百合
私はスンスンと鼻を鳴らしてすすり泣きながら、心を想像の世界に向けていました。
子供の頃や青春頃の楽しかった事を思いだそうとしましたが、上手く想像出来ませんでした。 むしろ、今の自分がこれからどうなってしまうのか..。 もうすぐ死んじゃうの..。 可哀想な、私..。 と自分の死を、まるで思春期の乙女のように美しく想像してみました。 全裸の私が、きれいな自然の中で、お花に埋もれて死んでいく..。 その想像は、美しくはありましたが、40に手が届く私がするには、似合わないものでした。 次第に想像は、この後夫から残酷な拷問を受けて、苦しみながら、しかも夫を恨まずに死んでいくと言う自分の姿を思い描くようになって行きました。 もちろん死んだ経験もなければ、これまで拷問を受けた事も今回が初めてです。 その妄想の拷問にリアルさは無く、むしろ普通の状態であれば、滑稽とも言えるような内容でした。 例えば、太く丈夫な先の尖った木の棒で、お尻か性器から口まで串刺しに貫かれる。 重い石を身体に縛り付けられて、冷たい谷川の水に浸けられ、やがて頭まで沈められる。 長い木の棒に縛られて、キャンプファイアーの上に渡されて回転させられ、焼かれていく。 お尻に大きな漏斗を刺し込まれ、そこに高い滝から落ちる大量の水を流し込まれ、お腹が破裂してしまう。 など滅茶苦茶な想像でした。 その拷問を私にしてくれるのは、全て夫です。想像の中で夫は、先程私に見せた冷たい冷酷な表情で、淡々と私を処刑するのです。 そんな想像に溺れていると、何故かあんなに酷い夫を、私がたまらなく愛してるような気がしてきました。 愛してるのと言うのはおかしいですが、私の命を握ってる逆らう事の出来ない存在と言う風に思えてきたんです。 そんな妄想と、地面に性器を擦りつけると言う乱暴なオナニーに浸って、何度目かの絶頂を感じた私は、夫が2度目に来てくれた時には、うわ言のように 「貴方..、貴方...」 と呟いているだけでした。
22/05/09 17:38
(1V86Qr6j)
投稿者:
小百合
夢中で書いています。
内容的に、多くの人から賛同してはもらえないものと思っていますが、何人かでも読んでくださったら満足です。
22/05/09 17:42
(1V86Qr6j)
投稿者:
(無名)
薄っぺらいエロスじゃなくてとても面白いです。
22/05/09 18:03
(I7A81Cjf)
投稿者:
義幸
面白いです
これからの展開が楽しみです 賛否有るかも知れませんが最後までお願いします
22/05/09 22:07
(12Kq80ZT)
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