娘の里奈と会うのは何年ぶりだろうか
お父さん
マンションの十階の踊り場でこちらに近づいてきたのは紛れもなく離婚後久しく会うことのなかった一人娘の里奈だった
別れた妻が再婚して実家を離れた後妻に引き取られていた娘は二十歳の大学生になっていた
寒いだろ
中に入りなさい
白いフリースのジャケットと紺のスキニー
ロングヘアの里奈はこっくりと頷いて微笑んだ
里奈ちゃん
チューしよう
いやぁ
お父さんったらエッチなんだからぁ
クリーム色のセーラー服にチェックの女ミニ
ピンクのペディキュアは分別盛りの男を舞い上がらせた
里奈
里奈ぁ
妄想はそこで途切れた
しびれウナギは女の体の中ではなくむなしくティッシュペーパーに想いの果てを吐き出した
娘の部屋は当時のままだった
なつかしい
喜んでくれてうれしい
机のひきだしにあったこじゃれた紙袋
イブの晩サンタは用意したものを娘の部屋のドアノブにぶら下げた
その紙袋の中身はシリコンの張り子だった
娘の格好のおもちゃになったその一物は勉強の合間に娘を慰めた
夜更けに覗き見た居間で
パパ
娘の熱く湿った声
四つん這いの尻が大きくに震えた
お父さん
はっと我に返った
唇を合わせた
すかさず舌を絡ませる
こんなことならいくらでもしますよ
フリースを脱ぐと黒のノースリーブからいつの間にか大きくなった胸のふくらみが覗いた
スキニーとパンツを脱ぎ四つん這いになると柔らかい草が生える早春の丘を娘は指で撫であげた
後ろからがいいんですか
顔を近づけ舌で娘の花の芽を探り当てた
太ももの内側が小刻みに震える
お返しとばかりに舐りついた娘の咥内でしびれウナギはびくびくと暴れ始めた
今夜は泊まっていきなさい
一呼吸おいて吐き出したぬるぬるとした液体を掌で受けとめると娘は無言で頷いた
その日の晩
夜伽に参りました
バスローブを脱ぎ捨てると娘はベッドの上で両足を開いた
用意したゼリーを塗り込むと仰け反るようにしてその花唇を見せつけた
上になり素股でまだ覚めやらぬしびれウナギの頭を刺激する
やがて膣内にしびれウナギの頭が埋没した刹那だった
しびれウナギの電流で頭の中が一瞬真っ白になった
濃くて熱いのがいっぱい出たよ
飛び散った白濁した汁を拭こうともせずに男は満足げに目を閉じた
知っている
同居する妻の弟に奪われそんな家を飛び出して高校時代から付き合っている彼氏と同棲するんだろ
そのためのお金が必要という訳
ありがとう
会いに来てくれた娘の里奈に深々と頭を下げた

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