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彼女との生活
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:彼女との生活
投稿者: 摩天楼
彼女との生活が始まり数ヶ月が過ぎた頃に、私は通販カタログから、新しい寝具を彼女に選ばせていた。楽しそうにページをめくっていた彼女が手を止め、「これにします」と指を差した。それは、ダブルベット用の少し厚手のマットレスに、羽毛布団のセット、それに合わせた黒と灰と白色が混じり会った地味目な柄の布団カバーだった。この機会にと思った私は、カーテンも変える事にしたが、彼女が選んだカーテンは、白いレースとモカブラウンのセットだった。
仕事を終え自宅へ帰ったある日、玄関のドアを開けると、いつになく楽しげな鼻唄が耳に入り、不思議に思いながら声が聞こえる方へ行くと、彼女が開けたばかりと思われる大きな段ボールから、注文していた寝具を取り出していた。私が「届いたんだね」と言うと、彼女は「はい。嬉しい。私達のお布団」と笑っていた。こんなに喜ぶ彼女の顔を見たのは初めてかもしれない。ずっと娘と寝ていた布団を使っていたので、二人だけの時間を実感しているのかもしれない。同じく注文していたカーテンも届いたので、私はスウェットに着替えて、今までのカーテンを取り外した。久々に部屋の窓を眺めていると、そこには、楽しそうにベットの周りを動き回る彼女の姿が映っていた。
カーテンが全て取り付け終わる頃には、新しい布団の上に正座をした彼女が、枕にカバーを付けている姿があった。それが終わると、彼女は「出来たあ」とバンザイをし二つの枕を二度だけ手のひらで叩いた。私は、新しく敷かれた布団に腰を下ろし、正座している彼女を抱き寄せキスをした。最後まで読んでいただき有り難うございました。
 
2020/11/23 10:48:54(m9mM3qal)
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