私は佐々山久子と申します。年は５１歳の未亡人です。
私の家は旧家で、敷地や家も広くて、私一人では持余していました。
私は、その家を貸し出すことにしました。そして、借主が見つかり、その会社に家を貸すことにしました。
その会社は、映像制作会社と名乗っていたのですが、実際はＡＶを制作する会社でした。
そんな会社とは、知らず、私は、社長の竹内さんに誘われるまま、興味本位で、撮影の見学に行きました。
いざ、その現場を目の当たりにし、目の前で撮影が始まると、頭の中が混乱してしまい、撮影中にも関わらず大きな声を上げました。
すると監督が怒り、若いスタッフに私を大人しくするよう命じました。
監督に命じられたスタッフは、私をおとなしくさせるため、上半身を【後手縛り】に縛り、体をソファーに座らせると両足を【Ｍ字開脚】に縛りました。その上、口に口轡をはめ、身動きが取れないようにしました。
私が大人しくなると撮影が始まりました。そして私を縛ったスタッフが私の傍に立ち、撮影を見ていました。
私は
『いくら撮影中に大声を出したからって、こんな辱めを受けるいわれはないわ。』
私は、怒りに震え、そのスタッフを睨めつけました。
スタッフは私が怒睨めつけていることに気が付くと、時折、私を蔑む様な目で全身を舐めるように見ました。
その目を見た私は、体を揺すりスタッフを睨め返しました。
暫くして、体に縄が食い込む感触と、スタッフの目線で、何やらモヤモヤとした感覚が湧いてきました。
そして、撮影が終わりに近づくと、スタッフは、私に
「久子さん。もうすぐ終わります。大人しくしていただけるなら、縄を解きますが、」
私は、こんな姿を誰にも見られたくない一心で、彼の提案を受け入れた。そして、縄と口轡を外され、ソファーに座りなおした。

そして、撮影が終わったのか監督が私に近づき、
「どうしたんですか？顔色が悪いようですが。やはり、初めてＡＶの撮影を見て疲れになったのでしょう。ご気分が優れないならご自宅までお送りしますが、いかがされますか？」
「そうですね、一寸気分が優れないので、申し訳ないですが家まで送って下さるかしら。」
「わかりました。お～い、圭太。久子さんを家までお送りして。」
「わかりました。監督。車を回してきます。」
『そうか、圭太って言うんだ。私を緊縛し辱めた男は』
私は、再び怒りが込み上げてきた。しかし、素知らぬ顔で彼が用意した車に乗った。そして家までの道中
「久子さん。乱暴なことをして、すみません。」
「いえ、こちらこそ撮影の邪魔をしてごめんなさいね。」
私は怒りを抑え答えた。
「いえ、こちらこそ、いくら何でもやりすぎでした。この埋め合わせは、させていただきますので、連絡先を交換してください。」
「いいわよ。埋め合わせなんて。」
「いえ、それでは僕の気がすみません。お願いします。」
あまりにも申し訳なさげな表情に怒りが収まり、しつこく嘆願され根負けして連絡先を交換した。
そして、家に着くと彼はそのまま撮影現場に帰っていった。

その夜、私がシャワーを浴びている時、
『あ～あ。今日は散々だったわ。』
そして、太ももに縄の跡がついているのに気付くと、
『もう、こんな跡までついて。』
あの時のことが思い出され、
『あの時感じたモヤモヤとした感覚ななんなんだろう？』
その時感じた、モヤモヤとした感覚が思い出され、
『まあ、あんなことされたんだから、仕方ないわ。でも・・・』
そして、私の中で何かが目覚めた。
その後、モヤモヤとした感覚は、だんだんと私の頭を支配し始めた。

一週間が立ち、圭太から連絡がきた。
≪今夜、お時間がありましたら夕食でもいかがですか？先日のお詫びにご馳走いたします。≫
私は、メールを見て心が動いた。
『そうだ、私を辱めた彼なら、このモヤモヤした感覚が何なのか知っているかも』
私はそう思い
≪わかったわ。ご招待を受けますわ。≫
≪ありがとうございます。では、後ほどお迎えに参ります。≫
そして、私は、シャワーを浴び、服装を整え彼が迎えに来るのを待った。

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