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ランヴェルスマンの快楽
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:ランヴェルスマンの快楽
投稿者: アイリーン ◆dto9IbaQ4Q
「サディストは、マゾヒストなくしては存在しえないのである。」
塩野七生著『人びとのかたち』より抜粋



「んぁっ...あぁっ!!」
麻縄が白く柔らかい肌にくい込む度に、
あたしは奇声を上げた。
前をはだけた浴衣から、両の乳房が零れても、
両手を後ろに束縛されては隠せない。
乳房の上下に渡った麻縄があたしを締め上げ、
圧迫された乳房や臀部は、これでもかという程に艶やかで、
エロスを漂わせていた。
不意に、先生が浴衣の合わせを開き、股下があらわになる。
触らなくても分かるほど濡れてしまった秘部からは愛液が滴り、
太ももを伝って垂れていた。

「なんだい、縛られただけで之か?」
先生はニヤリと笑って、あたしの乳首をつねった。

「いっ...たぃ...!」
そう顔を顰めながらも、あたしの秘部はヒクついた。
先生は、より笑みを深めながら、あたしの片足を持ち上げ、
天井に吊ってしまった。

隠すことの出来ない、秘められた場所。
片方の爪先だけを地面につけ、どうにか身を捩りながら、
秘部を隠そうと藻掻くも、暖簾に腕押し、
ますます縄がくい込むだけだ。
全身を拘束され、無力に踏み躙られ、羞恥を蹂躙される。
この瞬間、あたしは全てから解き放たれる。
そして、極上のエクスタシーに達するのだ...。




あたしは昔から、虐げられたくて堪らなかった。
人より優れた見た目、家柄、成績...
どれをとっても羨まれる私に唯一なかったのは、
父親からの愛情だった。

あたしが小学生5年生の時、母親は再婚した。
新しい父親は、優しそうな人だった。
現に、欲しいものは買ってくれたし、
よく遊びに連れていってくれた。
...あたしの白いワンピースの中に手を入れ、
幼い肢体を撫で回しながら、だけど。

中学生に入る頃に、父は急変した。
自分の欲求を抑えることが出来なくなったのだろう。
毎晩、家族が寝静まると、あたしの部屋に忍び込み、
様々な言葉であたしを脅しつけながら、
服や下着を脱がし、未発達な身体に指を這わせ、
味わうかのように舐め回すのだ。

あたしは、この気色悪い行為が何なのかを知らなかった。
だが、不思議なもので、子供ながらにこれが恥ずかしく、
親子がしてはいけないことだというのは、
何となく分かっていた。
だから、毎晩、毎晩、ただ声を押し殺し、時間が過ぎるのを、
父が満足するのを、ひたすら耐え、待ち続けた。

これは、あたしが高校に進学しても続いた。
胸も膨らみ、陰毛も生え揃い、...陰部も大人の形になった。
父は当たり前のように毎晩これを味わうのだが、
フェミニズムに由来する彼のこだわりから、
陰部に指を入れたり、挿入したりすることだけはしなかった。
それだけがまだ救いだった。

18歳の誕生日の夜だった。
いつもの様に父が部屋に入ってくると、
上機嫌にあたしをベッドから引きずり下ろした。
彼は、あたしの両手を押さえつけ、覆いかぶさった。
「やっと、"大人"になったな」
そういった彼の顔は、今まで見たこともないほど、
不気味で、いやらしく、気持ち悪く、おぞましかった。
あたしは、野性的な危機感に任せ、思いっきり足を振り上げた。
運良く、彼の陰嚢に命中した。
彼は私の横へゴロンと転がり、苦悶しながら背を丸めた。
今まであたしを虐げたあの男の、情けない顔と来たら!
あたしは、安堵とも優越感とも違う、
ただ、突き抜けるような快感を覚えていた。

それ以来、父があたしに何かをすることはなくなった。
と、同時に、父はあたしの存在を無視するようになった。
母は父のそんな様子を見ても、咎めようとはしない。
彼女もまた、父の呪縛に囚われた1人だったからだ。

父の呪縛から解き放たれたあたしは、自由を得ると共に、
孤独を知った。
孤独はあたしを苛み、いつしかあたしは、
自分が価値のないものに思えていった。
大人になってもそれは変わらない。
父親からの愛情に飢えたあたしは、
自然と自分より年上の男ばかり好きになり、
付き合った男...先生からSMを教えこまれた。
SMの世界は素晴らしい。
あたしがどんな人間だろうと、無条件で虐げてくれた。
ときに、理不尽な程。
特に、緊縛。
縄があたしの肌を撫でる度に、あたしは大胆になれた。
縛られると同時に解放された。
あたしが唯一、必要とされる世界だった。



「今日は厭に濡れやすいんだね、何故だ?」
先生は長い人差し指で、両脚をM字に開脚したまま吊るされたあ
たしのパンティ上にぷっくりと浮き出た筋をなぞった。
身体がビクビクと震えてしまう。
パンティは色が濃くなるほど濡れてしまっている。
「わかりません、でも、気持ちよくって」
あたしは息も絶え絶えに言葉を紡ぐ。
「お前は縛られただけで、股を濡らし、喘ぎ、絶頂するのか?
とんだ変態だな!」
先生の指があたしの穴を布越しにきつく押す。
暖かい肉壁が先生の指を包み込むようにキュッと締まった。
そのまま先生は、パンティを横にずらし、遠慮なくあたしの秘
部に指を突っ込んだ。
「あっ!!あぁっ....いやっ...」
「お前に拒否権などない、お前なんかただの玩具だ」
先生は、気持ちよさなど関係なしに、
あたしの穴をかき回した。
ぐちゅ、ぐちゅといやらしい水音を立て、
よだれを垂らすあたしの穴は、赤くぷっくりと充血していた。
先生はポケットからリング状の道具を取り出した。
...ヴァギナリングだ。
そら豆くらいはあるだろうか、
あたしの大きく勃起したクリトリスに、彼がリングをはめた。
あたしは弄られれば弄られるほど興奮し、
思わず腰を揺らしてしまう。
すると今度は、リングがより締め付けてくるので、
快楽のループにはまってしまうという訳だ。
あたしは、ワインを片手にこの醜態を眺める先生を横目に、
白目を剥き、よだれを垂らしながら、何度も何度も達し、
仕舞いには気絶してしまった。


気付くと、あたしは天井から降ろされ、
ベッドで寝かされていた。
あわてて先生を見ると、ベッドの脇で道具の手入れをしている
ところだった。
黒く艶やかな革製のバラ鞭だ。
じっと眺めていると、先生はこちらに気が付き、
「起きたのかい?」と頭を撫でてくれた。
ツヤ出しスプレーをかけながら、柔らかな布で丁寧に吹き上げ
る仕草はとても綺麗で、しばらく眺めていた。
すると、先生は何を勘違いしたのか、
そのばら鞭をあたしに渡し、試しに振ってみろなどと言った。
あたしは恐る恐る手に取り、見様見真似でムチを振った。
先生はそんなにあたしを見ながら、「下手くそだ」と笑った。
あたしはムキになって、何度も何度もムチを振った。
空を切る音も様になってきた頃、

「痛っ!!」

鞭が意図せず、先生の顔に当たった。
あたしは謝りながらすぐに駆け寄った。
しかし、先生は何も言わず、頬を抑えながら蹲っていた。
苦悶に歪むその表情。

そう、あれは....。

あたしの身体には味わったことの無い快感が駆け巡った。
自然と口元が緩んだ、
気持ちいい...。

あたしは、立ち上がろうとした先生の背中にまた鞭を入れた。
先生は驚きながら、こちらを振り返る。
あたしは、続けざまにムチを振るった。
先生は痛みに顔を歪め、身体を丸めて苦悶した。
鼓動が高まり、止まらなくなったあたしは、
ただ、笑いながら、ムチを振り続けたのだった。

ランヴェルスマン
2019/05/05 00:59:44(w.ZfgrAj)
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