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背徳の加算 ④
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:背徳の加算 ④
投稿者: 司馬 名和人
そのような多江の姿を横目で余り見えない目で眺めながら猪市はやがて布団の傍らに置いてある風呂敷包みを解き始めた。その様子を多江は恐る恐る見つめていた。

 やがて、猪市はその風呂敷包みからあるものを取り出したがそれを見た多江はやや引きつった声で叫ぶように言った。
  「い猪市殿、そそれは何ですか、なぜそのようなものを」

 その声の調子には明らかに驚きと脅えの調子が見られた。そのような多江の視線の先には猪市の両手にはいかにもどす黒い縄が握られていたのである。

  「何って、これは縄ですよ。縄とはものを縛るためにあるのですよ」
  「縛るとは、何を縛ると言うのです」
 もう明らかに多江の表情には脅えの影が宿っていた。そのような多江の様子を察しながら猪市はニタニタしながら薄笑いを浮かべながら言った。
  「まあ、多江殿、貴方を縛るためにあるのでしょうな」
  「ヒエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ」
 多江は一段と甲高い悲鳴を上げたのである。

 多江のような武家に生まれたおなごにとって、縄目の恥はまさに死にも勝る恥辱である。その縄目の屈辱をこれから味和されようとしていることを悟って多江は目の前が真っ暗になった。
  「ななぜです。わたくしが縛られなくてはならないのですううううううううううううう」
 そのように多江は引きつったような声をだしたが、猪市はそれこそ背背笑うような調子でこう嘯くのである。
  「ヘヘヘヘヘヘヘ、何故って、先ほども言ったようにお仕置きですよ。それにフフフフフフフ」
 猪市は不気味な笑顔を見せながら更に言葉を続けた。
  「フフフ、それにこれはわたしの趣味みたいなものですよ」
  「趣味ですって、そんんな?」
  「ヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ、多江殿、あなたとの情事にはおくびにも出しませんでしたがね。ほかのおなごとアレをしている時には時々、それらの女を縛ってヒイイヒイイイイと泣かせるのが好みでして。フフフフフ」
  「ウウウウウウウウ、い猪市殿、そなたと言う人は」
 多江はもう絶句した。そして自分はこれまで長年の間、このような異常な性癖を持つ、男と肉の交わりを持っていたこと。そして娘の由香がこの男の妻になろうとしている現実に暗澹たる思いを抱くのであった。

  「フフフフフフ、多江殿、わたくしは余り目が見えませんが、おなごが縄で括られて苦悶する姿は何事にも変えがたく美しいと知り合いの絵師が申します。目が見えないわたしでもその感覚はなんとなくわかりますし、縛られたおなごが苦悶のために出す声を聞いているとそれこそゾクゾクいたしますぞ」
 そのようなことを猪市は言いながらニタニタ笑う姿をみていると多江はそれこそぞっとした。
 
  「イヤアアアアアア」

 多江は恐怖のあまり、上半身が肌蹴られているにも関わらず、その場から逃げ出そうとしたがすぐに猪市に両肩を掴まれてしまった。

  「ヘヘヘヘヘヘヘヘ、多江殿、いまさら逃げることはないでしょう。フフフフフ尾互いに体の隅々まで肉をむさぼり合った仲でしょう」
 猪市はそのようなことを嘯きながら、多江の両手を強引に背後にねじ上げるのである。
  「ヒエエエエエエエエエエエエ、おお許しをおおおおおおおおおおお」
 そのような抗いの声も空しく、猪市は背後にねじ上げた多江の両手を一まとめにすると透すかさずに既に口に銜えていたいかにもどす黒い縄を多江のねじ上げられた両手首に巻きつけて縛り始めたのである。

  「ウウウウウウ、止めてえええええ」
 厳重に多江の手首を縛った縄は更に前に回されて露にされている多江の四十二歳にしてはまだまだ張りがある左右の乳房はの上下に厳しく縄目が食い込み、その膨らみがより強調される結果となったのである。

 一通り、縛り終えると猪市は背後から緊縛された多江の体を抱きすくんだ。そして背後から縄で括られた左右の両乳房をそっと持ち上げながら多江の耳元で囁くように言った。
  「フフフフフフフフフ、生まれて初めて素肌に縄を打たれた心持はどうです。フフフフフフ、なんとも言えん気持ちでしょう」
  「ウウウウウウウ、おおお許しをおおおおおおお」
  「ふふふふふふ、多江殿、そなたのご亭主である兵六殿は吟味与力としてこれま罪を得て縄目を被ったさまざまなおなごを厳しく取り調べ、そなたのご子息の修理殿もこれから同じように縄目の女囚を取り調べすることもあろう。しかし、ヘヘヘヘヘヘヘヘヘ、その兵六殿や修理殿にしてもおのが妻であり、母親でもあるそなたがいまそれこそ女囚のように縄目の恥辱に喘いでいるとは思いもせんだろう」

 猪市はそのようなことを呟くと上半身を厳しく縛められている多江の体を一介点させておのが方に振り向かせるとやおら抱き寄せながら多江の耳元にこう囁くのである。

  「フフフフフ、それではもうそろそろ、多江殿、そなたの観音様の御開帳と参りますか」
 そう言うや否や、猪市は多江の下半身を覆っている腰巻に手をかけるのである。
  「アアアアアアアアア、止めてええええええええええええええええええええ」
 そのような劈くような悲鳴が多江の口から飛び出したものの、猪市はそれに構うことなく腰巻を引っ剥がすのである。

 それと同時に猪市は露にされた多江の股間の女の源泉を手で弄りながら指を差し入れるのである。

  「アアアアアアウウウウウウウウウウウウウ」
 その多江の喘ぎ声を聞きながら猪市は多江の股間の秘所に差し入れた指を引き抜くとそれを己の鼻で嗅ぐとニヤリと微笑しながら言った。

  「フフフフフフフフフフフフフフ、多江殿、そなたの股間の観音様はほれほれ既にこんなにビショビショに濡れているではないか。ヘヘヘヘヘヘヘヘ、そなたはわたしのことを恥知らずとか鬼畜とか申したが、それと同じように多江殿、そなたはまさに淫らで尻軽な雌ではないのかな」
 多江はそのような猪市の罵りの声を聞いてその通りだと思った。
 多江は結局、夫を裏切り、長年に渡ってこの猪市と情を通じてしまった。そして娘の由香がこの猪市の妻となることにより、ついに娘の夫とも情を通じることになってしまったのである。これこそ、まさに二十の裏切りであり、背徳の加算とも言えるのである。
  「この人の言う通り、わたしは所詮、淫乱な雌だわ」
 猪市に全裸で緊縛された身を抱擁されながらそう多江は思うのである。そしてこれからも自分はこの男との縁を断つことは無いだろうと感じても居たのである。

 
2017/07/26 16:39:38(QFdVfj5B)
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