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羞恥心に震えるシズに触れたい、という衝動に動かされ、私は
「お店を出よう」と、シズに告げる。 シズは次は何を求められるのかという不安と期待が入り混じる表情で小さく頷いた。 明るい店内を避けるように、建物の隅に向かう。非常階段の表示を見つけると、そこを目指した。後ろからハイヒールを履いたシズの足音が付いてくる。どんな表情をしているのか確かめたかったが、その気持ちを抑え、平静を装い、照明が落とされた非常階段にたどり着く。 先ほどのカフェと違い、ひっそりとして、何か取り残されたような空間に、シズを招き入れる。 売り場からは見えないように、死角に導く。 私は正面に立ち、シズの全身を改めて確認する。シズの体に這うような視線を向けている私を、シズが見つめているのが視界の端に映る。 私「足を開いてごらん」 シズは不安な表情をしながらも、足幅に満たない位、遠慮がちに足を少しだけ広げる。 「触って欲しいのでしょう?それでいいの?」 目を見つめながら、少し強い口調で。 おそらく興奮で濡れた目で私をみながら、肩幅ほどに足を開いた。 「見せてごらんなさい。シズの恥ずかしいところがどうなっているか」 柔らかな素材のワンピースの端を握ったまま動かない。 「どうして欲しいの?自分の口で言いなさい」 頭の中は興奮しながらも、冷静な部分も残っているようで、自分の語気が強くなっているのがわかる。 「恥ずかしいところを見ていただきたいです」シズの手に力が入る。ぎゅっと握り締められたワンピースの裾がゆっくりとあがる。 その部分が見えるか見えない かという高さでシズの手が止まる。ようやく私の目が暗さに慣れてきたその時、シズの内ももに一筋のものを見つけた。 初めてシズに触れる瞬間。 その筋になっているものを人差し指ですくい、シズの目の高さに持っていく。 人差し指と親指をつけ、離すと粘りの強い糸が指を渡る。 「これは何?」 と問い詰めると、シズは俯くと同時にその場に膝を落とした。
2017/05/12 15:06:01(evWbN0pF)
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