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(無題)
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:(無題)
投稿者: (無名)
「 槌男へ
 
 左手の中指に赤い目印を巻きなさい
 いつか、突然その左手を捕まれ
 導く女性が現れたなら、その女性に全てを委ねさい 」

 あれから何年だろうか。
 こんな文章をネットで見つけ、
 淡い期待と興奮で先走り汁が溢れ出た。
 あれ以来、私のポケットには赤い輪ゴムが
 絶えず忍ばせてある。




 帰宅電車のドアにもたれ掛かり、明かりが燈り帰宅人を待つ
 幸せそうな住宅街、ライトを照らす車列の行き交う街道。
 ぼんやりと車窓からの街並みを眺める私の背中に。
 あきらかに女性の隆起を思わせる二つ刺激が押しつけられた。

 朝のラッシュ時程の混みようではないが。
 人と人とが重なりあうような車内の乗客。
 背中の刺激を間際らそうと、意識すればするほど
 牡の条件反射とは悲しい性
 こんな処で痴漢と間違われても迷惑と、
 体の体制を変えてみるが。
 二つの隆起は、あとを追うように更に強く押しつけ
 られて来る。
 
 ズボンに隠された男性器は、その象徴を主張し
 いまや、その現実を隠しようもなくズボンの前部を
 押し上げている。
2016/06/26 12:44:56(jzu0ke0o)
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