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母の愛人に・・・
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:母の愛人に・・・
投稿者: ユウイチ
平日午前十一時過ぎだった。
 六畳間の居間で雄一と沢木の二人は長く黙ったまま座
り込んでいた。
 テーブルの幅の狭いところで雄一は座椅子にもたれ込ん
で、テレビの画面を見るともなしに見ていた。
 雄一の右隣りの前にTシャツにトランクス姿の沢木が背
後の壁にもたれるようにして、同じようにテレビ画面に
目をやりながら煙草の煙を大きく吐き続けている。
 テレビ画面は料理番組でエプロン姿の太った女性が、
派手なブラウスを着た女性アナに調理材料の分量か何か
を説明している。
 沢木が寝起きで居間に入ってきたのは三十分ほど前の
ことで、雄一は今日は進学塾が休講日なので九時過ぎま
で寝ていて、母親が作り置きしてくれていたサンドイッ
チを食べ終えてからずっと居間にいた。
 母の寝室の戸が開く音がした時に、雄一は立ち上がっ
て自分の室へ戻ろうと一瞬思ったのだが、ここに自分が
いるのだから沢木は入ってこないだろうと考えそのまま
いたのだが、彼は閉めてあった戸を開けて雄一を無視す
るかのようにどっかりと腰を下ろしたのだった。
 二ヶ月ほど前から沢木はこの家の同居人になっていた。
 沢木は母の愛人だった。
 母がケアマネージャーとして勤めている老人ホームに
出入りしている清掃会社の従業員で、母とは半年ほどの
交際があって同居するまでになったのだ。
 そのことの了解を母から求められた時、雄一は特に反
対もしなかった。
 六年前に離婚して雄一を引き取り、広くはない市営住
宅住まいだったが、雄一の中学、高校の学費も一生懸命
働いて工面してくれている母は四十六歳だった。
 母が恋愛するのは自由だと雄一は思っていた。
 沢木は体格ががっしりとしていて、坊主頭で目つきの
鋭い見るからに男っぽい雰囲気で、口数もあまり多くな
く、雄一のことも無関心なようで初対面の時から自分か
ら話しかけてくるというのはなかった。
 雄一も同じ思いだった。
 母の愛人というだけの接点しかないのだから当然とい
えば当然のことである。
 ただ雄一にはかすかに気になる点が一つあった。
 沢木が自分を見る時の目の輝きに、雄一は何かしら異
質というか、平易にいうと薄気味の悪さというか言葉で
はうまく説明できないような異様なものを感じているの
だった。
 雄一も沢木もどうでもいいテレビの料理番組に目をや
っていたが、何か息苦しいような空気が六畳間に漂って
いるようで、雄一のほうが立ち上がるタイミングをおし
図っている時だった。
 「お前、色白いんだなぁ」
 と沢木が雄一のほうを見て唐突にいってきたのだ。
 いきなりの応えようのない問いかけに、雄一は目
だけをうろつかせて返事することなく黙っていた。
 「色白なのは母親似か? ハンサムな優しい顔してるか
らよくモテるだろ?」
 と沢木は何本目かの煙草を灰皿に揉み消しながら、口
元に薄ら笑いを浮かべながら喋ってきた。
 座椅子にもたれていた雄一は両肩を少し竦めるように
して横目を沢木に向けた。
 「毎日勉強も大変だな。俺なんか高校もまともに出て
ないからわからんが」
 いいながら沢木の視線はずっと雄一の目に向かってい
た。
 雄一は慌てたように目を逸らし俯いた。
 そして雄一が立ち上がろうとした時だった。
 沢木の左手がいきなり伸びてきて、雄一の右手首を掴
み取ってきたのだ。
 「あ…」
 と雄一は小さな声を上げたが、そのまま沢木に思い切
り引き寄せられ上体のバランスを崩してしまった。
 腰まで浮き上がり雄一の頭が沢木の腹部にまで引き寄
せられていた。
 沢木のもう一方の手が倒れこんできた雄一の肩をがっ
しりと押さえこんできた。
 崩れた姿勢のまま雄一は身動きできなくなっていた。
 「おとなしくしてろ」
 それまでの声とは違うドスの利いた低い声で沢木が上
から短くいった。
 危険が迫っているのは雄一にも瞬時にわかったが、男
の沢木が自分に何をしようとしているのかわからなかっ
た。
 沢木が雄一の身体をゆっくりと畳の上に寝転がそうと
してきた。
 畳の上で雄一は両手首を押さえ込まれるようにして仰
向けにされた。
 沢木の上体が雄一の胸に重く乗りかかっていた。
 沢木の顔が雄一の顔のすぐ真上にあった。
 雄一が何か声を上げようとした時、沢木の厚い唇が雄
一の唇を強く塞ぎ込んできたのだ。
 目を大きく見開いて雄一は驚愕を露わにした。
 「ううっ…むむぅ」
 塞がれた口から声にならない声を雄一は上げた。
 重ねられた口の中で沢木の舌が、雄一の歯と歯の間を
強引に割って入り込もうとしていた。
 強い力と重い体重で圧し掛かられて雄一は身動き一つ
できずに、沢木のぶ厚い舌の攻撃を口の中で受け、戸惑
う舌を忽ち捉えられた。
 全く予期していなかった沢木の思いがけない行動に、
十九歳の雄一はただ戸惑うばかりで抗いの素振りさえ見
せることはできなかった。
 雄一の両手首を押さえていた沢木の手がいつの間にか、
雄一の背中に廻っていてきつく抱きしめられるかたちに
なっていた。
 沢木の舌は雄一の口の中を縦横無尽に這い回っていた。
 雄一はただ足だけを小さくばたつかせるだけで、両手
は抱きすくめている沢木の固い筋肉の腕で上に上げられ
たまま自由を奪われていた。
 長い間、雄一は沢木の荒々しい口吻を受け続けた。
 雄一のばたついていた足の動きが止んでいた。
 沢木の舌が雄一の細い顎の下から首筋のあたりを這い
回っていた。
 目を閉じたままの雄一の身体から力が抜けていて沢木
のなすがままにされていた。
 呆然自失とした表情の雄一の目が潤んだように濡れて
いる。
 何が起きて自分が何をされたのかがまだよくわかって
ない表情の雄一だったが、下腹部が異常になっているの
だけはわかっていた。
 ジャージーズボンの中で雄一のその部分は激しく勃起
していたのだ。
 沢木の上体が雄一から離れた時、雄一はわけのわから
ない恍惚感ようなものの入り混じった脱力感に浸されま
だ動けずにいた。
 沢木が立ち上がる。
 畳にぐったりとしている雄一の片方の手首をわし掴み
強い力で引き起こした。
 雄一は立ち上がらされ、そのまま沢木に手を引かれる
ようにして、母の寝室に連れ込まれた。
 六畳間の中央に布団が敷きっ放しになっていた。
 その布団の上に雄一は投げ出されるようにして座らさ
れた。
 沢木のいかつい身体が雄一のすぐ前にあった。
 沢木が掴んでいた雄一の手首を引き寄せるようにして、
自分のトランクスの股間に押しつけるようにしてきた。
 半開きにしていた雄一の手に沢木の股間のものがまと
もに触れていた。
 大きな睾丸とそれ以上に大きく長いものがトランクス
の布越しに雄一の手に触れた。
 「お前は…お前自身はまだ気づいていないのかも知れ
んが、男ではなく女の性分を持っているんだよ。わかる
か?」
 上から見下ろすようにして沢木が雄一にいった。
 何をいわれているのか雄一にはよくわからなかった。
 わからなかったが、沢木の手で動かされている自分の
手の中にある柔らかい感触と固いものの手応えに、不思
議な熱い興奮が身体の奥底のどこかから湧き上がってき
ているのを感じていた。
 男の子の自分が何故他の男のものを手に掴ませられ、
普通の不浄感とは真逆に近い昂まりの気持ちに浸ろうと
してしまっているのかが雄一にはわからなかった。
 「いいか、これからはお前は俺の女だ。今から一杯楽
しませてやる。これからは俺の前では女言葉を使え。い
いな」
 雄一の手首から沢木の手がいつの間にか離れていた。
 「続けろ」
 手を下ろそうとした雄一に沢木がいった。
 雄一は従った。
 沢木のトランクスの中の固いものはさらにその硬度を
増して、雄一の手にはまるで鋼鉄のような固さに感じら
れた。
 沢木がトランクスを下ろすと、そこからはこれまで見
たこともないような太さと長さを誇示した肉棒がそそり
出てきた。
 沢木の片手が雄一の頭にかかる。
 雄一の顔が沢木の股間の間近に引き寄せられる。
 雄一の唇に沢木の固く屹立したものの先端が触れる。
 自然なかたちで雄一の唇が開き沢木の太いものを口の
中に含み入れていく。
 雄一自身、無論そんな行為は男女の交わりの中の一つ
の行為としては知ってはいたが、男の自分がまさか男の
ものを口に含み入れるというのは生まれて初めてのこと
だった。
 沢木の固く怒張したものは雄一の口を目一杯開けなく
ては入らなかった。
 それは口の中で喉の奥にすぐに当たり、雄一は思わず
むせ返った。
 歯に沢木の鋼鉄のような皮膚が触れた。
 「噛むんじゃないぞ。そのままゆっくり動かしてろ」
 沢木から忠告の声がかかる。
 喉の奥に先端が触れるたびに雄一は嗚咽のような声を
洩らし続けた。
 鼻水と目から涙が溢れ出ていた。
 それでも雄一は口からそれを放すことなく我慢しなが
ら行為を続けた。
 愛される、という言葉が雄一の脳裏に自然なかたちで
浮かんでいた。
 つい今しがたまでは自分の母親の恋人というだけの男
だったのが、居間での長い口吻の愛撫を受けて、まるで
全身と心までを解きほぐされたかのように、雄一は沢木
に対して何か得体の知れない愛情めいた思いを抱くよう
になっていたのだ。
 この人に愛されたい、と雄一は沢木の太いものを口に
含み入れた息苦しさに涙顔で堪えながら、全身と心を熱
く燃え上がらせていた。
 予期すらしていなかったいきなりの異常な行為の嵐の
中に、雄一は強い男の力によって一気に引きずり込まれ
たのであるが、その男に対しての憎悪感というものは不
思議に湧いてはいなくなっていたのだ。
 まだ十九歳の自分ではおそらく何も知らない妖しい世
界へ、選りによって母の恋人でありしかも自分より二十
も年上の男によって、雄一は導かれようとしていた。
 「ううん、一発出しておくか」
 沢木が足の太腿を硬直させるようにして小さく呻くよ
うな声でいった。
 やがて沢木のものから勢いよく雄一の喉の奥目がけて
何かが強く放出された。
 「ぐっ…ぐえっ…」
 雄一はあまりの息苦しさにたまらず沢木のものを口か
ら吐き出していた。
 口の中に濃い液体が含まれているのがわかった。
 「飲め」
 という沢木の声に雄一は従って喉を鳴らすようにして
飲み入れた。
 「いいぞ、雄一」
 沢木に雄一という名前を呼ばれたのはその時が最初だ
った。
 「口でちゃんと俺のものを掃除しろ。舌を使うんだ」
 沢木にそういわれ、雄一はまだ息苦しさの残る中でい
われるように舌を使い、固いままの怒張を舐めつくした。
 「裸になれ」
 と沢木は雄一に命じて、自分は布団に仰向けになって
煙草に火をつけた。
 沢木の真横で雄一はゆっくりと服を脱ぎ全裸になった。
 「横に一緒に寝ろ」
 といわれ雄一は沢木の横に添い寝した。
 「あっ…」
 雄一が小さな悲鳴を上げた。
 沢木の片方の手がいきなり雄一の下腹部に伸びてきて、
いきなり大きな手で恥ずかしく屹立していたものを握り
締められたのだ。
 「い、いや…」
 胸の上で気恥ずかしく両腕を萎めるようにして雄一は
女のような声を出した。
 自然に出た声であり仕草だった。
 「おう、結構なもの持ってるじゃねぇか。女にするの
はもったいないくらいだな」
 沢木は雄一のものを太い指で巻き込むように握りなが
ら上下に擦り続けていた。
 「ああっ…だ、だめ」
 雄一の手が沢木の胸を押さえ込むようにしていた。
 「お前も一回出せ。今度は俺がしてやる」
 そういうと沢木は煙草を消して起き上がり、大きな身
体を素早く雄一の下半身のほうに回し、間髪を入れずに
雄一の屹立を口の中に含み入れていった。
 「ああっ…あっ」
 雄一のものはあっけなくすぐに暴発した。
 「若い奴の精子は元気でおいしいぜ」
 沢木はためらうことなく雄一の精液を飲み干すと、そ
のまま上に這い上がってきて唇を奪いにきた。
 雄一は沢木の舌にすぐに応えた。
 両腕が自然に沢木の太い首に捲きついていた。
 布団の上で沢木の大きな身体が上になったり、雄一の
色白の痩身が上になったりして布団の上で、唇を重ねた
ままの抱擁は長く続いた。
 雄一は沢木の荒々しい愛撫を受けて、居間で最初に抱
かれ強引な口吻を受けた時と同じめくるめくような愉悦
の渦の中に引き込まれていった。
 長い抱擁が終わると沢木はまた仰向けになって煙草を
口に咥え火を点けた。
 煙草の煙を上に高く吐き出しながら、無口なはずの沢
木が遠い目をして喋り出した。
 「雄一、俺ァな、十年くらい前に刑務所に入ってたん
だよ。お前の母さんにはまだいってないがな。傷害事件
で二年服役してた。その時に男のケツの穴掘ったり掘ら
れたりするの覚えた、っていうか覚えさせられたんだ。
ふふ、女は初めから好きだったけどな。その時にな、男
でそんな素養を持ってる奴が、俺には何となくわかるよ
うになったんだよ。…で、最初にお前を見た時にな、俺
は見抜いたんだよ。まだ若いお前は自分のことわかって
ないようだがな。これから時間はたっぷりある。…楽し
もうぜ」
 喋りながら沢木は雄一の頭を掴み自分の下腹部のほう
へ顔を押し下げてきていた。
 雄一はさしたる抵抗も見せず、自分から身体をずらせ
ていき沢木の股間の漆黒から半勃起状態になっているも
のに、自ら唇を近づけていき口を大きく開き含み入れて
いった。
 馴れぬ仕草で雄一は沢木のものに口での愛撫を開始し
ていた。
 やがて二人の身体が離れ、沢木が室の隅にあった赤い縄を手
に持って雄一の前にきた。
 「これでお前を縛ってやる。昨夜お前のお母さんが縛
られた縄だ」
 「……はい」
 雄一は素直にそう応えて沢木に身を委ねた。
 幾重にも胸に縄を捲かれ、後ろ手に拘束され、両足を
折り曲げたまま縄で固定され、蛙が仰向けになったよう
にして雄一は布団に転がされた。
 「おい、お前…もう勃ってきてるぜ」
 沢木のいうとおりだった
 沢木の手で裸の全身に赤い縄を捲きつけられていたあ
る時から、背筋に急激に電気のようなものが走り体内の
血が逆流するような衝撃に襲われていたのだ。
 雄一自身もまだ気づいていない隠れた被虐性の導火線
に、縄での拘束中のどこかで点火されたようで興奮度が
昂まったのだ。
 その証しが下腹部の予期せぬ勃起となっていて、それ
を沢木に見透かされた羞恥の思いが、雄一の興奮度をさ
らに倍化していたのだった。
 「ふふ、何とも無様な恰好だな」
 雄一の痴態を上から見下ろしながら沢木がほくそ笑む。
 「ああっ…は、恥ずかしい」
 蚊の鳴くような声で雄一が小さく喘ぐ。
 

  つづく
 
2015/05/16 23:49:53(etxE0n.z)
2
投稿者: ユウイチ
「雄一、これからが男同士の本当の愛情交換だ
ぜ。おう、可愛いおケツの穴が丸見えだ。たまん
ねぇ」
 そういいながら沢木は雄一の剥き出しにされた
下半身の前に腰を屈めてきて、太い指先でいきな
り肛門に押し当ててきた。
 「ああっ…」
 電気の走るような強い衝撃が雄一の全身を一気
にかけ巡った。
 生まれて初めての体感だった。
 ただの排泄器官の一つだと思っていた自分の肛
門に、こんな激しい快感機能があるとは予期して
いないことだった。
 目を閉じて唇を噛み締めながら、雄一は顔一杯
に苦悶のような表情を浮かべて、首を左右に振り
続けた。
 沢木の指が雄一の肛門の萎んだ穴の周囲を淫靡
に這い回った。
 「ふふ、感度がいいんだなお前。思ってた通り
の身体をしてる」
 沢木は布団の上にどっかりと座り込んで、指先
の力に強弱をつけるようにして、雄一の肛門への
責めを丹念に長く続けた。
 両手両足を縄で固定されたままの雄一に抗いの
手段はなかったが、本当に生まれて初めて感じる
淫靡な快感に、全身の血は逆流したままになって
いるかのように熱く昂まり続けていたのだ。
 今まで出したことのないような高い声で反応の
証しを沢木の前ではしたなく見せ続けるだけだっ
た。
 沢木のもう一方の手が、雄一の固く屹立し天井
に向かって突き立ってしまっている肉棒を掴み擦
っていた。
 「目を開けてろ」
 と沢木がいって、堪え堪えしい表情のまま雄一
はその言葉に従った。
 もうこれ以上は堪えられないという境地にまで
雄一は追い詰められていた。
 「ああっ…ま、またっ」
 経験したことのない熱い絶頂の昂まりで、再び
暴発しようとしていた雄一を見て、沢木の両手の
動きがぴたりと止んで離れた。
 雄一の汗にまみれて薄赤く上気している顔にか
すかな不満の表情が浮かぶ。
 沢木はそんな雄一を無視するかのようにすっく
と立ち上がり、壁際の母の鏡台までいって小さな
白い瓶を持ってきた。
 何かをしようとしていた沢木は不意に思い出し
たように枕元にあった携帯に手を伸ばして取った。
 「この恰好、写メに撮っといてやる」
 そういって沢木は手早く携帯を操作し、雄一の
痴態に向けてシャッター音を何回も鳴らし続けた。
 携帯の小さなレンズの前に、雄一は声も出せな
いまま痴態を晒すしかなかった。
 それから沢木の手によって、雄一の足の自由を
奪っていた縄だけが解かれ、身体を起こされて布
団の上に臀部を突き上げるように膝を立てて俯か
された。
 両手は後ろ手に束縛されたままなので、雄一の
顔は密着した状態になっていた。
 沢木が手にした瓶の蓋を開けて白いクリームの
ようなものを指にたっぷりと載せて、いきなり雄
一の露わになっている肛門のあたりに塗り付けて
きた。
 太い指で沢木は何度も雄一の肛門の菊穴をなぞ
るように捏ね回した。
 尻を犯される、と薄々とは感じていたことだっ
たが、雄一はもう沢木のそんな行為にすら気持ち
を普通に保つことができなくなっていて、経験の
ない妖しい昂まりの深い渦の中にのめり込もうし
ていた。
 この人に身を任したい、という、つい一時間も
前からすると信じ難い思いが雄一の心を席巻して
いたのだ。
 「雄一、身体の力を抜いてろ」
 短い声で沢木がいった。
 塗られたクリームのようなもので濡れそぼった
雄一の肛門の菊穴に、沢木の固く屹立したものの
先端が押し当てられた。
 一瞬、雄一にはそれは太い鉄の棒のように思え
た。
 沢木のそのものは雄一の肛門の小さく萎んだ菊
穴を裂き開くようにしてずぶりと侵入してきた。
 思わず気絶しそうなくらいの激痛が雄一を襲っ
た。
 「ああっ…い、痛いっ!」
 突き上げた臀部を激しく左右に揺らせて、雄一
はその激痛から逃れようとしたのだが、その時に
はもう沢木の両手で臀部をしっかりと掴まれてい
て、菊穴の中にずぶずぶと太く鉄の棒のように固
いものの侵入を受け入れるしかなかった。
 雄一は幾度となく激痛の声を上げた。
 息が詰まり気絶しそうなくらいの痛みだった。
 沢木のものがゆっくりとだったが、雄一の菊穴
の中にその根幹の半分くらいを沈み込ませていた。
 沢木は雄一の菊穴の圧迫感に、ううむ、と短く
呻いて、雄一は沢木のものからの息の詰まるよう
な圧迫感に、それこそ息も堪え堪えの激痛に喉の
奥から搾り出すような高い呻き声を上げ続けた。
 沢木はゆっくりと慎重な動きで腰を前後させて
いたある瞬間だった。
 「ああっ…わ、私…ど、どうなっちゃうの!」
 と雄一がそれまでの痛みに堪えるだけの声から、
急に一転したかのような女声で喘ぎ出したのだ。
 どの時からかはわからなかったが、雄一の心の
中の官能の炎が急に熱く燃え上がったのだ。
 雄一のその熱く昂まったような声を聞いて、沢
木は吾意を得たように、腰の律動に次第に力と早
さを込めていった。
 「ああっ…あっ…わ、私…く、狂いそう!」
 居間での沢木による突然の襲撃から恥ずかしい
愛撫を受け、未体験の絶頂を感じさせられた雄一
だったが、それを遥かに凌駕するくらいの死にそ
うな愉悦と快感の大きな波が雄一の全身と心を一
気に襲ってきていた。
 沢木に身体の中を突かれるたびにめくるめくよ
うな快感の波は大きくなろうとしていた。
 犯されている、そういうことを雄一は実感して
いた。
 十九年の人生での初めての悦びだった。
 女性体験もまだなかった雄一だったが、その相
手が男でもかまわないと思った。
 沢木の強く早くなってきた腰の律動に連動して
雄一は激しく喘ぎ悶え続けた。
 このまま自分の命が消えてもいいとさえ雄一は
思った。
 やがて沢木が雄一の臀部を掴む両手に力が強く
込められ、大きな咆哮の声が聞こえた。
 雄一は気絶寸前の境地だった。
 沢木の太く長いものが雄一の菊穴に全て深く埋
まり込んで、中に熱いものが多量に放出された。
 その瞬間に雄一を意識をなくしていた…。
 どのくらいの時間がたったのかわからなかった。
 雄一が目覚めた時、布団に仰向けにされていた。
 縄は解かれていた。
 真横に沢木の裸身があった。
 沢木はまた煙草の煙を吹かせていた。
 「おう、起きたか」
 「……………」
 「よかったな。俺もお前が好きになった」
 「……はい」
 「これからは俺の女になれ」
 「はい…」
 「お前の母さんも俺の女だ。両方を愛してやる」
 「……はい」
 「今夜もお前の母さんを抱く。お前をそこへ呼ん
でやる。いいな」
 「…………」
 「お前にも男のくせに母さんと同じ淫乱の血が流
れている。二人で俺の奴隷になるんだ」
 「…………」
 「返事しろ」
 「…は、はい」
 「それでいい」
 煙草を消して沢木はいきなり雄一の唇を塞ぎにき
た。
 沢木の舌に雄一は反応して応えた。
 長い口吻が終わって、沢木が腹が減ったので何か
作れるか?と雄一にいった。
 「焼きそばかラーメンなら」
 と雄一は応えた。
 夕方までお前は裸でいろ、と沢木は雄一に命じた。
 雄一は従って全裸のまま立ち上がって台所に向か
った。
 そのまま夕方近くまで沢木と雄一は全裸で過ごし
た。
 沢木は気ままな性格だった。
 母の室の布団に座ってテレビを見るともなく見て
いた雄一の前にいきなり立ってきて、下腹部のもの
を咥えろといったり、トイレから戻ったばかりのも
のを口で舐めて掃除しろといったりした。
 台所の流し台の前で雄一をいきなり屈めさせて、
指を肛門の菊穴に刺し込んできたりした。
 そうされて雄一は喘ぐしかなかった。
 そうして夜になった…。
15/05/18 13:49 (NXOmwlv/)
3
投稿者: ユウイチ
雄一の母が帰宅したのは午後八時過ぎだった。
 六時頃に遅くなるから夕飯は何か買っていくと
雄一に電話があった。
 雄一と沢木の二人はまだ裸姿で母の寝室にいた。
 雄一の作った焼きそばを二人で食べ終えてから
また雄一は沢木に愛された。
 布団の上に四つん這いになり雄一は沢木のつらぬ
きを受けた。
 死ぬような快感にまた襲われ、雄一は恥ずかしい
喘ぎ声を上げ悶えさせられた。
 性欲の強い沢木は若い雄一の身体を飽くことなく
抱き、そしてつらぬいた。
 母の寝室に二人は気づいていない男の汗と精液の
匂いが充満していた。
 母が帰宅する少し前に、沢木から服を着ていいと
いう許可が出た。
 息子の雄一に帰宅の遅れを詫び、スーパーで買っ
てきた寿司のパックを差し出し、そそくさと片付け
を済ませてから恋人の沢木のいる寝室に入ってから
は母は出てくることはなかった。
 やがて母の声だけが長く聞こえ続けてきた。
 沢木に抱かれている声だった。
 雄一は自分の室にいた。
 沢木から命令されていたことがあった。
 雄一の机の上には女性物の下着が置かれている。
 母の箪笥の中にあった真っ赤なブラジャーと揃
いの少ない布地の赤いショーツだ。
 母が帰宅する少し前まで沢木の命令で雄一が身
につけさせられていた物である。
 その姿で雄一は沢木の愛撫を受けた。
 そして沢木は雄一にいった。
 「十一時にお前の室へ来るから着替えておけ。
お前を縛って俺が室に連れていく」
 何も知らないでいる母親の前に、あろうことか
息子が恥ずかしいブラジャーとショーツ姿で、し
かも縛られて連れていかれるのは堪え難い屈辱の
はずだった。
 雄一は沢木の熱い口吻を受けながら、その命令
にはいと応えていた。
 机の上の時計の針を見て雄一は椅子から立ち、
その場で衣服の全部を脱いだ。
 ブラジャーを手に取り肩紐に腕を通した。
 痩身の雄一にブラジャーのホックは難なく止ま
った。
 ショーツに両足を通し腰まで上げた。
 下腹部のものに興奮の証しが見えショーツの布
の横からはみ出ていた。
 そしてほどなくしてドアが開いて、トランクス
姿の沢木が入ってきた。
 ブラジャーとショーツ姿の雄一の痴態を見てふ
んとした笑みを浮かべて、手にしていた麻縄で雄
一を後ろ手にして縛りつけた。
 「母さんが待ってるぜ」
 そういって沢木は雄一の唇を吸った。
 母の寝室の襖戸を雄一を拘束した縄尻を手にし
て沢木が開けた。
 布団の中央に全裸で母は転がされていた。
 雄一が昼間に沢木によって拘束された時と同じ
恰好で母は仰向けにされていた。
 これ以上ないくらいに母は大きく目を見開いて
息子の雄一の痴態を見上げていた。
 「ゆ、雄一っ」
 母が驚愕の声を上げる。
 「ああっ…」
 母の声だった。
 母の剥き出しにされた股間の漆黒の中に何かが
深く刺し込まれていて、それが小さなモーター音
と同時に激しく動き出したのだ。
 男性器を模した電導性の玩具が母の漆黒の中深
くに刺し込まれていたのだ。
15/05/18 16:32 (NXOmwlv/)
4
投稿者: ひろき
続きが気になります。よろしくお願いします。
15/05/23 15:39 (ondZ9BEf)
5
投稿者: (無名)
いい物語です!
続き読みたいです!
15/10/18 08:58 (dsABj0ii)
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