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熟処女調教――プロローグ
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:熟処女調教――プロローグ
投稿者: 蛇里屋 ◆rpPcEsu/EI
「あ、ゴメン――」

机に突っ伏していた体に何かが当たり、謝罪の言葉が上から降って来た。

浅い眠りから無理矢理起された麻布信哉は、目を擦りながら顔を上げて、声の主がクラスメイトの南麻紀で有る事を認識した。

「なんだよ――折角良い感じで寝てたのに」

大きく伸びをしながら、不機嫌そうな顔で彼女に文句を言う。そして、昼休みの教室の中を見渡し、午後の授業がそろそろ始まる気配を感じて、溜息を零した。

「もう直ぐ先生、来るよ」
「分かってる。てか、お前さ――」
「うん?何?」

 そんな風に、麻紀と言葉を交わしている最中に、信哉は眉を潜めて言葉を切った。そして、訝しげな顔をする彼女を、適当な言葉を並べて追い払い、再び机に突っ伏した。

「麻紀もとうとうヤッちまったか。これでクラスに残っているバージンは誰と誰?」

 顔だけを上げて、未だ談笑しているクラスの面々を見渡して行く。

処女と確定した女子生徒は数名。全て容姿が壊滅という状態。その事実を受け止め、溜息を零した所で、午後の始業のチャイムが鳴った、という事になる。

「きり――つ」
「礼」
「着席」

 何時も通りの始業の儀式が行われた時に、教壇の上に立っていたのは、数学を担当する女教師、船橋美鈴。

 三十路に足を踏み入れた彼女は、気が強い性格が災いしたのか未だ結婚経験は無く、それらしい噂も皆無。

トレードマークの牛乳瓶底眼鏡を筆頭に、化粧、服装全てに渡って、男に好かれる事を諦めた感が漂っていた。

「イイ体してんだけどな――バージンだし」

 数学の授業を受けながら、麻布は誰に言うでも無い独り事を呟いた。

 教壇から漂って来る『処女の感触』は、先程言葉を交わした南麻紀が先日まで持っていた物だった。
 
 ***********************

 麻布信哉が、処女を見分ける自分の能力を自覚したのは、高校に入って直ぐの事だった。

 それまで、女性と対面した時に感じる『何か』の正体は分から無かったのだが、処女か否かを自分が判別出来る事に気付いた後、信哉の好みは大きく変わってしまった。

 年齢が高くなる程、処女率が下がる。その中でも、美麗な容姿を保っている女は希少で有り、それを見付ける事が信哉の密かな趣味になっていた。

 そして、美麗に熟れた処女孔への憧れは、それを得るまで童貞を貫く決意すら抱かせていた。

「他の男が使った穴なんて、使いたくも無いぜ」

 教壇に立つ女教師から、真面目に授業を受けている麻紀に視線を移し、信哉は吐いて捨てる様な呟きを漏らした。

 この時、脳裏に描いていたターゲットの女は数名。

彼女達全てが、高校二年の男子が口説いてどうにかなる相手では無いと承知していた。

だが、行動を起す決意は既に済ませていた。

例え鬼畜の所業になろうとも、熟処女を手に入れる、と。

2015/04/20 00:42:42(bHGV4ceh)
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