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サバト(③ 対面)
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:サバト(③ 対面)
投稿者:
「神埼様、お待ち申し上げておりました。既にご新婦様と親御様がお待ちになられております」
「あ、ありがとう…ございます。えーと、貴女は?」
「申し遅れました。ウェディングプランナーの天羽(アモウ)でございます。急なお申し入れでしたので、担当代務となりますが同席させて頂きます。」
「は、はぁ」。

(こんな綺麗な人居たかな、あもう?)

打ち合わせで何度も来訪したが、入口で出迎えてくれた天羽と名乗る女性を見るのはこれが初めてだった。

160センチ弱の薫よりも、黒のパンツスーツ姿の天羽は頭1つ分背が高かった。黒髪をシニヨンに纏め、前髪は黒縁の眼鏡のフレームの内側に垂らしていた。

天羽の直ぐ後ろを歩く薫は、細くて白いうなじや留められたジャケットの背中の横ジワを見ないように努めた。

首筋のチラ見は弘美に後ろめたかったし、布を引っ張られた際に生じるジャケットのシワは大きな胸を容易に想像出来てしまうからだった。

エレベーターの行先ボタンを押した後、天羽は薫の方を向き直して明るく優しい声を発した。

「神埼様、いよいよ明日ですね。おめでとうございます」
「ありがとうございます。今日は何か聞いてますか?」
「いいえ、詳しい事は。ただ、お色直しや何か大事なお話しがあると親御様がおっしゃられておりましたが」

ジャケットの左胸部の名札に記された"天羽禰々"を確認し、薫は直ぐに目を逸らした。衣服に覆われた大きな胸に、目を奪われてしまいそうになったからだ。ジャケットから覗く白いブラウスの胸元からは、僅かながらブラジャーの刺繍柄が浮き出ていた。

しかし視界からは煩悩は取り除けても、化粧なのか香水なのか、心地良い鼻腔への刺激からは逃れられなかった。

「天に羽でアモウと読むんですね。下はネネ…さんですか。」
薫にはこの一言が精一杯だった。

コンコン…

「大変お待たせ致しました。ご新郎様をお連れ致しました」
天羽はノックの後、扉の向こうで待つ新婦に到着を告げた。

「どうぞ。入りなさい」
期待した弘美ではなく、父親の声が聞こえた。薫は緊張しながら扉を開けたが、部屋の明かりは消えていた。不思議な事に暗闇だった。

ビィッビビグゥッ!

電気のスイッチを探そうと部屋に足を踏み入れた瞬間の出来事だった。

「っつ、うっぅっぅ?!」
背中に激痛が走り、薫は声にならない声をあげた。

突然、天井と床が逆転する。スタンガンを片手に天羽が被虐に微笑んでいるのが見えた。薫は床に崩れ落ち、そして闇が訪れた。

(どのぐらいの時間が過ぎたのだろう?)

しばらくして薫は自分の身体の痛みで意識を取り戻した。しかし倒れこむ前よりも身体が動かない。

(痛みのせいなのか)

ようやく瞳を開けた薫だったが、明るい部屋に目が慣れず、辺りを伺い知る事は叶わなかった。不意に聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「起きたかね。いやー、薫君、突然悪かったね。こいつがどうしてもと言うから」
「…そ、そんなっ、お父様」。

目の前で弘美の父親がいやらしい笑いを浮かべている事が分かるまで視力は回復した。舐め回すような目だった。隣の弘美は小声で反論したようにも見えたが、その反応は親子と言うよりは恋人同士のような雰囲気だった。

弘美は父親とお揃いのバスローブを身にまとい、ソファーで肩を抱きかかえられている。その2人の隣には天羽が腕を組み、蔑みと憐れみの目に魔性の笑みを浮かべている。

(ここは?うっぅ…身体が痛い、う、動かない…)

目に入った3人を確認した後、ようやく薫は気をそれ以外に向ける事が出来た。驚愕した。自分がM字開脚で椅子に縛り付けられ拘束されていたのだ。全裸だった。

腕は頭の後ろ拘束され、恐らくその腕も椅子の背もたれに固定されているのだろう、動けなかった。男性器を隠す事も出来ず、薫は恥ずかしい格好させられ、婚約者の前に居た。薫は自分の置かれた状況が理解出来ず、混乱に拍車が掛かった。

「い、一体、これは何の冗談ですかっ!」
薫は動揺を押し殺し、やっとの事で語気を強めた声を絞り出した。

だが3人は動じなかった。ニヤニヤと冷笑を携え、蔑んだ眼差しで薫を舐め回した。

「まあまあ、薫君、順を追って話そう。ほら弘美、待ちに待った告白式だぞ、存分に告白しなさい」
しばらくして、父親が弘美に命じ、長い沈黙は破られた。

弘美の頬が紅潮した。まるで父親に恋人を紹介するときのような雰囲気だった。

「薫さん、わたしの母が亡くなった話、前にした事あったわよね。あれは小学校6年生の冬だったわ…」
どことなく悦に入った小さな声で弘美は語り始めた。
2014/06/03 22:22:54(x2Qp4xCO)
2
投稿者: まとめ

14/06/28 20:53 (eXSWPTtT)
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