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売母②
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:売母②
投稿者: 阪神国道 ◆BdvyHmCiVI
母が家を出た後、正樹は電子レンジの中に用意してあったオムライスを温めないまま手早くかき込み、すぐに自分の部屋へと戻った。

「ふぁ~ぁ」

机に座ると正樹は大きく欠伸をし、けだるそうに参考書とノートを広げた。



その頃、直子は電車で数駅行った街の「R」という喫茶店にいた。
誰かを待っている様子だが、そわそわと落ち着かないそぶりで、店に誰かが入ってくる度に入り口のドアに目を走らせていた。

「鈴木さんですね?お待たせしました」

やがて直子の座っているテーブルの前に現れたのは正樹に語っていた友人の「安田さん」ではなく、白髪混じりの長めの髪を品よく整えた、ジーンズの似合う長身の中年男性だった。

「鈴木さん始めまして。わたくし佐原と申します。
いや、お綺麗な方ですねぇ、うん、すごく綺麗」

男は、ジャケットとマフラーを脱ぎながら手短かに自己紹介をすますと、職業柄なのか照れのない手慣れた調子で直子の容姿を褒めた。

「いえ、そんな…ありがとうございます。
…申し遅れました、鈴木直子と申します…」

直子はか細い小さな声で、伏し目勝ちに挨拶を返した。

「はは、そんな緊張されなくても大丈夫ですよ。
今日は僕の話を聞いてもらって、どんなものなのか鈴木さんに全部知ってもらうだけですからね。
その上でどうするかは鈴木さんが決めていただく事ですから」

「佐原」と名乗る男は柔らかい笑顔で、整った口髭を撫でながら優しく直子に説明した。

男は「佐原 恭平」というAV監督として業界では名の通った人物だった。
自らの作品に女優は一切使わず、素人女性のみを使い作品を撮るというこだわりを持ち、独自の淫靡な世界観で一部に熱狂的なファンを持っていた。

「…はい。本日はよろしくお願いします…」

穏やかな笑顔で話す佐原と対照的に直子は、怯えたように小さくお辞儀した。

「では、ね。本題に入りましょうか。
えーっと…、お話は木村さんの方から大体は伺っているんですけど、奥さん、借金がおありになるという事なんですよねぇ」

佐原はテーブルの上に手を組むと、同情した顔付きで直子に話を切り出した。
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2010/04/06 02:00:14(RlKyex0N)
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