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淫獣母娘
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:淫獣母娘
投稿者: ジン ◆VQXQ1yVZf.
沙希は玄関のドアを開けると、もどかしそうに靴を脱ぎ捨て、リビングル
ームへ駆け込んだ。
「ただいま」
 沙希が帰宅を告げると、ビールを飲みながらテレビを観ていた義父の啓二
が顔を向けた。
「お帰り」
 沙希へにこやかに声をかける。
「あれ、お義父さん、今日は早いんだ」
「ああ、予想外に早く仕事が片付いたからな」
「土日は休みなの?」
「そう、二連休だ」
「いいなぁ。わたしなんか特別授業で、明日も学校なんだよ」
「高校2年でも、受験はすぐにやって来るから、頑張っておけよ」
 啓二は励ましの言葉をかけると、ビールを飲み干し、新たにグラスへ注い
だ。
 ふたりの会話を聞きながら、夕飯の支度をしていた由里子は、再び戻った
家庭の団欒に喜びを噛み締めていた。
 20歳のときに結婚した前夫は、由里子が34歳のときに病気で逝ってし
まった。生命保険は手に入ったが、まだ残った家のローンを払ってゆかねば
ならず、由里子は昼と夜のパートをしながら、母子家庭を守ってきた。
 しかし、3年過ぎた頃には、過度な労働で疲労が蓄積していた。
 そんな頃に出会ったのが、バツいちで独身の啓二だった。
 知り合って半年の交際を経て、由里子は啓二のプロポーズを受け入れた。
 それには、由里子が精神的にも肉体的にも限界に近い状態で働いているの
を、沙希が理解して啓二との結婚を賛成してくれたのも大きな要因になって
いた。
 別れた妻にマンションを譲渡して、安アパートに住んでいた啓二は、結婚
を機会に由里子たちの家へ引っ越してきた。

2009/07/27 11:09:24(BFoHfyg4)
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