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理念、男の暴食、女の暴飲。そして横領の身
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:理念、男の暴食、女の暴飲。そして横領の身
建設業を代々経営する九頭峰(くずみね)禹爵(うしゃく)
(40)
そして、営業担当の呉塚(くれつか)煌箔(ダイヤ)
同じく営業担当の的廻(まとね)めだか
二人とも、25歳
経理担当の拳(こぶし)万里(まり)(35)
専務、縁開(ふちかい)經(きょう)(39)

会社名はウインチ
会長の九頭峰要領の口癖がウインチである事から、九頭峰夫人が命名した
会長は商工会議所に身を置き、夫人は華道にセンスがあり生け花を教えている

専務の縁開は社長の同級生である縁開鉄槌(えんかいてっつい)からの借り物で有能というのもあって禹爵は気に入っている
会社敷地内に、社長と専務のメゾネット3階建てがある
1階は専務室、2階は社長室、3階はVIP 
メゾネットの隣に経理のみのプレハブ
プレハブの隣にコンテナのトイレ
そして、会長の武家屋敷
重機や道具は100メートル離れた土地に物置を5基設置して収納、重機は倉庫に
土地の入り口には、蘇鉄を10本植えている
チクチク野郎と呼ばれている

外に出ていく人間は当然、現場班と営業の人間
10時になると、専務はVIP室に呼ばれる 
VIP室に入れるのは専務のみ
セキュリティ万全、防音室
メゾネットの裏に社長のガレージがある
VIP室から唯一見えるガレージの屋根には、暴飲暴食と書いてある。ハレンチの意味合いで
10時に社長から呼ばれた専務の縁開だが、実は社長とデキている
専務が有能というのは営業内容が穴専(パコセン)
九頭峰マンホール舐め担当とも言われている
それは九頭峰のみの思考
縁開が専務として借りられて5年
入社3日目にして、社長がNT(ネト)る
営業外も日曜日は社長の付き人として縁開は呼び出される

九頭峰「いつも帰りが19時になるが鉄チンは何も疑ってないのか?」
縁開「九頭とあの人の関係がきちんと成立しているから、その間に私が居たって膝元の子猫だからね。二人の関係は素晴らしいわ」
九頭峰「俺と鉄チンっていうより、鉄チンのおまえに対する信頼だよ。俺はただのマンホール舐め野郎さ、女横領だよな」
縁開「男なんて女を横領してナンボでしょ。その斡旋途上に枕もあるわけでさ」
九頭峰「まぁな、バランス良く女も利用しないとな。
やりがい感じるなら、悪いように利用もしねーし」
縁開「どうして、私以外の穴専作らないの?」
九頭峰「たしかに女は大好き、セックスも大好き。
だけど他の穴専作ると、その穴専が墓穴に変わりそうでな。
だから俺が愛している穴専はおまえだけなんだよ」
縁開「私が居ないのは寂しい?」
九頭峰「そりゃ寂しいさ、おまえは専務だけど代理社長でもあるからな」
縁開「私、現場で指示なんて出来ないよ」
九頭峰「指示は現場監督がするから、その辺の心配はいらねーよ」
縁開「話変わるけどさ、あの人と離婚してほしい?」
九頭峰「その模範解答って何だろーな?」
縁開「そうね、このまま横領犯で居させてくれ!じゃないかな」
九頭峰「横領は破壊したらダメだよな」
縁開「だと思うよ、その代わり横領終身の契約は自動更新だからね」
九頭峰「更新の手数料は有給ランデブーって事で」
縁開「密会にも思えないけどね」
九頭峰「俺と結婚したいか?」
縁開「結婚するとさ、愛って破綻するよね?なんだろー
時間を共同っていうより互いの放置が一番になる感じ」
九頭峰「鉄チンとそういう感じなのか?」
縁開「仮にあの人に何かあっても、そんなに悲しまない気がするの。一時的な感情の乱れはあっても、そばに居てあげたいっていうのはないかも」
九頭峰「本当はあるんだよ、けど会社の専務としての社交辞令がおまえ達ふたりの関係に蓋をしているんだよ。もっと言えば、それだけ俺がおまえに依存してるとも言えるよな」
縁開「依存して、たくさん依存してほしい」
九頭峰「だからよ、一時期おまえに依存しない様に派遣でも雇って公衆猥褻嬢でもやらせようかなって考えてたわ」
縁開「それは九頭専属の?」
九頭峰「あぁ、日給1万5千」
縁開「日本人雇うの?」
九頭峰「日本人が一番だろ」
縁開「要するに風俗開業ね」
九頭峰「そこまでやると、さすがに呆れるだろ?」
縁開「毎日セックスしたい?」
九頭峰「っていうより、前提はおまえに依存しない為だからな」
縁開「女を横領じゃなくなるよね、もし展開させても」
九頭峰「そんな俺を愛せないか?やっぱり」
縁開「私がセックスしたい時、断る気がする」
九頭峰「まぁ忙しいからそうなるかもな」
縁開「そんな自然消滅は嫌だから、私」
ここから、九頭峰流を発揮する
九頭峰「女を抱くって単純だけど何を抱いてやれるかだよな?きっと」
縁開「欲を言えばすべてだね」
九頭峰「セックスってよ、実は女を抱くたびに何か許しを得ているんだろーな?」
縁開「許し?」
九頭峰「わかんねーけど、特許みたいなやつ」
縁開「濃厚な時間だもんね、セックスって」
九頭峰「あぁ、だからこそ何を抱いてやれるかって問われるんだよ、審問官に」
縁開「何を抱くって伝えるの?」
沈黙は5分続いた、そして
九頭峰「ためらいだな」
縁開「ためらい?どういう意味?」
九頭峰「真偽を決めるのって何だ?」
縁開「やっぱり半信半疑って人間にはあるから、真偽を決めるのは時間じゃない」
九頭峰「それって、ためらいだよな?」
縁開「ためらいっていうか、この人となら闇にでも堕ちてやるっていう覚悟じゃないかな」
九頭峰「俺はそれを抱いてやる」
縁開「形にしたら一寸だよ?」
九頭峰「その一寸が、男女の溝なんだよ」
縁開「けど、溝は埋まらないよね」
九頭峰「埋まらないから一寸なんだよ。
そして男はその一寸の希望を抱くって事は、女のためらいを無くしているって事なんだよ」
縁開「ためらいを抱いてやるのね?」
九頭峰「俺の「抱く」は、そういう事さ」
縁開「審問官が頷くといいね」
九頭峰「審問官も、半分男半分女っていうヤツだから」
縁開「平等と対等の為?」
九頭峰「偏った性別は、差別を生むだろ」
縁開「なるほどね」
九頭峰「女をキュンとさせるセックスじゃないんだよ、
女のためらいを払拭させる為にセックスするんだよな。
ためらいが無くなった女は、その男の遺伝子を望むんだよ
一寸の希望が愛を作るんだよな、きっと」
縁開「ちょっと、わかんないよ。もっと簡単に」
九頭峰「マンコは触られると、何を真偽するんだ?」
縁開「やっぱりセックスしたら、妊娠する可能性もあるからね。そう考えると、ためらい払拭の許しのセックスなのかもね」







 
2023/03/23 00:44:37(Cva12ByE)
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