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1:男の娘戦士りく
投稿者:
はやま
その日繁華街を一人で歩いていた。僕、知念りくは女の子によく間違えられる。
自分でも男らしい顔立ちとは思わないがこうして歩いているとよく男に声をかけられるので正直うんざりだ。 ??「ねえ、きみ。ちょっといいかな?」 ……またナンパである。もう今日で5件目だ。 りく「申し訳ないですけど僕は…」 ??「間違ってたら悪いが、きみ、男だよね?」 意外な質問だった。いや、実際男で間違いないのだがはじめから気づかれたのは非常に稀だった。 りく「そうですけど、ぼくになにか…?」 小木「突然すまないね。私は研究者の小木というものだ。君に頼みがあってね。」 研究者……?ホントかどうか怪しすぎる。しかもいきなり頼みと言われてもあまり物事に首を突っ込むのは好きじゃない。 りく「悪いですけど急いでいるので…」 市民A「きゃーーーっ!!!」 突然女性がうつ伏せに倒れた。それを聞いて呆然と見ているもの者、携帯を構えている者で女性は囲まれた。 りく「だれか救急車を…」 そんな時別の方向からまた悲鳴が… 同じく女性が倒れ下腹部から血が湧き出ている。 複数の犠牲者が同時に出たことでこれは事故ではなく事件だと感じた野次馬たちは次々にその場を逃げ出した。 小木「水島くん、いま○○の繁華街で奴らが…すぐに来てくれ!」 水島「今からそこに行くのでは1時間はかかってしまいます。なんとか避難誘導を…」 小木が水島という知人に連絡をとっている。奴らとは一体・・・ 小木「知念君!今は一刻を争う事態だ。私の頼みを聞いてくれんかね!」 りく「ちょっと待ってください。話が読めませんよ。何が起こってるんですか!」 小木「奴らは普通の人の目には見えない。このリングをとりあえず付けてくれ!」 りく「とりあえずって…ちゃんと説明してください!」 小木「説明はあとで必ずする!だから今は私を信じてくれ!」 小木の熱意に押され言われた通りリングをはめた。 この行動が後に様々なことに巻き込んでいくのは僕はまだ知らなかった。 つづく
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2015/02/07 21:00:33(ZPvIoaok)
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