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インテリヤクザ
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:インテリヤクザ
投稿者: 鶴と月 ◆B0ScPVWSrc
渋谷で最近オープンしたという、今勢いがあるというバーがあると話に聞いた
都下に住んでおり最寄りに付くと飲む場所がないのでフラっと一杯ひっかけて帰ろうと思い立ち寄ると、見たことがある顔があった

学生の頃、バーの仕事を紹介して一緒に三ヶ月ほど仕事をした男の人だった
月「久しぶり」
と、声をかけたのだがお店の特殊とも言える、生演奏の音圧に声がかき消されてしまったようで、スススっと店の奥へと行ってしまった

ホテルのバーラウンジのようなお店で、私はカウンターに座っていたのだがバーテンダーに一礼して貴重品だけ持って、友人の後に続いた
すると通路の奥から再び友人が姿を現し、私は反射的に声を出す

月「あっ!」
友人「お客様申し訳有りませんこちらはVIPシートでして…!」

私の顔をみた友人は表情を変えて言葉を続けた

友人「申し訳有りません、少しお待ちいただけませんか?」
月「なによ。どうしたの?」
友人「VIPのお客様がお通りになられるのでー」

言う間いう間に目の前を人が通過していく、私も釣られて壁側にスッと下がってしまった
何せ通る人全てが黒服で厳つい顔をした男性で驚く

??「そちらの方は?」

友人以外の人物の声。
呆気にとられていた私はその声の主を目の当たりにする

(続く)
 
2013/09/24 16:18:41(Wrl7zF4E)
2
投稿者: 鶴と月 ◆B0ScPVWSrc
声の主は白いチェスターフィールドコートを着た男性の方だった。

眉目端麗というのか、とても線の細かい顔をした方で、切れ長の目が魅力的な方だ

友人「ツル様、この方はオレの以前の仕事仲間です」
??「お綺麗な方ですね」
友人「水月さんと言います、」
月「初めまして、水 月と申します」
??「どうも」

ツル様と呼ばれた男性は私の手を取った
月「よろしくお願いいたします。」

驚くくらい柔らかい指に驚かされながら私は礼をした。

??「鶴と月とは、明鏡止水ですね」

男性は柔らかな手をひらりと振りながら笑顔で帰って行った

??「今度一緒にお酒でも。」

月「…………っ!」

驚いた
ツルさん?が歩き始めると先ほど通った黒服の男性達が頭を下げた

それも、挨拶程度のものではない
10人前後の黒服の男性が左右に列を作って並び、一斉に90度のお辞儀をした


(やばいもの見ちゃったな…)
私は少しその光景にあっけだったが、不思議とその男性の笑顔が胸に残っていることに戸惑いながら、その男性の背中を見送った
13/09/24 17:26 (Wrl7zF4E)
3
投稿者: 鶴と月 ◆B0ScPVWSrc
友人「ツル キョウヤさん、」

ぼーっとしてると友人が切り出した

友人「うちの会社の株、半分くらい持ってる人」
月「まじ?」
友人「こんな事でうそつかねー。」
友人は呆れ顔でそう言った

友人「お前本当にひょっこりあらわれるなあ、ここで店やってるって言ってなかった?」
友人「オープンしてすぐ来いよ。もうオープンして三ヶ月は経ってるよ」

友人「来週ニューグランド東京店舗もオープンも控えてて忙しいのに。」

彼はテーブルの片付けをしながらそう言った

月「私も私で忙しいの。新ブランド開設で右往左往だよ」
月「以前までは開設の時に営業でぐいぐい回れたのに其れどころじゃないし…」

友人「営業したいなら来週のプレオープン来る?比較的企業で力持ってる人ばかり呼んでるし」

月「ほんとに?あんた優しすぎ!」

月「良い友達を持ったなあ~」


??「本当に、良い友人を持ちましたね」


こんな事になるなんて思わなかった

前回の窓から夜景が見える
そして、暗い部屋の中
背後には重いオーラが

肩を掴まれ、やはり と確信をした

「そう思いませんか?」
低くて艶っぽい声
こんなすぐに聞くことになるとは思わなかった

顔は見えないが相手が誰かは解る。

肩が開いたパーティドレスにふれたその手は一週間ほど前に握った手だった

(売られた…)

しかしプレオープンの案内は友人のお店の人にしてもらった
手違いかもしれない

私はつい15分ほど前の出来事を思い出した
13/09/24 18:04 (Wrl7zF4E)
4
投稿者: 鶴と月 ◆B0ScPVWSrc
友人「今日は来てくれてありがとう」

プレオープン、
ニューグランド東京は日本で…星が付くまでは行かないけど有名で立派なホテル
友人はバーを新規オープンすることになったみたい

私も私で最近仕事が忙しく、プライベートで他業界の人に自分の会社のアピールが出来ていなかったので宣伝も兼ねて大人の社交場デビューをはかったわけで

友人「実はプレオープンでバタ付いてて、控え室で待ってくれない?」
友人「まだ誰もいないかもしれないけど、910号室をクロークで貸し切ってるから。」

そうだ。

ふかふかの絨毯がしかれた廊下の床に足を慣らしながら進んで、
ホテルの方にも一声掛けてーー

910号室
そこの真鍮のドアを開けたら、まだ真っ暗だった

でも、壁いちめんの窓にうつってた夜景が綺麗だったのが嬉しくて
それで…


13/09/24 18:18 (Wrl7zF4E)
5
投稿者: 鶴と月 ◆B0ScPVWSrc

ツル「貴方はどうしてそんなに甘い香りがするんですか?」

私は動かないまま、どうしようかと思案をめぐらせ汗をかいている

ツル「オスを誘惑する悪い女ですね。」

ぐっ と、肩を掴まれ身体をよろけた
それを察してか彼が腰を抑えた
必然的に、ヒップの辺りに手が回される

向き合う形になってやはり、確信に変わった

細い瞳が描くヤらしい笑顔
記憶に残る 綺麗な顔

私は逃げることも出来たと思う

「この間のラフな姿もよろしかったですが」
「情熱的な赤のドレスも、リップもよく似合いますよ」

どうすることもない
向かい合って会話をしているだけ
顔と顔の距離が近いだけ

ツル「デザイナーさんだと伺いましたが」
ツル「貴方みたいな方は、モデルにでもなった方がよろしいかと」

ツル「こう言った駆け引きも苦手みたいですし」

ヒップの辺りに回されていた手が少しづつ、腰骨の方へと滑り、またヒップの上の腰へと往復した
私はこの動作を男の人にされるとき、暗闇の中でなにがこるかを知っている

ツル「悪いようにはしません」

私は覚悟を決めて目をつぶった

ツル「貴方の面倒は私がみます。ブランドも同様です」
ツル「嘘は吐きません」
ツル「どう言うわけか…ここ一週間貴方のことばかり考えている自分に驚かされました」

一目惚れといって信じてくれますか?
 

ツルさんは腰を撫でていない方の手で私の手を握って、爪と爪の間にキスをした


私はびくんと震え、顔を歪ませる


ツル「そんな童顔でも一人前に色っぽい顔も出来るんですね」
13/09/24 18:40 (Wrl7zF4E)
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