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昭和の人妻
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:昭和の人妻
投稿者: 陽炎
築50年も過ぎようとする、木造の一軒家。

縁側には、簾が掛かり夏の日射しを遮る。小さな庭の向こうには古びた板塀が有る。

夏の暑い昼下がりに、暁美は団扇で風を送りながら縁側に腰を下ろす。

縁側と和室の境の障子戸に背中を凭れさせ団扇で扇ぐ。

質素なグレーのワンピース…膝を横に崩し裾から出る脚が、悩ましいくらいに白い。

何をする訳でもなく暁美は、団扇で風を送り続けている。

…カサッ!…

塀の外で微かな物音がする。

暁美が物音のする方に視線を向ける、塀の向こうは空き地で雑草が生い茂っていた。

塀の方を見る暁美の瞳が妖しく潤み始める。

…フゥ~ッ…

暁美は深呼吸とも溜め息ともつかぬ息を漏らすと視線を外す。

障子に後頭部を充て、更に強く団扇を扇ぎながら崩した膝を徐々に立てて行く。

スス~っと膝からワンピースの裾が脚の付け根へと落ち下がって行く。

裾から剥き出しになる暁美の生足…付け根には暁美自身を隠す、真っ白な下着…。

団扇を持つ反対の手先が後れ毛を撫でるように蠢く。

その手先が首筋に…更に鎖骨付近に伸びる。

指先は前開きのワンピースのボタンに掛かる、一個…二個とボタンが外される。

お腹付近まで外されたボタン…僅かな隙間から暁美の真っ白な肌が見え隠れする。

障子に後頭部を当てがったまま風を肌けた胸元に送り込む…指先が肌けたワンピースの胸元を掴み、ゆっくりと開いて行く。

透ける様な白い肌に、柔らかく隆起した乳房が羽だける胸元から覗き見える。

暁美が自分の胸元に視線を落とすと、その視線を塀の方に向けて行く。

その視線の先の塀の一部が腐り板が今にも外れそうに成ってる箇所が有った。

暁美の視線は、そこに注がれる。

塀の向こうから、熱くギラついた視線が暁美に向けられていた。

視線が合う…。

再び暁美は視線を外すと、団扇を縁側の板の上に置く。

塀の向こうの視線を意識しながら、片手で肩口からワンピースを二の腕へと、ゆっくりと下げて行く。

透けるような白い乳房が顔を覗かせる…隆起した膨らみの尖端には、ほのかなピンク色の小粒な乳首が、つん…と上を向き息衝いている。

壊れかけの塀の向こうには、未だ大人に成り来れて無い少年がいた。


 
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2012/02/20 13:54:56(7fJ2koh9)
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