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カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:(無題)
投稿者: sinnsuke
「東京砂漠」という古い曲がどこともなく聞こえてきた。
真夏の熱帯夜はまさに東京砂漠である。
俺は東京へ出てもう10年になろうとしているが、これといった女がいるわけもなく
仕事が終われば安い焼酎を部屋に買い込んで飲みながら寝込んでしまう毎日である。
 8月に入った晩である、俺の実家の義姉から電話を受けた。
「真ちゃん、お盆は帰ってこない  もう3年も顔見てないし」
「ああ、今度は帰るよ兄ちゃんの墓も参りたいし」
「そうね・・・じゃあ帰ってきてよ待っているから」
そうか、もう3年もなるのか・・・・俺の兄貴は癌で46歳で亡くなった。
兄とは13も違う異母兄弟である、田舎には義理の姉と老いた母そして二人の姪がいる。
その姪も就職で家を空けているのだった。

 俺はお盆休みをずらして8月16日から5日取った
車を持たない俺は電車とバスを乗り換え3時間の蘇芳の谷深い実家に帰った。
バス停に軽自動で迎えに来てくれた。
薄化粧の義姉は富美といい、ややぽっちゃりした体形と白い肌が魅惑的にみえた。
「姉さん、少しも変わらないね」
そんな俺の言葉に照れながら
「もう、おばさんよ誰も相手なんかしてくれないわ、フフッ」と微笑んだ。
「幾つになったの」
「いやだ、  もう48よ」
「そうか・・・俺ももう37だからな」
そんな会話をしながら実家に向かった。
谷添いの冷ややかな風が頬に心地よかった。
家は三年前と何も変わっていないが何か寂しさがを肌に感じた。
母は痴呆の気もあり俺の再会もそれほどうれしそうにも感じられなかった。


 
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2012/01/16 16:09:11(uxwVIvwx)
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