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スマイルは笑わない。
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:スマイルは笑わない。
投稿者: マシラ ◆Xo5LRjRdsY
私はスマイル。名前はまだない・・・・いや、その名前を口にしたくない。
「掃き溜め」を呼ぶのと同等に扱われた名前だ。そう、私は社会のゴミなのだ。
その社会のゴミが社会に出て働いているのである。何とも不可思議な話しだ。
小中高を通して、その掃き溜めが学んだのは笑う事だった。
どんな陰湿ないじめも、直接的な暴力も、精神的な辱しめも、笑う事で切り抜けてきた。何時なんどき誰とであろうと、微笑んだ。
最初は罵っていた連中も、最後は気持ち悪がり相手にしなくなる。そして次の標的を見つけ、私の存在など無かった様に振る舞うのである。
だから私は独りだ。独りが寂しいなんて宣う人もいるが、私はその感覚が無かった。いえ、正確に言い換えればその感覚が分からなかった。独り以外の時間など無かったのだから。

 
2010/09/26 13:49:26(as/1J0ta)
2
投稿者: マシラ ◆Xo5LRjRdsY
ID:mashira44
掃き溜めがスマイルと呼ばれるようになるのは社会に出てからである。
私はある時気付いた。笑顔以外の顔が作れない事に・・・。微笑んだ顔がデフォルトになってしまったかの様に・・・。
社内での、私の評価はどうやら好評だった。私の顔は、他の人間より崩れていなかったようで、微笑む顔が好印象を与えたようである。私は、小中高に学んだ処世術に感謝した。
そう容姿と微笑みは、他人が思っている以上に有効だった。
等しい仕事量の同期より先に出世し昇給した。小さなミスは笑顔で遠ざけ、上司の下らない戯言に微笑んだ。
そして、2年と少しで私は部下を管理する立場になった。男と女、各一名である。
上司の命令をわかり易く要約し、部下に伝える。この行為を繰り返す内に、私は確信と言うべきものに触れたのである。
人は、落ちるべき時がある。
当初、反抗的な態度であった部下を屈服させた時の事だった。
10/09/27 03:27 (5BE7yG7N)
3
投稿者: (無名)
難しい話だね 頑張れ!
10/09/29 02:14 (YXcsP66b)
4
投稿者: マシラ ◆Xo5LRjRdsY
ID:mashira44
そう、人は「落ちる」のだ。
屈服、絶望、敗北感、服従、脱力感。
支配される立場、敵わないと悟る、従属。
落ちた人間は全てが変わる。
支配された人間の前で、反抗心など無くなるのだ。それこそ「無」なのである。万が一にも、反抗の意志など見せてはならない。更なる、苦しみと辱しめをあらゆる手段を用い行われるのだから。これは、過去私が経験したイジメから学んだものと、現在部下に行っている教育を観察しての結論とも言える。
私は部下二人に対して、その手段を選ばず、抵抗する意思を反抗する気持ちを摘んでいった。
この時、留意する点は「恐れられても、恨まれてはならない。」と、言うことである。手段を選ばずとは、基本的にその範囲内でなければならない。
落としたとしても、殺意を持たれ…後ろからグサリでは、あまりに本末転倒である。
他にも注意する点は、あまりに多くあった。集団行動、グループ行動をして来なかった私には学ぶべきことが思いの他、累積していた。
それらを、歴代の書物とインターネットから学び、実際に社内で使うことで現場で仕様出来るのかを研究した。
部下の掌握に、そこまで時間を費やすなど愚の骨頂ではないか。
そう考える方もいるでしょう。しかし、私は今まで虐げられてきた人間なのだ。人間のクズと呼ばれ続けたモノなのだ。
それが、支配する側の人間になったのである。
初めて部下を落とした時の事は、生涯忘れないだろう。
抵抗の意志を絡め取った。彼の心構えが見てとれる。身体の動きで何を考えているかが読み取れた。
逆に、彼は私の思考が解らない。支配され敗北感しかない彼は、私の顔など見たくないだろう。だが、私の一挙手一投足に目が離せない。目を離せば、私の挙動を見過し機嫌を損ねてしまうかもしれないのだから。


その時の、私の感覚は筆舌し難い快感だった。スポーツの勝利より、商談の成功より、賭博の配当より、性行為より
純粋な「快感」だった。私は、その時満たされた。スマイルは下卑た笑みを浮かべたに違いなかった。

過去、私を虐げた者達の快楽が分かった。彼等の愚行は、この快楽を欲するが為の行為立ったのだ。私のこれ迄の人生が無駄に思えてしかたなかった。

私は支配する快感に、目覚めたのである。

10/10/01 04:21 (b7W3ebcV)
5
投稿者: マシラ ◆Xo5LRjRdsY
ID:mashira44
さらに興味深いのは、早期に「落とした」と思っていた、女の部下は、全てにおいて堕ちていなかったのである。
私の目を盗んでは、上司である私の愚痴を語ったのだ。しかし、どの様に振る舞おうが私の方が上手で、彼女の意識の外から監視する事ができた。
彼女への教育方針を変えなくてはならない。私は、更に研究に励んだ。
費やすこと3ヶ月。日々の鍛練を忘れなかった私は、ついに女の部下をも掌握した。
男の部下を支配するのに3ヶ月。女の部下を支配するのにさらに3ヶ月。
一概には言えないのだが、この違いは男は反抗心が強いが自信や信条を揺らいでやると、急激に落ちるのに対して、女は反抗心はなだらかだが、それ故に揺らいでやる信条が無いので落としにくい様だ。

私の興味は女に向いていった。
効率的に意志を刈り取り、反抗の目を摘み、支配される感覚を植え付ける。この方法が欲しかった。特に、女に対応する支配方法についての研究が不可欠だった。


10/10/03 14:40 (nf8ncS.4)
6
投稿者: (無名)
私はスマイルなのか名前はまだないのか。
10/10/05 15:51 (GA2KcmiS)
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