亮平と情交を重ね合うようになって半年以上が過ぎて行った。

その間には、夫の戦死、終戦、疎開先からの帰宅、二人の子供の生存、目まぐるしく純子の身辺が変化をして行った。

その中で亮平と肌を併せ、その度に女としての悦びを増して行く純子。

亮平からの愛を一身に受け止め、自らも亮平に肉体を開いて行く純子は半年前に比べると当時とは全く変わり、表情にも妖艶さを漂わせていた。

純子の妖艶さを目当てに当時、町の実力者逹が何かにつけて純子に近づいて来た。

金融関係の支店長や町役場の助役、近所の裕福な資産家、色々な男逹が色欲心を腹に持ちながら親切心めいた言葉で純子に近づいて来る。

男逹の誘いには一切乗らない純子に、中には痺れを切らし、あからさまに資金援助を条件に純子の肉体を求め出す者さえ現れた。

そんな中で純子と亮平は変わる事の無い情交に更に溺れていく、硬く勃起する亮平の肉棒を自ら握り口に咥え激しく愛撫を加えて行く純子。

仰向けになった亮平の顔の上に跨がり自ら陰部を亮平の口に押し当て身悶える純子。

寝転びながら互いに性器を貪り合い歓喜を声を上げる純子。

最初の頃と変わらずに亮平の威きり勃つ肉棒は衰える事を知らぬように何度も純子を絶頂の淵に陥らせて行く。
羞恥が消えた純子は悦びの声を上げ続け亮平を迎え入れ激しく身悶え続ける。

ぐったりと寝具の上に投げ出した純子の肉体に指を這わせながら亮平は、純子の肉体は僕だけの物だから。と囁きかける。

純子も深く頷き、その言葉に応える。

性感の薄れた純子の脇腹に指を這わせると、擽ったそうに身を捩り逃れようとする。

そんな純子に亮平は更に、擽るように責め立てて行く、亮平は脱ぎ捨てられた寝間着の紐で純子の両手首を頭の上で縛り、純子に馬乗りになると更に擽りだす。

苦し気に身を捩り逃れようとする純子の乳房を鷲掴みにする亮平、次第に純子の表情は笑いから悩ましげに変わって行く。

自由を奪われた両手、無防備にされた肉体の上を亮平の指は擽りから愛撫へと変わって行く。

先程とは違い異様な空気が寝室の中に広がって行く。

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