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トラウマ治療
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:トラウマ治療
俺が真美と知り合ったのは、20年前。彼女が18歳のときだった。

部下として配属された真美は、高校卒業したてにしては妙に冷めた感じの美
少女だった。制服に隠されたプロポーションのよさは抜群だったが、それは
高校時代に陸上選手として鍛えられたものだと知ったのは、後日のことだ。
男性社員に向けられる彼女の瞳は冷ややかで、愛想のなさから、美貌の割に
回りの評判は芳しいものではなかった。時折、冗談にボディタッチなどされ
た時には、過剰な拒否反応を示し、おびえた表情のすさまじさに、いつの間
にか、からかう者もいなくなっていた。
そんな真美も上司である俺だけには、不思議なくらいなつき、無防備に接す
る姿に、皆は不思議がったものだった。

「課長、少しご相談したいことが・・・」
ある日神妙な顔つきの真美に切り出された。
「どうした?、何だ相談って」「実は、ちょっとここでは」「じゃ、休憩室
ででも聞こうか」「・・・あっ、いえ、やっぱりいいです」
足早に去っていく真美の後姿に違和感を感じながらも、それ以上の興味を抱
くことはなかった。

曇り空が退社時間にあいにくと雨雲に代わり、大粒の雨が落ちていた。ずぼ
らな俺は傘を持ち歩く習慣はない。駅までの道中を雨にぬれることを覚悟し
て、走りだそうとした時、後から「あのー、課長。良かったらご一緒します
か」と声がかかった。振り向くと真美が傘を片手に立っていた。
「有り難い、駅まで頼むよ、でもこんなおじさんとの相合傘でいいのか」
渡りに船の申し出に、遠慮せず同行させてもらうことにした。

「サンキュウ、助かったよ。濡れた服で電車乗るのもなんかなぁ」
駅の軒下に入って傘を折りたたむ真美に礼を言うと、「どう致しまして」と
にっこり微笑んだ。
肩を並べて改札に向かう途中、先日の会話をふと思い出した。
「ああ、ところでこの前の、俺に相談てなんだった?」と尋ねると「いえ、
いいんです。大したことじゃないから」
そう微笑みながら言って頭を振った。
「おおい、気になるじゃないか。そうだ時間があれば相合傘のお礼にコーヒ
ーおごるよ。もしよかったらそこで聞いてあげるよ。」

思わず口に含んだコーヒーを噴出しそうになった。周りに聞こえないよう、
声をひそめた真美の話の切り出しが、あまりに唐突で、驚くものだったから
だ。
「課長、私を抱いてくれませんか?」
まっすぐに俺の目を見て、ニコリともせずの問いかける彼女に、口に含んだ
コーヒーを飲み下すと、一呼吸おいて話しかけた。
「お前は何を言ってるんだ。言っていることが判ってるのか。」
「おじさんからかうと怒るぞ。まったく悪い冗談だ」
小娘にからかわれた中年男は、若干の腹立ちが瞬時にわいた。声は殺したも
のの、俺の剣幕の一言に驚いて、彼女は目を伏せてつぶやいた。
「私、そんなつもりじゃ。本心からお願いしてるんです」
二人の間に微妙な沈黙が流れた。
「どういうことかよく判らんが、場所を変えよう。こんなトコで話すことじ
ゃなさそうだ。」
喫茶コーナーに入るまでは、どうということもなかった彼女だが、とんでも
ない申し出を聞いたせいか、出るときは妙な後ろめたさを覚えて、辺りを見
回した。

「実は私、高校2年生の時、レイプされたんです。」
居酒屋の片隅で、目を伏せて小声で話し始めた真美の告白は驚くものであっ
た。

高校2年生の夏の夕方、陸上部員だった真美は、友人の諒子と連れ立って練
習の帰り道、バイクの男から声を掛けられた。
「おおい、諒子ジャン、今帰りか?」
「なーんだ△△君じゃん。うんそうだよ、部活で遅くなっちゃった。ああこ
の子、友達の真美。真美、この人中学のときの先輩、2コ上」少し崩れた感
じで不良っぽさの漂うその男は、ニヤニヤ笑いながら真美の頭の先から、足
元までなめるように眺めた。男に不快感と嫌悪感を感じながらも、しばらく
そばで二人の他愛もない会話を聞いていたが、「私、先に帰る」諒子一人を
残すことに一抹の不安は感じながらも、そう告げて一人で歩き始めた。

何分歩いただろうか。後から「オーイ、オーイ」と誰かを呼ぶ声とバイク音
が聞こえた。その声の主が真美に追いつくと、息せきを切りながら話し出し
た。
「今さぁ、諒子が突然転んじゃって、痛がって動けないでいるんだ。俺一人
じゃどうしようもないから、あんた手伝ってくれないか」

男の運転するバイクで戻った暗がりには不自然にうごめく5,6人の姿があっ
た。
「ウー、ウー」
両手を二人の男に押さえられた諒子は、口には何かを詰め込まれて声になら
ないうめき声を立てていた。ジャージのパンツは剥ぎ取られ、夜目にも白い
太ももの間に割り入り、のしかかって腰を動かす男のパンツは。膝までずり
下がっていた。
「諒子!」
そう叫んで近寄ろうとして、足がすくんだ真美の口が後から伸びてきた△△
の手でふさがれた。

 
2009/04/17 18:41:39(2Bzi90wO)
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