久美子と申します。今年でもう50才になりました。主人が原因で金策に追わ
れております。
息子が一人おりますがその息子にまでお金を借りる始末、金額も半端じゃな
くて、最近その返債を迫られておりました。
揚句の果てに、息子が、私を利息代わりに自由にさせてもらうと言い出しま
した。
主人はそれに対し、何も言えないのが私には情けなくて・・。
普段は一緒には住んでいないのですが、その時だけ息子は家に来る様になり
ました。
そして、堂々と主人の前で私を誘うのです。
｢親父、母さん借りるよ・・。」
その時の主人の態度には呆れるばかりです。新聞を読む振りをして・・
「ああ・・」
何事も無いような風を装っています。
｢アナタ・・、いいの？　本当にそれでいいの・・？」
｢仕方ないだろう、悪いのは俺なんだからな・・スマナイ・・。」
主人は取ってつけたような言葉で謝っているつもりの様でした。
｢シゲオ・・」
息子の名前です。
私は息子の手を掴まれ・・そのまま私達夫婦の部屋に連れ込まれました。
｢シゲオ・・嘘よね・・お父さんをを懲らしめる為だけよね？」
私はそう思っておりました。
｢違うよ、俺本気だよ。前から近親相姦に興味あってさ・・・、前から母さん
とやりたかった。」
息子の驚く言葉でした。
｢シゲオ・・そんな・・そんなのダメヨ・・ダメ！」
｢じゃ、金返してよ、親父の代わりにさ・・金銭は親子でも別だよ。」
｢そんな・・、そんな事言われたって・・直ぐには無理よ。」
｢親父が良いと認めてるんだ、遠慮なんかしないよ。」
私はどう返事していいのか判らないまま息子のペースに引き込まれていまし
た。

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