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黒い下着2の6
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:黒い下着2の6
投稿者: まさ ◆72/S7cCopg
 白井の家はマンションの六階にある。エレベーターで六階に上がり、廊下
を通って白井家の玄関の前に立ち、インターホンを鳴らすと、すぐに白井の
母が応答した。金子ですと言うと、ちょっと待ってと応えた。それから中で
人が動く気配がして、玄関の戸が開いた。
「いらっしゃい。どうぞ」
 白井の美しき母は、心安く僕を中に入れてくれた。
 白井と付き合い始めて半年くらい経った頃に、初めて彼女の家を訪れてか
ら、この家にはよくお邪魔するようになった。初めて来たとき、白井の父も
母も、僕をひどく歓迎してくれて、何を言われたりされたりするのかと緊張
しきっていた僕は、予想だにしなかった対応に、かえって戸惑ってしまっ
た。何度か来るごとに緊張は解れていったが、それでも他人の家なので、
図々しくはできない。
 白井の母は僕を白井の部屋へ通してくれた。僕が部屋に入ると、気を遣っ
てか、そっと戸を閉めてくれた。
 白井は額にアイスノンを巻いて、赤い顔をして、布団を顎の先まで被っ
て、ベッドに横になっていた。僕の顔を見ると、微笑して、両腕を布団から
出して僕に向けて伸ばした。僕が体を寄せると、彼女はその腕を僕の背中に
回して、目を閉じて、唇を突き出した。僕はその唇に僕の唇を重ねた。触れ
たのは唇だけだったが、顔全体が熱く火照っているのがわかった。少し、苦
しそうに、速く息をしていた。
「来なくていいって言ったのに」
 そういう割には、にこにこしていて、来てくれて嬉しくてたまらないとい
う表情であった。僕はその顔だけで、来て良かったと感じた。
「調子はどう?」
 と僕が訊くと、軽い頭痛と、体全体がだるい感じがすると答えた。体温は
三十八度を超えていると言った。額にはアイスノンがあるので、頬に手を当
てると、確かに、人の体温としては異常な熱さであった。白井はその僕の手
に自分の手を重ねて、頬にこすりつけるように動かした。いつもは冷たい白
井の手も、ほのかに温かかった。
「今日は俊くんの手のほうが冷たく感じる。冷たくて気持ちいい」
 と言って目を細めた。
「ごはんは食べた?」
「ううん。食欲がないから、水を少し飲んだだけ」
「そっか。そんならいい」
 風邪をひいたときは、食べたくもないのに無理に食べるべきではない。そ
れより、汗をたくさんかいて、脱水症状を起こす恐れがあるから、水分の補
給をしっかりするべきである。と我が母から教わったことがある。だから、
白井が水を飲んだと言ったのを聞いて安心した。
 白井は、僕の手に頬ずりをしながら、今日学校で何か変わったことがなか
ったか訊いてきた。僕はその質問に、水谷と一緒に下校したことを思い出し
た。それは十分変わったことと言うべきことであった。しかし、いくら下心
がなく、ただ単に一緒に下校をしただけのことだとしても、自分のいないあ
いだに、別の女とそんなことをしていたと知ったら、決していい気持ちはし
ないだろうし、敢えて報告する必要はあるまいと考えられたので、それは言
わず、別段何もなかった、お前がいなくてさみしかったと答えた。すると白
井は、
「私も」
 と言って、さらにキスを求めてきた。何も知らずに無邪気にしている彼女
を見て、罪悪感を感じた。胸の奥に棘が刺さったかのようであった。罪滅ぼ
しのつもりで、それに応じると、舌を絡めてきた。しばらくそうして、唾液
を交換し合った。口を離すと白井は、
「うつっちゃうね」
 と今更言った。僕は、
「もう遅いよ」
 と言ってディープキスを続けた。
 やがて白井の息の荒さが増してきた。熱のせいばかりではないようであっ
た。ベッドにあがるように促されたので、白井と添い寝するかたちでベッド
に横になった。すると白井はすでに固くなっている僕のちんこをズボンの上
からつかんで、上下に動かしだした。僕も、パジャマの上から白井のまんこ
をこすった。
 白井の家に来てすることといえば、一緒にテレビを見るか、話をするか、
このようにお互いの性器をまさぐりあうことくらいである。たいてい父親な
り母親なり、その両方なりがいるので、いくら部屋の戸を閉めて二人きりに
なっても、セックスはできない。時々白井は、
「声、我慢するから、してえ」
 と正気の沙汰とは思えないことを懇願してくるが、さすがにそれは丁重に
お断りし、どうにか指だけで忍んでいただく。声を我慢したって、セックス
をすれば色々と音は出るものだ。それら全てに気をつけたとしても、突然戸
を開けられたりなど、万が一ということが考えられる。第一、そこまで神経
を使ってまで、人の家でセックスをする気にはなれない。
 この日は、幸いそこまでねだってくることはなく、いわゆるペッティング
をゆっくり、延々と続けた。とはいえ、したいのには違いないのだろう、パ
ジャマの中に手を入れると、下着は濡れきっていた。その下着の中に手を入
れ、クリトリスをつまむと、体をびくっと震わせて、声を我慢しようとした
のか、はっと息を呑んだ。さらに刺激を続けると、
「んっ。んっ」
 と喉の奥で切なげな音を鳴らした。その様がいじらしくて、ぎゅうと抱き
しめてやらずにはいられなかった。
 手が、白井の愛液でびしょびしょになってしまったので、白井に舐めても
らって、ティッシュで拭いた。もう八時になっていた。白井の家は、来客が
いくら遅くまでいてもこだわらないらしく、何時になっても咎められない。
それどころか、遅くなると必ず、晩御飯を食べていくことを勧められる。何
度かついご馳走になったこともある。しかし晩御飯は我が家でも母が用意し
ているのだし、毎度毎度ご馳走をいただいていくような図々しいことはでき
ないので、頃合を見計らって帰ることにした。白井はさみしそうにしたが、
仕方がない。
「早く治すんだよ」
「うん。明日は学校行く」
 寝ていろというのに、白井は起き上がって、玄関まで僕を見送ってくれ
た。
 白井は結局、次の日も休み、その次の日にようやく学校に出てきた。水谷
がやけに喜んでいた。僕は、水谷に言ったことの効果があったか気にした。
すると、水谷は確かに目に余るほどの接触をせずにいたので、安堵した。こ
れで、白井も困るようなことはなくなるだろうと思った。
 ところが、数日経ったある日、白井は突然僕に対して不機嫌になった。僕
ははじめ、その理由がわからず、ただ狼狽することしかできなかった。
 
2006/10/22 15:53:45(XUVCNyuc)
2
投稿者: (無名)
きになる
06/10/22 20:29 (pLp1Bu6q)
3
投稿者: W210 ◆CwESQHIYSc
二日ほど留守にして、読めなかった間に、結構進展がありましたねぇ。
さぁ、この二人に、どう水谷が絡んでくるのか。
楽しみです。
06/10/22 21:34 (p.QHT6j/)
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