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1:黒い下着番外編
投稿者:
ま
◆72/S7cCopg
家の電話を使えばいいのに、携帯電話を使ってみたくて、わざわざそっち
で白井に電話をした。うちが空いたので来ないかと言うと、弾んだ声で、行 くと応えた。 高校二年生のとき、僕らは揃って携帯電話を購入した。その頃はすでに、 かなり携帯電話の普及率が高まっていて、高校二年生でも、クラスの半分以 上は所有しているくらいであった。それがあれば、家にいなくても連絡を取 るのに便利だし、他の人たちが持っていれば自分も持ちたいという俗物根性 で、僕らも持つことに決めた。しかし、決めたといっても、自分だけで決め たところで、電話代の支払いは親に頼らねばならなかったので、許可を得る 必要があった。その点、白井の方は心配ないだろうとのことだった。問題は 我が家であった。離婚をして、父がいなく、強き母の稼ぎだけで生計を立て ている我が家に、僕の電話代などで余計な出費をする余裕があるはずなかっ た。僕がアルバイトでもして、自分の電話代くらい自分で払えればよかった のだが、それには部活動が忙しかった。無理をすればできないことはなさそ うだったが、母は、そんな無理をすれば学生の本分である学業のほうが疎か になるのが目に見えているから、アルバイトをしたければ、部活動をよせと 言った。白井と一緒にいたくて入った部活動なのに、白井と揃って携帯電話 を持つためにそれを辞めたのでは、本末転倒であった。結局アルバイトは諦 めるほかなく、僕が携帯電話を持つためには、母に無心を言うよりしようが なかった。 母に、携帯電話を持ちたいと話すと、それはいいが電話代はどうするつも りだと予想通りのことを言われた。予期していたのだから、開き直って、あ なたに頼るしかありませんと応えた。母は考え込んだ。僕はそこに手応えを 感じた。けんもほろろに断られる覚悟をしていたので、予想外の好反応に、 もう一押しだと思った。僕は、さもなければアルバイトをさせてくださいと 言った。アルバイトは電話代のことがなくても、多少無理があっても、やり たいと思っていたので、どさくさ紛れにその許可も得てしまおうと目論んだ のである。が、これはきっぱり禁止されてしまった。僕は失望し、今のこと で母が機嫌を損ねて、携帯電話のことも拒否されてしまわないかと心配し た。けれども母は、条件付きで携帯電話を持つことを許可してくれた。条件 とは、月々の電話代が五千円を超えてはならない、超過した分は、僕の毎月 の小遣い五千円から引くというものであった。正直、この条件は不満であっ た。五千円では、基本使用料金だけでほとんど占められてしまって、通話は 数十分程度しかできないはずであった。しかし、アルバイトはできないし、 その条件をのまなければ許可は得られなかったので、不満でも我慢するしか なかった。 「じゃあ、なるべく私のほうからかけるね」 そのことを白井に話すと、彼女はそう言った。白井は、使いすぎるなと注 意はされたが、特に制限はつけられなかったという。僕は、女におごられた りなど、金銭的に煩わすのは、男として情けないことと断じていたので、そ のこともいやに思った。だから僕は、お前はそんなこと気にしないでいいと 言った。すると白井は不思議そうな顔をして、 「じゃあ、どうするの?」 と言った。どうにもできるはずがなかった。己の無能を呪わずにいられな かった。僕は何とも応えられず、俯いてしまった。白井は、そんな僕を気遣 うように、メールなら通話ほどお金はかからないから、メールで済ませられ ることは、それで済まそうと提案した。それに従うしかなかった。早く、大 人になりたいと思った。 僕らは同じ機種で、色違いのものを購入した。買いたての頃は、僕から電 話をかけることはあまりできなかったものの、無駄にメールを送りあって遊 んだ。しかし、いざ持ってみると、普段はほとんど一緒にいるし、家にいる ときは家の電話を使えばいいのだから、あまり実用的に用いることができな いのに気付いた。けれどもそれはそれでよかった。必要に迫られないのな ら、無理に使うことはないと思った。とはいえ、せっかく持っているのだか ら使ってみたい、機能を無駄にしたくないという気はして、家にいるのに、 わざわざ携帯電話を使って白井に電話をしたのである。 白井が来た。玄関のベルが鳴ったので、急いで戸を開けると、彼女の眩し い笑顔があった。僕も思わず笑った。白井は、上に水色のブラウスを着て、 下にはデニムのパンツを穿いていた。履物は、可愛らしいサンダルを履いて いた。これは、僕の用事で靴屋に行ったときに白井もついてきて、そのとき に発見して即座に買ったものである。首には、ネックレスの細い鎖が見え た。飾りは服に隠れて見えなかったが、彼女の誕生日に、僕が送ってやった ものに違いなかった。安物ではあるが、僕なりに、彼女に最も似合いそうな ものを選んだ。彼女はそれを受け取ると、涙ぐんで喜んでくれた。大袈裟だ なと思いはしたが、僕もとても嬉しかった。それ以来、彼女が首にそのネッ クレスをしているところを見ると、凄く大きな満足を感じる。このときも同 様であった。それから、顔には薄く化粧を施していた。まだ高校生で、本格 的に化粧などしたことがないから、不慣れな感じのする化粧であった。けれ ども元が極めて美しい彼女は、それでも十分美しかった。しかし僕は、いつ も一緒にいる僕なのに、会いに来るのにわざわざ化粧をしてくれたことが大 変嬉しかった。少しでも僕を喜ばせたい、綺麗なところを見せてやりたい、 そういう気持ちの見えるところが、非常に愉快であった。 白井を中にあげた。白井は、サンダルを脱いで、式台からあがると、飛び つくように僕に抱きついてきて、そのままいきなりキスをしてきた。僕は彼 女を受け止め、キスに応じた。これは僕らにとってほとんど挨拶代わりのこ とであった。舌は入れずに、短く、軽いキスを繰り返す。すると、 「あ」 と幽かな叫び声を挙げ、顔を離した。 「どうしたの?」 と僕が聞くと、彼女は何故かとても嬉しそうな顔をして、矢庭に僕の股間 を触ってきた。 「もう大きくなってるよ? なんで?」 白井は、わかっているくせに、わざとそう言って僕をからかった。抱きつ いたときに、自分の体に僕の盛り上がった股間が当たったので、それに気付 いたらしい。僕のちんこは白井の美しい顔を見た瞬間から反応を始め、キス をした瞬間に最高潮に達していた。なんでと言われれば、今すぐにお前のま んこにちんこを突っ込みたいのだというのが正しい答えであったが、先にそ のように指摘されてしまうと、それを言うのが変に恥ずかしくって、 「なんでもない」 と言って振り返り、居間に歩き出した。彼女は、やはり嬉しそうに、なん で? なんで? としつこく言いながら、僕の後に付いてきた。自分に対し て勃起しているということは、自分に、性欲を起こさせるだけの魅力がある という証明に他ならないのだから、それで白井は嬉しそうにしているのだろ うと思った。 居間に行き、白井をソファに座らせた。テレビは白井が来る前からついて いたが、休日の昼間の番組など、若者の僕らにとって面白いものではないの で、何となくつけているだけのことで、白井もテレビには興味を示さなかっ た。僕は勝手に行き、飲み物を出す準備をした。すると、白井は、座ってい ろと言ったのに、立ち上がって僕の傍に来た。 「いいから。ゆっくりしてな」 と言っても、 「ううん」 と生返事をするばかりで、手伝おうとするのをやめなかった。彼女はこう いうとき、いつでもこうして気を遣ってくれるので、僕はとてもいい気分に なる。 白井は何も言われないのに冷蔵庫を開けた。まさか、僕の家族がいる前で はこんな無遠慮なことはしないが、僕だけいるときならば手馴れたものであ る。白井は、 「これ?」 と言って、嬉しそうに、中にあった午後の紅茶ミルクティーを取り出し た。僕はグラスに氷を入れながら、 「それ」 と言った。白井は飲み物といえばミルクティーが一番好きなので、あらか じめ買っておいたのである。白井は、予期せぬ好物にありつけるためか、と ても嬉しそうにした。 二人で並んでソファに腰掛け、ミルクティーを飲みながら、ゆっくりとし た時間を過ごした。白井は僕の肩に頬をつけ、甘えてきた。僕は彼女の肩に 腕を回し、ぐっと引き寄せた。しばらくそのままでいると、白井はまた僕の 股間を触りだした。 「あれ? 大きくなってないよ?」 と言いながら撫で回した。僕だってそういつでも勃起してばかりではな い。けれども、彼女が艶かしく手を動かして刺激してくるので、すぐに勃起 しそうであった。 「すぐ大きくなるさ」 僕はそう言って、彼女にキスをした。今度は濃厚な方をした。舌を絡ませ あい、唾液を交換しあった。白井は目を閉じ、鼻息を荒くしていた。彼女は 興奮し始めると、必ず鼻息を荒くするので、すぐにそれとわかる。彼女の口 の中に舌を押し込んで、唾液を流し込んでやると、彼女はためらわずに飲み 込んだ。彼女はお返しにとばかりに僕の口の中に舌を押し込んで、唾液を流 し込んできた。僕もそれを飲んだ。口を離すと唾液が糸を引いた。彼女は、 口惜しいかのように、すぐにまた唇をつけてきた。 キスをしたまま、彼女の胸に触ろうとした。すると、 「あ」 とまた叫び声を挙げて、顔を離した。欲情していない、はっきりした顔を していた。どうしたのかと思うと、彼女はズボンのポケットから携帯電話を 取り出して、液晶画面を見た。何かボタンを操作しているところを見ると、 メールが来たらしい。着信音が鳴らなかったのに気付いたところからする と、マナーモードにして、振動によって気付いたのだろう。 「ごめんね」 彼女は液晶画面から、ごちそうを目の前にしておあずけを食らったような 気分でいる僕に目線を移し、そう言った。せっかく気分の盛り上がってきた ところを邪魔されて、不愉快にならないではなかったが、怒るほどのことで もないので、気にしていないふりをした。 白井がメールの返事をしている間、退屈を感じたので、僕も自分の携帯電 話を手にして、いじくった。しかし、何もすることはなかった。そのときふ と、あることを思いついた。白井がメールを送信したのを見計らって、彼女 に電話をかけた。白井はまた携帯電話が震えだしたので、少し驚いた。僕か らの着信であることがわかると、呆れたように笑った。 「もう。なにしてるの」 「いいから。とっちゃ駄目だよ」 そう言って僕は彼女の手から携帯電話をひったくった。確かに彼女の携帯 電話は僕からの着信を受けて、小さな体をしきりに震わせている。僕が発信 を止めるか、彼女の方で電話をとるか切るかしない限り、そうし続けている わけだ。僕は、震えるその電話を、彼女の股間に押し当てた。突然のこと に、彼女はびっくりしていた。 「なにすんだよ。馬鹿」 「いいから。いいから」 そう言って、押し当てた電話を、なるべく彼女の感じやすいように動かし た。白井ははじめ笑っていたが、やがて目を閉じ、また鼻息を荒くし始め た。明らかに感じているようだった。 「由紀」 「ん?」 「足開いてるよ」 僕がそう言うと、白井はぼっと顔を真っ赤にして、開いていた足をぱっと 閉じた。 「うるさいなあ。馬鹿」 と言って、僕の手を払いのけ、しんから恥ずかしそうにした。より快感を 得やすいように、意識とは関係なしに、体が勝手にそうしたのに違いなかっ た。普段は自分から足を開いて僕を挑発するのに、こんな風に言ってやる と、恥ずかしがるのだから面白い。 僕はまた電話を彼女の股間に当てた。一度は払いのけたものの、抵抗はし てこなかった。同じように動かしてやると、白井はまた足が開きそうにな り、するとそれに気付いたのか足を閉じた。開きそうになっては閉じて、そ れを何度か繰り返した。僕はそれを見ながら、声を挙げて笑いたくてたまら ず、堪えるのに苦心した。 僕は白井のズボンの前を開け、下着が見えるようにした。相変わらず、黒 い下着を愛用している。すでにかなり濡れている。下着の上から電話を当て ると、流石に音は聞こえなかったが、漫画などなら、くちゅ、とでも書き表 したいような感触がした。まんこを覆うものが下着一枚になったことで、よ り刺激が強まったらしく、彼女はびくっと体を震わせた。そうして、顔を僕 の胸の辺りに埋めてしまった。僕からは彼女の顔が見えなくなったが、構わ ずに下着の上から柔らかいまんこをいじってやった。電話をあるところにも っていくと、彼女はひときわ強く体を震わせた。クリトリスに当たっている のだと思い、そこを集中的に攻めると、彼女はぴくぴく痙攣しだした。 「気持ちいい?」 と僕が聞くと、 「微妙」 と白井は答えた。そういう割には反応が物凄かった。 「俊くん」 「ん?」 「電話、壊れちゃうよ」 確かに、下着がもう愛液を吸いきれなくなって、電話機の表面まで濡れ始 めていた。それくらい濡れるほど、感じまくっていたのに違いなかった。白 井が、微妙と答えたのには、電話機なんかで感じてしまっているのが恥ずか しい、という心持ちがあるらしかった。そもそも、携帯電話というのは、電 話をするためのものであって、まんこに当てて遊ぶものではないのである。 なのに、電話が壊れると心配するほどに濡らしてしまったのを恥ずかしがっ たのだろう。僕の胸に顔を埋めたのも、電話ごときに感じさせられている、 だらしない顔を見られたくなかったかららしかった。 僕は予想以上の白井の反応にとても満足して、携帯電話の振動を止め、テ ーブルに置いた。白井に顔を挙げさせると、最早完全に欲情しきっていると きの顔であった。下着の中に手を入れ、まんこに指を入れてみると、何一つ 抵抗なく入っていった。白井は、喘ぎ声交じりに、 「俊くん、欲しいよ」 と言った。僕はまた、ちょっといたずら心を起こして、 「なにが?」 と言ってやった。白井はすねたような顔をした。 「わかってるでしょ」 「ちゃんと言わないと、あげない」 にやにやしながらそう言うと、白井は本気で怒っているときに近い顔をし て、そっぽ向いてしまった。 「そんならもういいよ! いらない」 と言うので、僕は焦って、必死で謝った。彼女は怒ると、一度欲情して も、本当にしないままでいてしまうのである。僕の方では、彼女を焦らしな がらも、内心は早くしたくてたまらないのだから、それでは困るのである。 謝りながら、僕に背を向けた彼女のうなじ辺りにいっぱいキスをした。胸や まんこを触った。白井は素直に反応を示し、しばらくそうしてやると、また 僕の方を向いて、キスをしてきた。許しをくれた合図である。 僕らは僕の部屋に移動し、裸になってベッドに横になった。白井はすぐに フェラチオを始めた。もう勃起しているし、彼女のまんこも濡れすぎている くらい濡れているのだから、すぐに入れてよかったのに、あれだけ欲しがっ ていたのにどうしたのだろうと思った。すると彼女は、フェラチオもそこそ こに、はにかんだ顔を僕に向け、 「俊くん、おまんこにちんちん欲しいよ」 と言った。言わされるのは嫌がるくせに、自分からなら言ってのけてしま うのが不思議であった。英会話を得意としている人が、平生平気で英語で喋 るのに、英語で何か喋ってくれと言うと途端に恥ずかしがるのと似た心理な のかなと思った。また、はじめはいやがりながらも、どうにか僕の希望に応 えようとする白井の態度に、僕に対する愛があるのを感じて、くすっぐたい ような気持ちになった。そうしてそれから、欲しいとねだったくせに、自分 から跨って、ちんこを掴んで腰を落としてしまうので、言ってることとやっ てることが滅茶苦茶だなおいと思った。 白井はいやらしく腰を動かした。僕も下から激しく突き上げた。突き上げ るたびに、白井は綺麗な喘ぎ声をあげ、僕の興奮を高めた。 「ゴムしてないよ」 今更、僕は言った。 「中で出さなきゃ大丈夫よ」 と彼女は応えた。対面座位の姿勢になっていた。 「先走り液でも妊娠の可能性はあるけど、番外編なんだから、このくらいの サービスはしないとね」 という彼女の言葉の意味が、僕にはわからなかった。ただ、生で白井と繋 がれる、喜びと快感に打ち震えただけのことであった。 正常位になった。射精感がいよいよ高まり、腰の動きを早くした。 「顔にかけていい?」 「いいよ」 白井は笑っていた。 「口は?」 「お好きに」 やはり笑っていた。 射精の直前、一気にちんこを引き抜き、彼女の体を跨いで、顔に近付け、 彼女の美しい顔を、僕の汚い精液で汚した。眼に入らないように注意した。 射精を終え、息をついていると、彼女は眼を開け、目の前にある僕のちんこ にしゃぶりつき、残った精液を搾り出し、周りを綺麗に舐め取った。そうし てやはり笑っていた。 二人でシャワーを浴びて、体を拭いて、服を着て、再びゆっくりした。シ ャワーを浴びたての、髪の濡れた白井も、美しかった。白井は、居間のテー ブルに置いておいた携帯電話を見ると、 「ああ。こんなに濡れちゃって」 と言いながら、ティッシュでそれを拭いていた。
2006/09/26 13:25:22(6.s5epQO)
投稿者:
ま
◆72/S7cCopg
うまく書けないっす。後半は明らかにスタミナ切れです。
06/09/26 13:29
(6.s5epQO)
投稿者:
白い下着
頑張って書いてるじゃないですか。
番外編その2もお願いします。
06/09/26 18:15
(lOPr6OQt)
投稿者:
W210
◆CwESQHIYSc
思いもよらない番外編。
久しぶりに楽しく読ませていただきました。 由紀の「番外編」でのサービス(笑)はとても嬉しかったです。 できれば、番外編2・3・4~と続けていただき、外伝や「新・黒い下着」 などシリーズ化していただけたらと言う厚かましい考えまで頭を擡げてきま す。 これからも期待しています。
06/09/27 00:51
(K648mIB3)
投稿者:
まさき
キタ―――!!!
楽しみにしてました♪俺も続き希望します!頑張ってまた書いて下さい!!
06/09/27 07:38
(ANU71bCW)
投稿者:
(無名)
◆KnFHojOWaA
面白い物はみんな面白いと思う
06/09/27 08:14
(m5WsgwmU)
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