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黒い下着7
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:黒い下着7
投稿者: ◆72/S7cCopg
 僕は堕落をしないか、つまり白井とセックスしすぎるために、勉強が手に
つかなくなって、成績が落ち、受験にも失敗しやしないか心配した。無論そ
れは、僕がしっかりしていればよいだけのことなのであるが、白井の淫乱さ
を知った僕は、彼女が誘惑してきた場合に、断ることができるかどうか、甚
だ心細かった。しかし、そこは白井のほうに分別があったので助かった。白
井は、勉強中はなるべく欲情を起こさぬように努力してくれた。それでも、
勝手に湧き起こることは多いようであった。起こった欲情を我慢する白井
は、顔を紅くし、暑くもないのに汗をかき、息を荒くし、股間の辺りをもじ
もじとさせるので、すぐにそれと知れた。あまり必死に我慢しているような
ので、可哀想になって、
「ちょっと、する?」
 と聞くと、白井はふるふる首を横に振って、
「ううん。大丈夫。勉強、勉強」
 と言って、あくまで平静を装おうとした。欲情する白井を見ると、僕もし
たくなることが少なくなかったのであるが、彼女の我慢を無駄にしてはいけ
ないと思ったので、僕も我慢した。
 しかし、時々は我慢しきれなくなるようで、そういう時は、あの手この手
を使って僕を誘惑した。いつも通り居間のローテーブルで、隣に並んで勉強
していると、始めはまず、たいてい僕のちんこにそっと触れてきた。それで
僕が誘惑に負ければ、そのままベッドに移動した。僕が少し抵抗して、勉強
はどうしたのかなどと言うと、さっと手を引っ込めて、
「ごめんね」
 と言った。そうしない時もあった。執拗に誘惑を続ける時もあった。そう
いう時は、僕にしなだれて、ううんとかああんとか、甘えた声を出した。僕
が、軽く意地悪な気持ちを起こして、無視をしていると、彼女は、ねえと言
って、スカートをまくって黒い下着を見せてきた。それでも尚無視すると、
彼女は下着の上からオナニーを始め、喘ぎ声を挙げた。その辺まで来ると、
最早理性はとんでいるようであった。終いには下着をずらして、まんこを見
せながら、音を立ててまんこをいじり回した。そこまでくれば、たいてい僕
の理性もすっとんだ。一度、何が何でも、彼女の誘惑を無視し続けたらどう
なるだろうと思って、実際試してみた。僕は、泣き出すか、それとも強引に
やりだすか、そんなところだろうと思っていた。彼女の猛烈な誘惑に抗うの
は骨が折れたが、とにかく何をしていても無視をした。すると白井は、僕を
誘うことをぱたりとやめて、何事もなかったかのように勉強を再開した。顔
を見ると、これ以上すました顔はないというくらいのすまし顔であった。僕
は意外に思いながら、しばらくはそのまま勉強を続けた。が、僕は、白井は
自分の欲求を満たすまで誘惑をやめないだろうと決め付けていたので、その
ように平然とされると、今度はこっちのほうで欲求不満になり始めた。どう
にもセックスがしたくなって、そろそろと白井の太ももに手を這わせた。そ
うやってこちらから仕掛ければ、白井は喜んで乗ってくるだろうと思い込ん
でいた。ところが、僕の手はきつくはたかれてしまった。反射的に手を引い
て、驚きで何も言えずにいると、白井はきっと僕を睨んで、
「勉強は?」
 と恐ろしく冷たい口調で言い放った。怒りを露にしたその表情に、僕は戦
慄を覚えた。先まで自分だってさんざんしたがっていたくせに、と不愉快に
思わないではなかったが、とても逆らえそうになかった。勃起したちんこも
萎えて、僕は黙って勉強を続けた。白井も黙っていた。結局その日、それか
ら白井が発した言葉は、そろそろ帰るねという言葉だけであった。その翌日
も、まだ少し不機嫌であった。白井は、しないならしないでもいい、私の我
儘に付き合ってばかりくれなくてもいい、けれども無視するのはやめてほし
い、しないなら口で言って断ってほしい、ということを言った。僕はわかっ
たようなわからないような気がした。我儘だとわかっているなら、無視され
て腹を立てるのはおかしかないかと思った。自分の我儘のせいで、僕に断ら
せる手間を作っているのだから、僕がその手間を省いたところで至当なので
はないかと思われた。けれども、そこには僕のわからない複雑な女心という
のがあるらしかった。女というものは、理屈に合わない、男からしたら理解
不能なことを、考えたり言ったりしたりするものである。それにこの場合、
白井を怒らせたのは、僕の不毛な試みのためだったから、僕の理屈で彼女を
咎めるわけにはいかなかった。なにより、僕は早く白井に機嫌を直してほし
かった。もう無視はしないと固く約束して、ようやく許しを得た。それから
は、またいつも通りに戻った。しかし僕は、またなにかあったときに、あん
な顔をされたら、絶対に逆らえない、今後、彼女の尻に敷かれるだろうこと
は確定したのではないかと考えずにいられなかった。
 脱線することが多かったものの、二人でたくさん勉強したおかげで、期末
テストの点数は普段より優秀であった。ところが、受験を目前に控えている
のはクラスメイトみな同じだから、他の人たちも普段より頑張ったらしく、
平均点が素晴らしく高かった。他のどのクラスでも似たような状況だったら
しい。当時、中学校では、相対評価という方法で生徒の成績をつけていたか
ら、どの科目も高得点を叩き出したにも関わらず、僕の成績はわずかに理科
が4になっただけで、あとは相変わらず3のままであった。このことは僕を
落胆させた。白井も一緒になってしょげた。彼女のほうが深く落ち込んでい
た。僕はただ単に成績が思うように上昇しなかったのを残念に思うだけのこ
とだったが、白井はそれを、自分がしばしばセックスに誘って、勉強を中断
させてしまうためだと自分を責めた。僕は白井がそう言うのを聞いてやっ
と、ああそうかそういえばそんなことをしていなければもっと良い点はとれ
たかもな、と思うくらいだったから、そのことを責める気はなかった。僕
は、肝心なのはなにより本番なのだから大丈夫、お前のおかげで学力が向上
しているのは明らかだ、これからもこの調子で頑張ろう、ということを言っ
て白井を慰め、白井はようやく元気を取り戻した。白井に屈託する姿は似合
わない。
 期末テストが終わった直後、成績表が渡される直前に、クリスマスがあっ
た。
「テストも終わったし、一日くらいはね」
 と言って、僕らは初めての恋人とのクリスマスを満喫することにした。と
いっても、やはり自由に使える金の少ない、まだまだお子様の僕らは、立川
の昭和記念公園に行った。とても綺麗なイルミネーションが飾られていると
聞いたからである。当時の僕らにとっては、立川もちょっとした遠出であ
り、三鷹で電車に乗るときからすでに、やや浮かれ気分であった。デートす
るのに電車を使うというだけでも、少し大人になった気分になれたのであ
る。また、二人で電車に乗るのはそれが初めてであった。井の頭公園は、近
いから、自転車で行ったのである。
 がたごと電車に揺られている間、僕らは以下の如き会話をした。
「F高校行くなら、電車を使うようだね」
 F高校は、少し遠かった。
「え? 私、自転車で通うつもりだったんだけど」
 僕は耳を疑った。自転車だと、一時間近くかかる距離なのである。男の僕
はいいが、女の子が毎日それでは辛かろうと、白井を思いやって電車を使お
うと言ったつもりだったのに。
「二人でお喋りしながらのんびり走っていれば、案外あっという間よ」
 白井は他にも、自分は自転車で走るのが好きだとか、早起きは辛くない性
質だから大丈夫だとか、自転車通学が出来る根拠を述べていった。最後に、
「満員電車、嫌いだし」
 と言った。それは僕も同感であった。だから、僕も一人であれば自転車で
通うつもりであった。白井がそこまで言うのなら、それを断る理由はなかっ
た。
 そのときの車内は、中程度の混み具合で、座席は空いていないが、立って
いて窮屈なこともなかった。白井はドアの横の手すりに背を向けて立ち、僕
は彼女の前に立っていた。電車が少し強く揺れ、バランスを失いかけると、
僕はドアのガラスに手をついて、体を支えた。そうすると、僕の体は白井に
接近した。冬だから、白井は、水色のダッフルコートを着て、ピンクのマフ
ラーを首に巻いていた。外はそれでちょうどいいが、車内は暖房がきいてい
たので、暑いらしく、少し顔が汗ばんでいた。僕は欲情している白井を思い
出し、どきんとした。そんなところでいちゃつくわけにはいかないから、そ
れはそれだけのことだったが、僕は、白井の香りを感じて、良い心持ちにな
った。
 すると突然、白井が痴漢に遭ったらという想像が、僕の頭の中に流れ込ん
できた。電車の中で不意に白井の汗ばむ顔を見たところから連想されたのに
違いなかったが、突然ふと思いついたので、ほとんど僕の意識とは無関係の
ように思われた。
 もし白井が痴漢に遭遇したら。平生の白井なら、しっかりしているから大
丈夫だろう。気の強いところもあるから、返り討ちにあわせてやるかもしれ
ない。けれども平生の白井でなかったら、どうだろうか。欲情を起こしてい
るときの白井だったら、どうだろうか。あるいは、触られているうちに、欲
情を起こしてしまったら、どうだろうか。痴漢に触られて欲情するなど、普
通ならあまり考えられないが、白井の場合には起こり得そうだと思えてしま
うのが、僕は悲しかった。そうして、そうなったら好きに触らせてしまうか
もしれないと思わずにいられないのが、たまらなく嫌だった。痴漢に胸や尻
や股間を触られる。白井は始めは嫌と思うが、だんだん心の奥に潜む淫乱な
部分が理性を押しのけて現れる。触られるがままに触られる。痴漢は抵抗し
ないのを見てさらに大胆に触ってくる。スカートの中に手を入れる。下着は
すでにかなり濡れている。下着の上からまんこを刺激する。白井は痴漢が触
りやすいように腰を動かす。ちんこが欲しくなる。誰のでもいいからとにか
く欲しくなる。痴漢のちんこをズボンの上から触りだす。痴漢はもう完全に
白井を手中にしたと思う。下着の中に手を入れ、まんこに指を入れる。白井
はなんのためらいもなくそれを受け入れる。駅に着く。二人は無言のまま、
電車を下り、近くのホテルまで行く。白井は、その日初めて会ったばかりの
痴漢のちんこを、だらしなく涎をたらすまんこに突っ込まれ、激しく悶え
る。…
 僕は一瞬、死にたくなった。大好きな、自分の命より大切な恋人を、心の
中で弄んだ罪悪感で、今すぐその場で、走っている電車の窓ガラスを、自ら
の額で叩き割って、額の皮が破れ肉が裂けても、ガラスの破片が突き刺さっ
てささくれのようになっても、頭蓋骨が砕けても、脳みそがざくろのように
割れて飛び散っても、窓ガラスを叩き割って、そこから外に飛び出して、猛
スピードで後ろにすっ飛んでいく地面に着地。ぐるっと体が回転して、首の
骨がへし折れて、なおも回転。車輪に引き込まれて、肉はぶちぶちとちぎ
れ、骨はばきばきと砕け、車両の後方に取り残されるのは、肉片。小さな
骨。おびただしい血。…
 僕はかなり熱心にそんな想像をしていたらしい。気付くともう立川に着い
ていた。僕は身震いをした。白井は、不安そうな面持ちで僕を見ていた。僕
はかなり険しい顔をしていたのだろう。デート中に、そんな惨たらしいこと
を考えたことを不謹慎だと思って、心の中で何度も白井に謝った。電車を下
り、ホームを歩いているとき、白井は僕に何を考えていたのか問うた。そん
な暗い想像のことを話せるわけがなかったので、通学はやはり自転車でする
のが良かろうと考えていたと答えた。白井はやや釈然としないような顔をし
たが、それ以上追求することもなかった。
 公園へは、明るいうちに着いた。イルミネーションはまだ灯っていなかっ
たので、公園内を散策することにした。が、とても広いので、一日かけても
全て回りきれそうになかった。ガイドマップを見ながら、ここに行ってみよ
う、これを見てみたいなどと場所を厳選して、散歩をした。僕はすでに、そ
ういう白井との散歩を、かなり安心してできるようになっていたので、歩き
ながらでも大分くつろいだ気持ちになった。白井は相変わらず、きょろきょ
ろ辺りを見回して、面白そうなものを発見しては、
「見て見て!」
 と言って僕の腕を引っ張った。
 暗くなると、イルミネーションに明かりが点ぜられ、公園を彩った。生で
は見たことがないくらい豪華絢爛で、きらびやかな装飾であった。僕はその
色とりどりの光に心を奪われ、恍惚としてしまった。白井も同じ気持ちだっ
たらしく、二人して溜め息をついた。
「綺麗だねええ」
「うん」
 何だか二人とも頭が悪くなってしまって、それ以上の感想を言えなかっ
た。
 イベントも開催された。ベルでクリスマスソングを演奏したり、少年少女
たちが聖歌を歌ったりしていた。それらはクリスマス気分とでもいうのか、
その場の雰囲気を盛り上げ、気持ちを高揚させてくれた。僕らは美しい光と
音色の中を、手を繋いで歩いた。僕も白井も手袋をしていたが、繋いでいる
ほうの手はわざと外して、素手でお互いの手をとった。そのほうがお互いの
体温、心が伝わって、心地良いからだ。
 イベントが佳境に入ると、花火が上がった。冬の花火。夏とはまた違う趣
があって、良かった。綺麗だった。僕らは黙ってそれを眺めた。僕はものも
言えないくらい幸福だった。白井もきっと僕と同じ気持ちだろうと思った。
花火を見ながら、横目で白井を見た。可愛い。本当に可愛い。好きだ。愛し
ている。もう難しいことは考えられず、ありのままの感情を心に念じた。す
ると白井はそれに応じるかのように紅い顔をこちらに向けた。そうして言っ
た。
「私、幸せよ」
 ほうらね。手を繋いでいれば、心は通じる。僕は勝ち誇るような気分にな
った。
 花が咲き乱れる夜空の下で、僕らは口付けを交わした。ディープキスでな
く、唇と唇が触れ合うだけの優しいキスだった。けれども、心の奥底まで染
み透るような、深くて濃い、温かみのあるキスだった。そんな僕らを祝福し
てくれるかのように、ぽんぽんと花火は上がった。
 ありがとう。公園のスタッフさん。最高のクリスマスプレゼントだ。
 どうもこんなとき、僕の考えることには、ムードがない。
 
レスを見る(2)
2006/09/06 22:55:22(1m.MkxC.)
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