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ある嫁の危険な関係
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:ある嫁の危険な関係
投稿者: 庄司 ◆ocvUpWbIok
 
 陽子は、藤沢との関係を忠夫にだけは知られまいと、努力していた。
 愛想をよくして、できるだけ忠夫に優しく振舞った。
 しかし、それが墓穴を掘ることになろうとは・・・・・・

 忠夫は、姑のタキエに対する陽子の態度が気にいらず、陽子とは、ほとん
ど口もきかない日が続いていた。
 ところが、ここにきてタキエの心配をしてみたり、深夜遅くに帰宅して
も、寝ないで待っててくれている陽子に、忠夫は少し感謝をしていた。
 まさか、自分の女房が浮気していることとは知らずに・・・・・・

 藤沢と外で会う約束をしていた陽子は、なかなか連絡もよこさない藤沢
に、じれったくなって、そわそわしている。
 <藤沢さん……約束忘れちゃったのかなァ>
 そんなことをぼんやり思っていると、突然電話が鳴った。
「......藤沢です」
 電話は、藤沢からだった。
「待ってたのよォ…ずっとォ」
 陽子は、甘えた声で、藤沢に文句をいった。
「ごめん、人目を気にしながらかけないと、怪しまれるからね」
「そうねぇ、奥さんに電話するんじゃないから」
「明日なんだけど、昼間時間作れないかな?」
「ちょっと待ってね!えーと…うん、三、四時間なら大丈夫」
「よかったー。明日ね、遅番なんだ。ドライブ行こうよ!」
「わかったわ。じゃあ、時間は......うん用意しとく」
 陽子は、うきうきしながら電話を切った。

 忠夫が、めずらしく早く帰宅したので、家族揃っての夕食になった。
「陽子、最近…締まったんじゃないの?」
 忠夫が、陽子を褒めた。
「あら、あなたからみてもわかる?三週間で、五.七㌔も落ちたのよォ」
 陽子が、自慢気に忠夫にいった。
「へえ、そりゃすごいなァ!!おれも頑張ってみようかな」
「次の日、たいへんだけどね。あちこち痛くて」
 二人の会話が、笑い話になったのはいつ以来だろう。和みながら忠夫は思
い出していた。

 めったに化粧もしなくなった陽子が、藤沢とのドライブのためにうっすら
と化粧をした。
 家から一緒に出て行くとまずいので、裏通りのバス停の先で、二人は待ち
合わせをした。
 高級車ではないが、センスのよさそうな色合いのファミリーカーで、藤沢
が現れた。
 藤沢は、陽子を乗せて車をスタートさせると、心地よい風が気持ちよく、
陽子はうれしそうに笑みを浮かべた。
 しばらく車を走らせると、遠くの方に大きな公園らしきものがみえてき
て、景色が抜群にいいからと藤沢が陽子に話した。
「あそこなら、県外だから近所の連中とは接触しないと思うよ」
 自信満々に、藤沢がいった。
 公園に着くと、周りを樹木で覆われて、小鳥のさえずる声や爽やかな風が
ふいていて、陽子はとても気にいったみたいだった。
 ウィークデーとあって、人もまばらで、二人は恋人同士のように腕を組ん
で公園内を散策している。
 辺りから人がいなくなると、藤沢は木陰の隅へと陽子を連れて行く。
 周りに人がいないことを確認すると、二人はにっこり笑ってキスをした。
 待ちわびていたのか、陽子は積極的に舌を絡ませていくと、藤沢も陽子の
肩をぎゅっと掴んで、舌先を絡み合わせた。
 藤沢は、陽子のブラウスのボタンを胸の位置まではずすと、右手を陽子の
乳房へ入れてゆく。
「...ん...んふっ...」
 呻き声を少し漏らすと、乳房を弄っている藤沢の手に、自分の手をそっと
添えた。
 藤沢は、ブラジャーの下から手を入れていて、胸を揉みほぐすように動か
しながら、乳首を指で撫でている。
 藤沢の舌先は、陽子の唇から離れると、耳から首筋に滑らかに這わしてい
る。陽子は、思わず声を上げた。
「こんな...ンンッ...アアッ!!い、いやらしいィ
 アン...」
 藤沢は、スカートの中に手を入れると、じわっと指が濡れた。
「陽子さん、もうこんなに濡らしてェ...いやらしいなァ」
「ンッ...ア...もう..ヤダァ」
 パンティの脇から指が入っていくと、陽子はそれだけで気が変になりそう
だった。
「クチュッ...クチュッ」
 藤沢の指が動くたびに、いやらしい音が、陽子の耳にもきこえてくる。
「ほーら、ヒクヒク動いてますよォ...アソコがァ」
 藤沢は、陽子の耳元に小声で囁いた。
「イヤ...藤沢さん。そんなこといわないでェ」
 藤沢は、身体を屈めるとしつように指で弄んでいる。
「ハァァ...アンン...こ、ここじゃイヤァ...アア!」
 藤沢は、指を抜くと、ブラウスのボタンもはめてあげ、
「もっと楽しいところに行こうかァ?」
 にやりとしながらいった。
「......連れて行って」
 
 藤沢の肩にもたれながら陽子は歩いた。
 警戒感をすっかりと忘れてしまっている二人は、ある男にみられたことに
全くといっていいほど気づいていなかった。
「あれぇ?藤沢さんじゃ……」
 同じスポーツセンター内のジムで、インストラクターをしている「木内 
浩一」に、その場をみられてしまった。
 <藤沢さんのとなりは…あっ!確か、藤沢さんの奥さんの友人、陽子さん
だ。なんであの二人が…不倫かも>
 木内はオフで、彼女とこの公園に来ていた。
 二人は、何も知らずに公園を出て行ってしまった。

 藤沢は、国道沿いに車を走らせると、迷うことなくラブホテルに入った。
 適当に部屋を選んで、鍵を受け取ると、
「陽子さん、よかったのかな?」
 藤沢が、陽子にきいた。
「うん…ここなら安心だから」
 と、陽子が返事をした。
 自宅で抱き合っていれば、いつ誰がくるかわからない。その緊張感を思え
ば、陽子にとってラブホテルは、安心できると思ったからだ。

 二人は、シャワーを浴びると、解放された気分で抱き合っていた。
「ここなら、どんなに声を出しても安心だね」
 陽子の気持ちを知っている藤沢は、わざとらしく陽子にいった。
「藤沢さんて...何でもわかっちゃうのね」
 陽子は、ベッドに腰をおろしながらいった。
「時間...あまりないけど楽しもうよ」
 藤沢は、陽子を抱きながらベッドに倒れた。
 陽子は、すでに興奮していて、身体がほてっている。
 静かに陽子の乳房を撫で始めた藤沢は、陽子の感じやすいところへ丁寧に
キスをした。
「あ......!」
 陽子は、早くも喘ぎはじめ、身体を仰け反らせて小さく震えている。
 陽子の肌から汗が滲み出てきて、藤沢の舌の動きも小刻みになっていく。
「ウ、アッ..ンンッ...アー..ア.ァ」
 陽子の喘ぐ声は上ずり、快感を楽しむように藤沢に腰を押しつけている。
 藤沢の手と舌の動きは、優しく滑らかな弧を描き、陽子の肢体がみるみる
うちにピンク色に染まってゆく。
「いいわァ、ア!アッ!そこっ、あ、つ、強く、アアアァ」
 藤沢の愛撫に、陽子は喘ぎ悶えながら大きく声を上げた。
「ウウ、だ、アゥゥ...入れてェ..ねぇ、お願い」
 陽子のアソコは、蜜で一杯になり、肉襞が熱く感じていた。
「欲しいのかい?」
 藤沢は、一言声をかけると、蜜壷の中へとペニスを入れ、激しく腰を動か
した。
「アア~アアー、そう、これェ...アゥッ!イイッ、イイッ!」
 陽子は、シーツの裾を力強く握り締めて喘ぎ声を叫ぶ。
「おお~いいよォ陽子さん...う、締まる、おぅ」
 ゆっくりと締め付けるその快感に、藤沢も声を上げた。
「あ...こんなに...ううう」
 あまりの快感に、藤沢は頭の中がぼーっとしてきた。
「アー、わたしもォ...熱いの、熱いォ...
 アン...!!たる...あたるゥ」
 息を切らしながら、陽子が喘ぎ、よろこびの声を発した。
「くゥゥゥ、ああっ、ハァハァ...おおおおッ!!」
 藤沢が、堪えきれずに素早くペニスを抜くと、陽子の身体の上に出してし
まった!
「ハァ、ハァッ、ご、ごめん。あまりに気持ちよすぎて...」
 藤沢が、陽子に謝ったが、すっきりした顔で、
「ううん、いいの。わたしもよかったから...」
 陽子が、うっすらと目を開けてそういった。

 藤沢と別れた陽子は、陽気な気分で家に帰った。
 玄関の鍵を開け、ドアを開くと、一枚のチラシのような投書が、足元に落
ちていた。
 <何かしら?こんな一枚だけ…>
 陽子は、しゃがみ込んでその紙を拾うと、
「・・・・・・・・・!!」
 愕然となって、足がガタガタと震えた。その投書らしき紙には、こう書い
てある。
「この家の奥さんは、県営スポーツセンターの藤沢と不倫している」
 陽子は、腰が抜けて、その場にしゃがみ込んでしまった。
 <いったい……誰が…>
 そう、さっき藤沢と行った公園で、二人を目撃した「木内 浩一」が、一
足先にこっちに戻っていて、陽子の家をみつけると玄関ドアの郵便受けに投
書していったのである。
 陽子は、気が動転していて、何が何だかわからない精神状態で、家中をう
ろうろしていた。

 やがて、この「木内 浩一」からの投書が、陽子をさらに狂わせるとは、
藤沢にも陽子にも今の時点では、わかるはずもなかった。

 陽子は、藤沢との関係を見知らぬ誰かにみられていた。
 この投げ入れられた「密告」は、いずれにしても藤沢の耳に入れなくては
と、陽子は思っていた。
 時計に目をやると、幼稚園の送迎バスがくる時間になっていた。
「いけない!英一を迎えにいかないと」
 陽子は、家を出ると、走って集合場所に行った。
 すると、藤沢の妻、雪子が、英一を連れて待っていた。
「あっ、よかったわ、今、英一くん送っていこうと…あら、どうしたの陽子
さん?顔が真っ青よ」
「え?…あ、急に走ったから…大丈夫よ何でもないから」
 陽子は、そう取り繕ったものの、雪子に対してうしろめたさがあるせい
か、まともに顔をみることもできない。
 雪子にちゃんとお礼をいって、陽子は英一と家に帰った。

 家に帰ると、陽子は頭の中を整理した。それは、さっきの雪子の態度をみ
ていると「密告」は、雪子ではないと感じていたからだ。
 <雪子さんの感じからすると、まだわたしたちの関係には気づいていないみ
たいね。すると、誰かしら…まさか、あの人のわけないし。>
 冷静に考えてみても、陽子には心当たりがなかった。

 翌日の朝、陽子は思い切って藤沢を訪ねようと思っていた。
 藤沢に、自分たちの関係をみられていたことも話さなくてはいけないし、
今後どうするか相談するためでもあった。
 スポーツセンターのジムに行くと、藤沢に指導してもらっているふうにみ
せかけ、何やらぼそぼそと話しているのが伺える。
 その後ろで、あの「木内 浩一」も、彼女の絵美を連れていて、二人のよ
うすを伺っている。
「浩一、確かにあの二人怪しいわね」
 絵美が、二人をみながら浩一にいった。
「そうだろう、やっぱり間違いないな、あの二人は。おれが入れてきたあの
紙をみたんだろう。焦ってるのがみえみえだもんな。アハハハ」
 浩一は、二人の関係を確信すると、笑いながら絵美にいった。
「それで、どうするのあの奥さん?」
「いただくとするかな」
「フフフ…かわいそうにあの奥さん。浩一の手にかかったら離れられなくな
るわよ、きっと!」
「さあ、それはどうかしらないけど、あの奥さんいい身体してるよ」
「あなたも相当な好きものね」
 浩一と絵美は、喋りながら陽子の帰るのを見計らっていた。
 藤沢との会話を終えた陽子が、スポーツセンターから出てくるのを見届け
ると、浩一と絵美の二人は、車で先回りをして陽子の家の裏にある空き地に
車を駐車して、陽子が帰るのを見張っている。
 数分も待つと、陽子が自転車で帰ってきた。
 二人は、陽子に近寄ると、にこにこしながら話しかけた。
「浅木さんの奥さん、こんにちわ」
「あなたたち誰なの?」
「へへえ、昨日は藤沢さんとお楽しみのようでしたねぇ」
 浩一が、ズバリと陽子にいった。
「あなたがなぜそれを……あ!あなたなのね!」
「そうですよ~、いけませんかァ?」
「何で、あんなことを……」
「奥さん、あんた藤沢さんの奥さんと友達でしょう!それなのに裏切るよう
なまねをして恥ずかしくないんですかァ」
 浩一が、周りに聞こえるような声で陽子にいうと、陽子がここじゃ話がで
きないといって、二人を家の中に上げてしまった。

 絵美が、玄関の鍵をロックすると、さっさとテーブルの椅子に腰掛けた。
 陽子は、何も言えずにただ黙り込んでいる。
 浩一が、堰を切って陽子にいった。
「奥さーん、おれにも抱かせてくださいよォ。藤沢さんみたいに」
「何で!嫌よ、そんなこと、馬鹿にしないで!」
 陽子は、浩一に食ってかかるような態度で返事をした。
 それをみていた絵美が、口を挟んで陽子にいった。
「抱かれちゃいなさいよォ、最高よ!浩一は。アハハハッ」
「奥さんが、拒むんならいいですけどォ、藤沢さんと不倫してるってご近所
にばらしますよ~いいんですかァ」
「そ、それだけは……」
「じゃあ、おとなしく服従したほうがいいですよォ」
 陽子は、浩一の言いなりになるしかなかった。
 浩一は、寝室をきくと、陽子の肩に手を回して二階の寝室へと階段を上が
り、絵美の視線から、二人は消えていった。

「へええ、ここでご主人に抱かれているんですかァ?綺麗なベッドだなァ」
「・・・・・・・・・」
 浩一の問いに、陽子は何も言えない。
 浩一は、ベッドに腰掛けると陽子をみてにやりといった。
「それじゃあ、脱いでもらいましょうか」
 浩一にいわれると、陽子は少しずつ脱いでいき、ブラジャーとパンティだ
けになった。
 浩一も衣服を脱ぎだすと下着だけになり、陽子に全部脱げというと、恥ず
かしそうに脱いで、陽子は全裸になった。
「いいね、いいねェ!奥さん!いい身体してるじゃない」
 陽子は、浩一に冷やかされると俯いてしまった。
「藤沢さんもおいしいことしてるよなァ…じゃ寝転がって」
 浩一のいわれるがままに、陽子はベッドに寝た。
 浩一が、ベッドに横たわると、陽子は胸を手で隠しながら震えている。
「奥さ~ん、気持ちいいことするのに震えてもしょうがないでしょ?」
 浩一は、陽子の髪を撫でながらいった。
 陽子に視線を合わせると、浩一が、柔らかいキスをしたが、陽子は口をぎ
ゅっと結んでいた。
「しょうがない、でも必ず欲しくなるんだから」
 浩一が、舌を入れることやめると、耳の下側から順に舌を這わせはじめ
た。
「ンン......」
 陽子が軽く呻き声を上げると、一瞬、身体が浮くそぶりをみせる。
「奥さん、感度がいいねェ、攻めがいがありますよ」
 浩一は、陽子に語りかけながら手を乳房に這わせてゆき、その豊満な乳房
を下から絞るように軽く揉みあげ、その尖った頂に指を添えると、てっぺん
を指でなぞるように回した。
「アゥ...ア..!アア」
 陽子の身体が、ピクンと小さく跳ねる。
「チュ、チュルル、チュパ、チュパ」
 浩一が、舌先を上手に丸めこみながら、乳首を愛撫した。
「アンンッ!!......ゥゥゥン」
 陽子が、閉めていた唇を開放させ、喘ぎ声を吐き出した。
「チュパ...ジュルル~ジュルル~」
 浩一は、片方の乳房を撫でながら、唾液を絡ませ乳房ごと吸いあげる。
「アアア...!!イイッ!イイッ!」
 乳房を弄ばれただけで、陽子の喉から嬌声が搾りだされた。
 その声をきいた浩一は驚いた。
 <なんだァ...これくらいでこんな声を出すのか>
 浩一の右手は、陽子の繁みの中へゆっくりと這わせていく。
 陽子の繁みに手が届くと、浩一の指全体がぐっしょりと濡れた。
 中指と人差し指が、繁みにある花の芽に触れるだけで、
「アア...だめえ!そこは!アウウッ...」
 陽子が、口を大きく開いて叫んだ。
 浩一が、陽子の股間に身体を入れると、太ももの内側を抑えながら足を一
杯に広げ、二本の指を膣口にあて、静かに回しながら指を挿入させた。
「チャプ、チャプ、チャプ......」
 蜜で溢れかえっている陽子の中は、何かが戯れているような音が漏れた。
「アア...だめェ!!だめっ!!アアア...イイイ」
 浩一の指の動きに翻弄されて、陽子は声を搾りだした。
「アアア!そんなァ...イイッ、とっても...イクウ」
 浩一の髪を掴みながら、陽子が狂おしい喘ぎ声を上げている。
「チャブ、チャブ、チャチャプチャプチャプ」
 浩一の指が、猛烈に速く動きはじめると、陽子はたやすくイッた。
「アアッ!イクウ!イッちゃうう、アア!イクゥ」
 しかし、浩一は指を抜くと、頭を入れて肉襞へ舌を這わした。
 朦朧としている陽子に、また、快感が突き抜ける。
「イヤ!アッ、またァ...ン...ンン...感じちゃう」
 浩一の舌の這わせかたは、忠夫や藤沢の比ではなく、その舌使いに陽子
は、完全に溺れてしまい、快感を貪っている。
「イイ...アアア!だめ!アア..アッ、またイッちゃう..イヤァァ」
「ピチャ...ピチャ...ピチャピチャ」
 浩一の舌先は、膣の中から肉襞へと器用に方向を変えながら、花の芽に達
して、勢いよく吸い上げる。
「ジュル...ジュルルル~~」
「アア~イイッ!こ、こんな!アッ、スゴイ!...アアッ!だめっ
 また、アッ!イクッ!イク~ッ!!」
 陽子がイッても、浩一の舌の動きは止まらない。
「ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ」
 陽子は、快感に溺れ、泣き叫んでいる。
「ねえ、お願い!挿入て...挿入てェ!!」
 浩一は、それを無視して舐め続けている。
「もうあなたの好きにしてェ...挿入て...突いてええ!」
 浩一は、顔を上げて陽子をみつめると、
「ほう...とうとういいましたね、奥さん」
 そういうと、真上に反り立っているペニスを膣口にそっと添わすと、ゆっ
くりと挿入た。
「アアアアッ!アア!大きい!アッ壊れるうう!」
 浩一は、前屈みになり陽子にキスを求めると、陽子は自ら舌を絡ませた。
「イイ~スゴイッ!ア~~...アアアッ!!」
「パンパンパン............」
 浩一の腰を打ちつける音が寝室内に鳴り響いている。
「イイッイイッ...あっ!!アゥゥ、アア..イクウッ!!」
 快感に支配されている陽子は、遠慮なしに声を上げていた。
「ウウウ...出すぞォ...ハァァァ、ハァァァ」
「きてェ...もうだめえ~イクッ...イッちゃうう!!」
 浩一は、陽子の中に出してきれいに処理すると、着かえて下に降りていっ
た。
 陽子は、肩で大きく息をしながら快感の余韻に浸っている。
 <藤沢さんなんか比べ物にならないくらい、凄かった...
  あんなに夢中になって何度もイッて......>

 浩一は、下に降りてタバコを咥えると、待っていた絵美が、タバコに火を
つけて浩一に感想をきいた。
「ねえ、どうだった?何かもの凄い声をあげてたけど」
「いや~いいよあの奥さん!何回もイッちゃって、最後は挿入てえ!なんて
おねだりするし、かわいいよ」
「へえ、浩一がそんなにいうんだからたいしたものね」
「ああ、スタイルもいいし、感度は抜群だし、ここの旦那よっぽどへたくそ
で女の扱い方知らないんじゃないたぶん」
「そうよねえ…あの声聞いてたらわたしまで濡れてきちゃったもの」
「しばらく遊べそうだなァ、また抱きたいし」
「いやあねえ、今夜はわたしとでしょう?」
「わかってるよ~」
「奥さん、ほっといていいの?」
「しばらくは立てないだろうね。あんなに腰使えばなァ…」
「じゃあ、もたもたしていないで帰りましょうよ!わたしだってしたいんだ
から……」
 そんな呑気な会話をかわしながら二人は、陽子の家をあとにした。

 浩一のいう通り、陽子はガクガクで立つこともままならずにベッドに寝て
いたのである。
 こんなのは、まだ序の口で、これから藤沢も交えた四人の関係が複雑にな
ろうとは………

 陽子は、浩一と絵美の二人が帰ったあとも、まだ裸のままベッドに寝てい
た。
 下半身が、行為を終わったのにジンジンしたままだった。
 <やだわ…まだアソコがジンジンしてる。あんなのうちの主人や藤沢さんで
は、感じたことなかった。わたし…本当のセックスの味を知らなかったのね>
 何度もイッてしまった自分に恥じながらも、陽子はそう思っていた。
 陽子は、気を取り直して濡れたシーツを交換して、一階の台所に降りて、
夕食の準備をした。
 
 英一を迎えに行って帰宅すると、忠夫がすでに帰っていた。
「あなた、どうしたのこんなに早く……」
「うむ、ちょっと話があるだけど、いいかな」
「なーに、改まって…そんなに大事な話?」
「一月ほど、大阪に出張になるんだ。悪いけどおふくろの様子たまに見に行
ってくれないか?」
「出張ですって!」
 陽子の心に不安がよぎった。夫が留守だといつまたあの二人が来るかもし
れない。このままだとあの浩一にいいようにされてしまう……
「どうした?心配事でもあるのか?」
 陽子の顔色の変化に、気がついた忠夫がいうと、
「いいえ、いきなり言われたからびっくりしただけ。わかったわ、英一が幼
稚園に行っている時間にでも行ってくるから心配しないで」
 陽子は、忠夫に悟られないよう配慮して話した。
「すまん、悪いけど頼む」
 忠夫が、陽子に頭をさげていった。

 夕食をすますと、陽子がめずらしく二階の寝室で眠ろうとしていた。
 忠夫が、出張でしばらくの間留守にするので、陽子としては盆暮れセック
スのつもりでベッドに入った。
 入浴を終えた忠夫が、陽子を求めるのは、ごく自然の行為で、何週間振り
かで忠夫は陽子を抱いた。
 忠夫のセックスは、淡白で前戯をほとんどといっていいほどせず、おざな
りで乳房に触れ、アソコをそこそこいじり、陽子の気持ちを考えずにすぐに
挿入したがる。これが、陽子の気分を冷ましているとも知らず、挿入すると
自分だけ快感に酔いしれている。
「あ~いいよ陽子、気持ちいいよ......」
 忠夫は、己だけが楽しみ、気持ちよさげに声を上げている。
「・・・・・・・・・」
 陽子は何も感じず、忠夫のやりたいようにさせていた。
 藤沢やあの木内浩一のセックスに比べれば、ペニスも小さく、ましてや女
を悦ばすテクニックを忠夫は持ち合わせておらず、陽子をイライラさせるだ
けだった。
「ああ、おおっ、おっおっ、陽子イクよ~だめだァ」
 数分もすると、忠夫がイッてしまい、陽子はサッと後始末して布団にもぐ
ってしまった。
 <あ~ムシャクシャする!あんなセックスなら自分で慰めたほうがマシだわ
ホント!うちの人って勝手なんだから…>
 忠夫に背中を向け、独り言をいいながら陽子は眠った。

 忠夫が、出張で大阪に行くと藤沢が相談しに陽子の家を訪ねていた。
「陽子さん、投書の犯人わかりましたか?」
 刑事でもないのに、藤沢はそれらしく陽子にきいた。
「ええ。あなたの後輩社員の、木内浩一って人だったわ」
「そんなァ…木内の奴、どうして……」
 陽子から木内の名前をきくと、藤沢は言葉に詰まった。
「それに……」
「それに、何かされたの?」
 話しづらそうにしている陽子に、藤沢は返事を陽子に求めた。
「その、木内って人に抱かれてしまったわ。じゃないと、あなたとの関係を
ばらすっていわれて…ごめんなさい」
「いいや!君は悪くない。ぼくが…気を抜いて…くそっ!木内の奴!」
 藤沢は陽子を庇うようにいったが、彼自身、軽率な行動をとった自分に腹
を立て、木内浩一を恨んだ。
 藤沢は、陽子を抱きしめたかったが、その思いを胸にしまいこんで、木内
浩一と話す決心をした。
 翌日、藤沢は浩一を呼び出し、事のてん末を話すと浩一の口から意外な提
案を出された。
「わかりましたよ藤沢さん。じゃあ、その陽子さんの家で話し合いましょう
よ。彼女の絵美も呼びますから」
「よし!次の休日でどうだ」
「ああ、いいですよ」
 こうして、陽子の家で話し合いをすることになった。
 
 話し合いの日、陽子の家で、藤沢、浩一、絵美を含めた四人が集まった。
 藤沢は、何とか見逃して欲しいと浩一に頭をさげたが、浩一はそれだけじ
ゃつまらないといい、ある取引を藤沢に提案した。
「藤沢さん、じゃあ、こうしましょう。絵美が、あなたをフェラチオでいか
せられなかったら、おれたちはおとなしく帰るし、その後もいっさい干渉し
ませんよ。それでどうですか?」
「バカバカしい!話にならないな」
「自信ないんですかァ?平気でこの奥さんと浮気しているくせに」
 取引に応じない藤沢に、浩一がののしった。
「......クッ、わかったァ!やるよ!やればいいんだろ!」
 浩一の言葉に、藤沢のプライドがさわり、条件をのんだ。
「ヒヒヒヒッ、じゃあ健闘を祈りますよ」
 冷笑を藤沢に浴びせると、浩一は陽子のとなりに腰を下ろし、陽子を強引
に引き寄せ陽子の頬にキスをしている。
「待て!陽子さんには手を出すな!」
 藤沢が、浩一に怒鳴り声を上げた。
「まっ、頑張ってくださいよ藤沢さ.ん」
 浩一は陽子の胸を服の上から撫でていた。陽子は怯えてしまってそのまま
動かない。
 藤沢はズボンとパンツを脱ぐと、ソファーに座っていた絵美の前で立ち止
まった。
「浩一ほどじゃないけど、この人もなかなかいいモノ持ってるじゃない」
 絵美が、藤沢のペニスを握りながらいうと、
「絵美頼むよ~!こっちも早く始めたいし...ねっ奥さん」
 浩一が、絵美を茶化したが、陽子は押し黙ったままだった。
 絵美が、藤沢のペニスが大きくなるまで、手を上下に動かすと、
「クゥ......」
 藤沢が、俯き目を閉じて、小さく叫んだ。
 ペニスが半分ほど膨らんでくると、絵美は口に唾液を溜め込んでから奥ま
で口に含み頭を動かし始めた。
「ウッッッ......ゥゥゥ」
 藤沢は、口に含まれたペニスの先から快感がじっくりと上がってくると、
顔を上に背けて呻き声を微かに出した。
「ぺチョ...ぺチョ、ピチャ、ズルル..ジュルルル~」
 絵美は、顔の角度を微妙に変えながら舌を巧みに絡ませ、藤沢のペニスを
楽しそうに舐めまわしている。
「ウウウ...ハァッ、ハァッ、ハァーッ」
 藤沢は、早くもイキそうで危なくなっている。
「ジュルル、ジュポッ、ジュポッ、チュルルル~」
 絵美は、ペニスを咥えながら、指先で藤沢のふぐりを撫でている。
「うおぅ......ハァー、ウッ...ハァー、ハァー」
 快感の極値に達している藤沢は、荒い息を吐きながら懸命に堪えていた。
「藤沢さん無理だよ...絵美はピンサロで働いてたんですよ。プロなんで
すから!我慢できる訳ないでしょう。ハハッアハハハッ」
 その事実を知って、藤沢が絶句したとたん
「陽子さん...すまん!ウウッウウウ」
 絵美の口の中で、藤沢はとうとう出してしまった。
「ウフフフッ...わたしたちの勝ちね。ほら、もう少し遊びましょうよ藤
沢さんの旦那さん」
 絵美は藤沢を自分のほうに抱き寄せながらいった。
「浩一もそろそろ楽しんできたらァ!」
「おお!そうだね。奥さん、また二階で悦ばせてあげますよ」
 もう陽子には、抵抗することも反論することなく、浩一に肩を抱かれて二
階へと上がっていく。それをみていた藤沢は、無言のままうなだれていた。


陽子は、浩一に肩を抱かれながら寝室のドアを開けた。
 もうどうなっても逃げられない……そう思っていた。
 浩一が、うしろから陽子を脱がす……ブラジャーまであっという間に。
 そして、背後から乳房を掴み、両手でそっと撫で始めた。
「ン...ンフゥ...あっ...」
 浩一の手は柔らかく、陽子の乳房に密着するようにじゃれている。
 尖った乳首に、指が優しく這わされいじりまわされる。
「アア~ア~ッ..ハァァ~」
 喘ぎ声を出し、浩一に顔をくっつけるように身体を反らせていた。
「奥さん、相変わらずイイ声出しますね。大きくなりましたよ、ほら」
 浩一は、陽子に囁き腰を押しつけると、下半身が膨らんでいるのが、浩一
の穿いているジーンズの上からでもわかった。
 浩一は、右手を繁みに這わしていくと
「クチュックチュッ、クチュ」
 と、濡れた音が漏れた。
「もう感じてますね。いいですよ~ほら、ここでしょう」
 浩一が、花の芽を指でつまみクリクリと弄んだ。
「アアアアッ~!イヤ...アゥ、ンン......」
 陽子は、立っていられないほどの快感が、全身をかけめぐった。
「ほらっ!遠慮しなくていいんですよ」
 立ちながらでも、浩一の攻めは陽子を狂わせる。
「アアァ...だめえ...アゥン、感じるゥゥ」
「チャプチャプチャプッ...グチョ、クチョ!」
「アア~そ、イヤアアア~だめェ...」
 浩一は、陽子の前に回りひざまづくと、下から溢れた蜜を吸いだした。
「ジュルル...ジュルル、ジュルル~」
「もうだめえ!イイッイイッ...アウッ..イク」
 陽子は、無意識に浩一の頭を下半身に押しつけ悶えた。
「チュパ、チュパッ...ジュルルルルッ」
「アア~~~イッちゃうう!だめえ~アア!イクッ」
 陽子は、絶頂に達すると腰を落としてその場にうずくまっていた。
     *   *   *   *   *   *
 その頃一階では、ソファーに寝て、絵美にペニスをしゃぶられている藤沢
が、陽子の悶え悦ぶ声をきいていた。
 <陽子さんが、あんな声を上げるなんて……>
 二階に顔をむけている藤沢をみた絵美がいった。
「そんなに驚いた顔しちゃって...フフ、あの奥さん、この間もあんな声
上げて、何回もイッちゃったみたいよ」
「うそだ!そんなはずはない」
 藤沢は、絵美の言葉を否定していった。
「あら、今のあの声は何なの?あなたとセックスしているときあんな声を上
げてた?どう?」
「それは.........」
 藤沢が、黙る番だった。
「いいじゃない。こっちも楽しめば......」
 絵美が、大きくなった藤沢のペニスに腰を下ろすと、すんなり膣の中へと
入っていく。
「ウウッ、やめてくれっ...たのむ」
「あなた、こんなに感じてるくせに...素直になってね!」
 絵美は、ただ腰を動かさずに、藤沢の顔色や呻き声を確かめながら腰を動
かしている。
 その攻めに藤沢も、
「ハァー、ハァァァ...ウウウ」
 ペニスの先に感じる快感に呻き声を発してしまう。
「フフフッ...いいでしょう?」
 絵美の「プロ」と、しての攻めに、さすがの藤沢も己の理性を保つことが
できない。
 藤沢は、絵美の乳房を撫で回しはじめてしまった。
「アアアッ!そうよ!その気になって...アアッ!!」
 絵美の喘ぎ声をきいて、藤沢の理念が頭の底から消し飛んだ!
 藤沢は、絵美と身体を入れ替えると、ペニスを絵美の花びらめがけて押し
入れていた。
「アッ!そう...いいわァ、いいわァ...アハァァ××××」
 藤沢は、絵美の乳房に吸いついて、背中をやや丸めて突きまくる。
「フゥッ...ウウウ...いいよ、イイ」
「アアア!感じるわァァ...イイッあなたも..イイ」
 二人は、身体を抱きしめあい、快感を共にしながら絶頂へむけて腰を突き
あわせている。
「パンパンッ...パンッ、パンッパンッ!!」
「アア...もっとォ、突いて~!アッ..アア、イキそうう」
「フウッフーッ...ハァッ.ハァッ.ウウウウッ」
「ア!!アンン...イクイクッ!ああちょうだい、アア~イクッ!!」
「おおおッ、ハァァッ.....ウウッ、ウッ!」
 絵美が達すると、藤沢も絵美の奥に全て出し尽くしていた。
 藤沢は、絵美にそのまま抱きついて荒く息を吐き出している。
「もう、あなたも逃げられないわ」
「......わかっている...おれも同罪だ」
 何に「同罪」なのか、藤沢は言葉の意味を考えずにいった。
    *   *   *   *   *   *
「奥さん、奥さん」
 浩一に揺すられて陽子が気がつくと、ベッドの上に寝ていた。
「藤沢さんは、絵美を抱きましたよ」
「......藤沢さんが?」
「ええ。大きな声出して、果てたみたいですね」
 浩一は、陽子に顔を近づけながら話した。
 そっと口づけをすると、陽子の頭は空白になって、
 <もう、どうなってもいいわ>
 そう思い、浩一の首に腕を回し、舌を絡め合い、何度もキスを続けた。
 浩一は少し陽子の身体を起こし、肉襞の中へ指を挿入てゆっくりとかき混
ぜていく。
「ンンン...アフッ、ウンンン!アンンンン」
 唇の隙間から、呻く声が微かに漏れる。
 浩一は陽子の股間に身体を偲び入れて、花びらを愛撫する。
「ピチャ.ピチャ.ピチャ.ピチャ.ピチャ」
「... ハァァン!!あっ!ウンッ...」
 身体をよじり、ハスキーな声を陽子は発し、快感の渦にのまれてゆく。
「チュッ、チュル、ジュルッ、ジュルルルッ!」
「アア...!イイイ!す、凄くイイッ!!ア~~ッ」
 浩一は花びらを吸い乳房を揉みながら、ジワジワと陽子を攻める。
「アンッ...アン!アアア...アア、欲しい...」
「だめ、もっとよがらないと挿入しないよ」
「アアア!いじないでェ...ウンン、ハァァ~~ッ!」
「チュパッチュパッチュパッ!」
「ああ~こんな!あっ舌で...イカされるなんて...」
「ジュッ、ジュルルル~ジュルル!!」
「アッ!イイッ...挿入てェ!...挿入てえ!!」
 陽子は完璧に浩一の手に落ち、悲鳴にも似た声を上げた。
「じゃ、腰を少し浮かして」
 そう命令されると、陽子は素直に腰を浮かせた。
「あ!アアアァ~それぇぇ...イイイ!アッ、アッ」
「ズリュッ、ス、パンッ、パンッパンッパンッ」
 浩一は、激しく強く突いて、陽子の乳房を揉んでいた。
「ヒィッ!イイ!いいの!アアア...ッ!」
「奥さんこそ...よ、よく締まるッ、ウッ」
「アア!だめえッ...アアッ強く!強くッ!」
「パンパンパンッ!パンッ!パンッ!パンッパンッパンッ!」
 浩一は、快感の先を模索するかのように鋭い腰の動きで、奥へと突き続け
た。
「イ...イヤァッ!!イッちゃうう...だめっだめっ!アアアッ!」
 陽子は、快感の絶頂を迎えたかのように悶え、喘いだ声を叫ぶ。
「ア.ア.ア.ア~~!イクッ.イクウ!アアアッ!イクッ!!」
 陽子が、絶頂にイッたあと、やがて浩一も......
「ウウッ!おおお...フゥフゥ..ハァァ......ウッ!」
 絶頂に達して、陽子を抱きしめキスをすると、ごろんと横になった。
「ハァ、ハァ、お、奥さんの締まり凄いですよ。こんな締め付け方経験ない
ですね」
「ハァー...ハァー...そうなの?」
「ええ。微妙にヒクヒク動くんですよ中が...」
「.......知らなかったわ、わたし」
「奥さん、おれたち帰りますよ。藤沢さんも連れてね」
「このことは......」
「ええ。わかってますよォ。でも、奥さんとは付き合いたいですね」
「あ、あなた彼女が......」
「ああ、あの娘は友達ですよただの」
 浩一は笑いながら話すと部屋をあとにした。

 陽子が下に降りたとき、三人は家から出ていっていて、きれいに片付けら
れていた。
 ふとテーブルのメモに気づくと、藤沢からだった。
「陽子さん、あなたまで裏切ってしまって申し訳ない。だけど、あなたとは
離れられない。もう一度ゆっくりと話せる時間をください 藤沢」
 陽子は、藤沢の気持ちが痛いほど理解できたが、年下の男にあれだけ狂わ
された自分が、恥ずかしく情けないような気分にさせられていた。
 そして、心の奥底にあの快感を求めている自分がいることも……
 忠夫が帰るまでに、自分の本心を確かめてみようと陽子は考えていた。
 その結果次第では、全てを捨てることになるかもしれない。
 陽子は、本気でそう思っていた。

 
2006/05/02 02:05:30(vgHeugCV)
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