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ありゃま!〈3〉
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:シナリオ 官能小説
ルール: エロラノベ。会話メインで進む投稿小説
  
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1:ありゃま!〈3〉
投稿者: 庄司
  ・・・・・
 『祐美子さん』とは・・・・・・名ばかりで、おれをおとしめた『祐美
子』の会社で働くようになり、どういう事情であれ【生活】のために、とり
あえず辛抱した。

 働き出して一月もすれば、会社のОL達にも、次第に顔や性格なども知られ
てくる。
 めずらしく、二階のオフィスのエレベーター前で警備をしていると、斜め
前にある給湯室から、話し声が聞こえきた。

 「ねえねえ・・・・・・警備員で入った野田さん、どう思う?」
 「がっちりしていて、頼もしそうだけど・・・・・顔はいかついわよね
え」と、誰かが言うと、給湯室から笑い声が鳴りひびいた。
 おれは表情を崩さず前を向いていた。
 おれがいることに気がついた彼女たちは、そそくさと自分達の席に戻り、
知らん顔している。
 〈そんなことしか話せないのか〉
 おれは所詮陰口しか話せないんだろうと、黙って立っていた。
 「ピンポン」とエレベーターの扉が開くと、中からもう一人の警備員の加
藤さんが降りてきた。きゃしゃな感じだが、温厚な人だ。
 「野田さん休憩だよ」加藤さんに言われると
 「もうそんな時間ですか」時計を見ると、午後一時を回っていたので
 交代して、休憩することにした。

  エントランスに出ると、社長の祐美子が、お客とともにおれの前を通る
とき
 「ご苦労さま」と、声をかけてきたが、おれは黙って頭を下げた。
 いつかおれの仕掛けに・・・・・・

                *

 仕事がおわって部屋に帰っても、拘束時間が長いせいかいつもくたくた
で、風呂に入って寝るという習慣がついてしまい、遊びに行く体力もない。
 そんなだから、祐美子を・・・・・・と思ってるうちに、時間だけは過ぎ
てゆく。
 
 しかし祐美子をはめるにも、いい考えも浮かばず女性経験も乏しいおれ
は、どうしようか悩んだあげく、まず経験を豊富にするべく風俗に行ってみ
ようと考えた。
 遊ぶ時間がない代わりに、蓄えだけはあった。
 
 最寄の駅から四つ目の駅で降りれば、風俗街があることを、もう一人の警
備員の加藤さんから聞いていた。
 さっそく休みの日になると、電車に乗りその風俗街に行った。
 できるだけ安くすませたいおれは、何軒か回り入浴料をサービスしてくれ
ると言ってくれた店に入ることにした。
 店内に入ると
 「いらっしゃいませ。本日はようこそお越しくださいました」と、ひざを
折り丁寧に男性店員が挨拶すると
 「お客さんうちの店初めてですか?うちでは顔写真からでも選べますけど
ご希望ありますか?あれば遠慮なく言ってください」と、もう一人の店員が
親切に勧めてくれた。
 「できれば・・・・・このお店で一番ベテランの人をお願いします」勧め
てくれた店員さんに言うと
 「はい・・・・・・それでは」と部屋のほうへ案内された。
 部屋の前に来ると、薄い生地のバスローブを着た女性が、三つ指をたて静
かに頭を垂れている。そこで店員さんが
 「珠美さんです」と紹介してくれた。
 「珠美です。本日はようこそおいでくださいました」と、挨拶をすると
 「どうぞ」と部屋の中へとおれを招きいれた。

 「お客さんはここ初めてですか?」と彼女が聞き
 「ええ・・・・・というか・・・・ソープに来るのも初めてなんです」
 おれがそういうと
 「ではごゆっくりサービスしますわ」とにこやかに言った。
 「それでは」とおれの服を脱がせてくれて、下着だけになると
 「こちらにどうぞ」とおれはベッドに腰掛けた。
 
 「お飲み物は何にします?ジュースでもお酒でもありますよ」おれを見て
いうと
 「水割りください」と彼女に頼んだ。
 水割りを口にすると、今までのことが頭に浮かびグッと飲みほすとほろ苦
い味がした。
 「わァ・・・・・一気に飲むと体に悪いわよ」と言い切る前に
 「おかわりください」と言葉をかぶせてしまった。
 彼女は心配そうに水割りをつくってくれたが
 「ふーっふーっおかわり!」と何杯も飲んでしまい、一気に酔いがまわっ
てしまった。
 「お客さん、何か気に障ることでも?」彼女は気にしていたが
 「あっすいません・・・飲み屋でもないのに」
 「話して構わないなら何でも話してね」
 「実は・・・・・・」と、祐美子のことは伏せて、ある程度のことを彼女
に話すと
 「そういう理由なら協力できるし、教えてあげる」彼女はいうと、おれの
下着をおろし、ベッドに寝かせてくれた。
 「ほらっあんなに飲むから全然元気ないじゃない」とおれのペニスを握る
と、そっと口に含み、音を鳴らしながら口を動かした。
 酔っ払っていても、背筋がぞくぞくするほど気持ちがよく、感じるたびに
腹に力が入る。
 あれだけ飲んでいても、ぐぐっと大きくなり唾液で黒光りしている。
 そうすると彼女は、舌や唇を使っておれを感じさせてくれた。
 初めて体験するこの快感を味わっているうちに
 「はーはーっはーはー・・・・・うっ」とイってしまった。
 すると彼女はいつの間につけたのか、コンドームをはずし縛るとゴミ箱に
捨てた。
 
 「おれ・・・・・・フェラチオって初めてで、あんなに気持ちいいとは思
わなかったですよ」と、正直に話すと
 「ふふっ酔ってるとすぐにはいかないんだけど、早かったわねえ」
 落ち着いたところで、酔いも少しさめてきて彼女のことを聞いた。
 源氏名は珠美で、三十三才。この世界に入って十二年目になるという。
 いつかは引かなくてはと考えているらしいが、まだまだ頑張るらしい。
 そして女についていろいろ質問してみた。
 「女もね人と同じでいろいろなタイプがいるし、性感帯も違うから。耳だ
ったり、首筋、背中、胸はもちろん、大事なところもね。脇とかおへその周
りなんか感じる人もいるわ。すぐにあちこち嘗めたり、吸ったりしないこと
ね。まず手や指で触れたりなぞるだけでも違うのよ。あとは乱暴にしないこ
と!濡れてもいないのにすぐに入れたがると、女は逃げちゃうわよ」
 女性経験の少ないおれには、思い当たるふしがあったし、何よりもありが
たい講義になった。

 今度はおれが上になり彼女がリードして、いろいろと教えてくれた。
 「そ、そう・・・・・・それでいいわ。そうして指で優しく・・・・そこ
を舌で・・・」
 彼女は親切丁寧に実践で、おれを教育してくれた。
 それから二回してから少し時間が残り話をした。
 「これからもわからないときはいつでも来てね。また教えてあげるし」
 「あんまり頻繁には・・・お金かかるし」
 「じゃああなたの時は少しおまけするわね」と彼女は笑った。
 「お客さんの名前聞いていなかったわ」
 「あっそうですね。野田庄司です」
 「野田庄司さんね。今度来る時は、お店に予約入れてね。ぶつかっちゃう
と待たされるから」
 「へえそうなんですか・・・・・たいへんなんですね」おれは他人
事のように返事をすると
 「あなたって意外とおもしろいこと言うのねえ」と彼女は笑いながらそう
言った。
 やがて時間なりすがすがしい気分で店を出た。
 社会のことも女のこともよくわかっていない世間知らずなおれが、ほんの
入り口だけど女のことを知って、学生気分が少し抜けたかなと思える体験が
できたと、おれは思ったそんな日だった。

暑さも和らいできた、秋の夕暮れだった。
 
2006/04/18 00:31:17(0kRExcjk)
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