おれの部屋に、みずきが初めて泊まり、夜が明けて朝の日がさすと目が覚め
た。
振り向くと、となりで寝息をスー、スーとかきながら、みずきはしっかりと
おれの腕を抱いて、顔をぴったりとおれの顔につけて寝ていた。
安心して、身を任せているみずきが、かわいかった。
じっとみずきを見つめていると、すっとみずきの目が開いた。
「おはよ・・・わたし、とうとう泊まっちゃったね」
「おはよう。みずきの寝顔かわいかったよ」
「やだあ見てたの？」
「うん、しばらくね」
「あっ、うふふ。当たってる」とみずきが微笑んだ。
「えっ？何が？」
「あ・そ・こ」と笑っている。おれは思わず
「ああいけね！」と慌てて体を離す
「剛志・・・朝から元気だね」と体を下にずらし、優しくチンポを嘗めはじ
めた。
「わっバカ。朝からやめろよ！」とみずきをどかそうとしたが、みずきはや
めようとせずに、ゆっくり顔を上下に動かしている。
「あっ、くぅぅぅ」朝のフェラは、強烈に気持ちいい
「フフフ、いいでしょう。朝にするのって」
みずきは、根っこのほうからバキュームのように吸い上げていく
「あっううううう」とおれの全身が震えるような快感が突き抜けてゆく。
「チュパっチュパっチュパ」と時間をかけて嘗めてくれていると、早くもブ
ルブルっといきそうで、みずきに
「や・やばい・・出ちゃうよみずき」と言うと
「いいよ、イッても」と休まずフェラを続けている。
おれも体を反転させ、みずきのオマンコを嘗めた。
「ムグっん・ん・ん」と咥えていたみずきから声が漏れ、腰がくにっと動い
た。みずきも敏感になってるみたいで腿を掴んで
「ピチョピチョピチャピチャピチャ」と音を立てて嘗めていると
「スポッ！！」と咥えこんでいた顔が抜けて
「ああっ剛志、そんなに強くしないで」と体が大きく仰け反った。
「いいや、こうしてやる」と顔を埋めて
「チュッチュッ、チュバチュバッ」とクリを吸うと
「ダ・・ダメ・ダメ～ああんうっうう～～ん」と悶えながら大きな吐息とと
もに声ももれた。
みずきは
「ん・ん・んんん」とガマンしながらフェラをしている。
おれも、敏感になってるため、快感が走るたびに、腰がピクっピクッと引い
てしまう。
しばらくお互いがクンニをしていたが、入れたくなってしまい、みずきの体
を離すと、顔を赤らめてみずきはまどろんでいた。
みずきの脚を開き、ゆっくりと挿入したが、いつも以上にみずきの中は温か
く、チンポに巻きついてきそうで、信じられないような感覚が頭を行ったり
来たりする。
快感の中で腰を振ると
「ヌチョ、ヌチョ」といやらしく、生々しい音が耳をつく
「うっうう～～～んはっはっああっああっ」とみずきがおれの腰に手をまわ
してよがっている。
そのままの速さで腰を振っていると
「あ～～～あ～～剛志、剛志とっとってもイイ、あっああああ」
腰が少し浮き、おれの動きに合わせて腰をくねらせていた。
いつもと違う快感の波で、もう頭の中がどうにかなりそうだった。
しばらくすると
「な・なんか感じすぎてあっあっ、ま・真っ白になりそうなの。あっ剛志あ
っもっと・・・きてっあああっ」
「おれ・も・何かへんだ。いきそうだ。」
「あっああっあっちょうだいああイクっぅあ～～～」
みずきは、おれの腰をぐっと掴み、絶頂に達し静かに腰から手が離れていっ
た。
おれは、悲しいことにみずきがイク直前に放出していた。
あまりの快感に、朦朧としながらも浴室に行きシャワーを浴びた。
（どうしたんだろう・・・・・朝したことはあったけど、今朝みたいなこと
はなかったよなあ、初めてだこんなの。）

シャワーを浴びて、部屋に戻ると、みずきはまだぐったりとしていた。
おれは、みずきをゆすると
「あっ剛志・・・何か体の力抜けちゃってポーっとしてるの」
「ああ、おれもだよ。何かシャワー浴びに行く時、もうふらふらでさ」
ようやく、みずきもシャワーを浴び、二人とも着替えてみずきの家に向かっ
た。

車に乗り、走り出すと、みずきがおれの顔を覗き込み
「ねえ、剛志大丈夫～？ちゃんと言える？」
「あん？ちょこっと緊張してる」
「な～に～知らない家に行くわけじゃないのに・・・剛志そういうとこだら
しないわよねえ」
「だっ・大丈夫だよ。まっ・任せろよ」
勝手知ったる他人の家、と言えども、おれの内心は穏やかではない。
二十分も走れば、すぐみずきの家だ。
車を近くの路上に止め、気をとり直して、みずきの家のチャイムを押した。
「ピンポーン・ピン・ポーン」すると、玄関の扉がガラッと開き
「おっなんだよ、剛志か。どうしたこんな早くから」と健二が出てきた。
「よ・よう、オヤジさんとおばさんいる？」と尋ねると
「いるけどよ、どうしたよ」
その時、おれの後から、ひょこっとみずきが顔だした。
健二は、唖然とした表情で
「あ・姉貴・・・まさかおまえら・・・」
「えへへ」とみずきがいたずらっぽく笑った。
健二は、おれの耳元で
「おう・・・おまえだから、そわそわしてたんだな昨日よ～」と囁いた。
「ああ。あっまずい！と思ってよ」
健二は、おれの肩をポンポンと叩きながら、居間に通すと
「おーい、オヤジ、おふくろ、ちょっと居間まで来てくれよ」とオヤジさん
とおばさんを呼んでくれた。
「あれっ剛志じゃねえか、なんだ朝っぱらから・・・なんだみずき、なんで
おまえまでいるんだ？」瞬間オヤジさんの顔色が変わった。
「かっかあさん、早く来い」とあたふたしていると
「何ですか、大きい声出して。」と居間に入るとオヤジさん以上にびっくり
していた。
「みずき・・・剛志くんうちのみずきとまさか・・・・」
おれは、こくっと頷くと、オヤジさん、おばさん、健二と並んでようやく座
った。
みずきは、おれの斜め後に座っている。
おれは、座り直して正座し、覚悟を決めてオヤジさんおばさんに話した。
「オヤジさん、おばさん、みずきさんと結婚させてください」と頭をさげる
と、さすがに三人ともあっけにとられて黙っていた。
真っ先に健二が
「おいおい剛志、こんなんでいいのかよ。他にもいいのいっぱいいるべ？」
いつもならここで、みずきが健二に言い返すはずなのに、何故か黙って座っ
ていた。
オヤジさんが
「剛志、本当にみずきでいいのか？後で後悔しても知らんぞお」と茶化して
いた。
ようやくおばさんが口を開き
「そう、そうだったの。あんたが最近よく家事するようになったのは」
おばさんは嬉しそうに
「剛志ちゃん、あたし剛志ちゃんが本気ならこんなありがたいことないわ。
みずきをよろしくね」と少し涙ぐんでいた。
「それじゃいいんですね！」と振り向いた時・・・・みずきは顔を両手で押
さえて泣いていた。
オヤジさんが
「おう・・・みずきなんか貰ってくれるの剛志ぐらいしかいねえもんな！」
と言うと、おばさんも健二も、うんうんと頷いてくれた。
みずきは顔を上げると
「お父さん、お母さん、健二ありがとう」と泣きじゃくっていた。
こんなみずきの涙を、見るのは初めてだった。

昼ご飯をご馳走になり、お茶を飲みながら話していると
「おう、そうだみずきと剛志が結婚すれば、うちと剛志のとこと親戚になる
んだな、嬉しいなぁおい」とおやじさんがはしゃいで言った。
子供の頃から、家族ぐるみで付き合っていたため、みんな仲が良かったおか
げでもある。
おれは健二に
「健二、これからは<兄貴>って呼ぶんだぞ！」
「あほか！！誰がおまえのこと「あにきー」なんて呼ぶんだよ！
これにはみんなが爆笑した。

夜になり、帰ろうとすると、オヤジさんが
「剛志・・・・みずきのこと頼むぞ」と挨拶してくれた。
「はい、二人で頑張りますから」と告げると、うんうんと微笑んだ。
みずきが玄関先まで来ていて
「剛志、わたしも剛志と一緒に帰る」とついてきた。
おばさんに
「ご馳走様でした。これからもよろしくお願いします。」
と挨拶をして、車を走らせた。
みずきが嬉しそうに、おれの手をずっと握り締めていた。


つづく

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