「ああ・・・玲衣さん、いい。気持ちイイよ。」

「ああん、翔くん・・・そんなに動かないで・・・」

「翔って呼んでよ、そうしないと、もっと激しくしちゃうよっ」

玲衣は、ホテルで以前の『翔』と絡んでいた。だが、そこに大介の姿は無い。
お互いに、家族が、彼女が居るのでリスクは高まるが、大介には内緒で
何時の間にか翔に連絡を取る様な間柄になっていた。

翔は、優しくしてくれた。いつでも。大介の様に、狂気じみた性癖など
無かったし、初めて逢った時から、どこかあどけなく、でも、体格は立派な
男の体格をしている。そんな翔に、何時の間にか玲衣は惹かれていったのかも
しれない。今は、若いために些か乱暴過ぎる愛撫を少しずつ治していって貰う、
言わば『身体を使った実践レッスン』を行ってる所だ。

「翔・・・どう？気持ちイイ？」

「ん・・・すっごくいいよ。ユックリ動くのがいいんだね」

翔は、玲衣の身体をしっかりと抱き締めながら、挿入部を確かめる様にして
下半身を上下に動かしていた。

「すっごい、玲衣さん、グチャグチャになってるよ。やらしいんだ・・・・」

翔が上目遣いに、悪戯っぽい笑顔で囁くと、玲衣は堪らず、その部分を
締め付けた。

「やだ・・そんな風に言わないでよ」

恥らう玲衣が堪らなく可愛い。翔はそう思った。目の前で恥らいながら
よがるこの女性を、大介から奪ってやりたいとも思う。
本能的には、もっと激しく動いて、絶頂に導いてやりたい。でも、
我慢しなきゃ、玲衣は気持ち良くないって言うから。

「・・・じゃ、ココをこうするとどうなの？」

翔は、玲衣のクリトリスを捕らえ、指の腹で内側の赤い粘膜部分を
擦り始めた。同時に、玲衣の愛液が一気に溢れ出し、更に、指に愛液を
塗り込め、クリトリスの核心部分を擦り上げた。

「キャウ・・・ン　だ、めったら・・・」

玲衣は思いもよらない快感に、一気に絶頂に上り詰めたらしい。
上半身を上に仰け反らせたまま身体をビクンと痙攣させた。

「翔・・・痺れちゃう・・・いい・・・」

「玲衣、ねぇ、イケた？
俺、まだ、満足出来てないんだ・・このままイってもいいかな・・。」

翔がねだる様に、耳元で玲衣に向かって囁いていた。
腰使いは、さっきより激しくなりつつある。

「ああん、いいよ、翔くん・・・翔、イって。玲衣の中でイってよ・・・」
「えっ、良いの？中で出すのってヤバくないの？」

「ううん。良いの。お願い・・翔の精子、子宮に欲しいのっ」

「い・・・いくよっ、俺の精子、玲衣の子宮にぶちまけるからねっ」

「早くぅ、来てぇ」

翔の動きが、一層速くなって、玲衣の子宮に精子を送り込んだ。
ドクン、ドクン・・・暫く、挿入したそのままの体勢でグッタリと
動けなかった２人。

玲衣の子宮は、未だ、膣壁の中で蠢く翔のペニスを捕らえて離さないかの様に
収縮を繰り返していた。

「うっ！」
「駄目だよ・・・そんなに締め付けないで、玲衣さん・・」

「もう、無理・・・」

翔は、バツが悪そうに笑いながら、自分のペニスをずるんと引き抜いた。

ペニスと一緒に、白濁液もドクッと流れ出て来た。
翔は、赤ちゃんの事を心配していたが、実は、翔と初めて逢った、３Ｐを
した日から、玲衣は、産婦人科に通って、ピルを処方して貰っていた。

勿論、最初の目的は、複数の男性と関係した『３Ｐ』という行為に、
妊娠の可能性があるかもしれないと、モーニングアフターピルを処方して
貰っただけだった。

でも、翔と初めて出会い、こっそりアドレスを訊きメールなどで慕う様に
なってから『この人の分身を、体内に欲しい』って、本能的に思った。

何故か、それは大介じゃなくて、目の前で照れた様に笑ってる、翔のものだった。
全てが命令口調の大介とは違い、優しく気遣いながら愛撫してくれてる翔。

最初は、若さゆえの乱暴さがあったが、それを、玲衣の言う通りに直していって
くれてる。そんな優しさに段々、惹かれていく自分を玲衣は自分自身で
どうしようも出来なかった。

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