悦子は30分以上もダイニングのテーブルに腰掛けていたけど未だこれから自
分がやろうと思っていることに決心がつかなかった。
うすいピンクのタンクトップに大粒の乳首がはっきりと浮き出ていた。下は
少なくとも子供が生まれてからは足を通したことのない超ミニのスカート、
すこしでも悦子が脚の力を緩めると股間が丸見えになる。

もし今、家族である夫と娘が帰ってきて悦子の姿を見たら間違いなく気が触
れたと思うだろう。家族だけでない見ず知らずの他人でさえこんな姿で屋外
を歩いていたら露出癖のある痴女だとほとんどの人が思うに違いない。

悦子はこのひと月、夫との夜の生活や自慰に自分の体の火照りと欲求を沈め
る手立てを求めたがそれらは一時の解消になったが悦子の体の奥にある欲望
を満足させることはなかった。

悦子は明るくそれなりに社交的であったが同じマンションの住人とは顔をあ
わせれば挨拶はするものの特別仲がいいと言う住人はいなかった。
しかし、同じ階のすぐ隣に住む倫子とは歳も近く女の子と男の子の違いはあ
るものの子供も小６と中２ということで共通の話題も多いことから自然にお
互いの家を行き来するような関係になった。
悦子にとって上品で美人なうえに教養もある倫子と話をしたりすることはと
ても楽しく時には2時間近くも色々な話題で盛り上がったが不思議と下ネタや
お互いの夫婦の営みが話題に上ることはなかった。

それが1枚のＤＶＤによって倫子とその家族の秘密が悦子の知るところなって
しまった。

それは1ヶ月ほど前の日曜日、悦子が回覧板を隣に届けにいくと倫子に
「ちょうどよかった。これからコーヒー入れようと思ってたの一緒にいか
が？みんな出かけてて私一人なの。」
とお茶をさそわれた。
いつものようにダイニングのテーブルに座り倫子がコーヒーを出してくれる
のを待っていると、ふっとテーブルの上にＤＶＤのからケースが目に入っ
た。表紙にはいかにも中学生という字で3ヶ月ほど前に最終回を放映した俗に
言うトレンディードラマの題名が書いてあった。

「あら、ドラマ？」
「そうなの、ドラマなんてほとんど見ないんだけどその主人公の男優わたし
好きなの。」
「わたしもＴ・Ｅは好き。でもこれ2,3話しか見れなかったわ。」
「わたしもそうなの。時間的に見るの難しかったから息子に録画してもらっ
たの。わたし今さっき最終回見終わったから　よかったら見る？貸してあげ
る、返してくれるのはいつでもいいから。」
そう言うと倫子はデッキから今見ていたＤＶＤを取り出すと雑然と詰まれた
ほかのＤＶＤケースと一緒に悦子に渡した。

自分の家に戻ると娘も夫も外出から戻っていなかったので暇つぶしに悦子は
いま倫子から借りてきたＤＶＤを見ることにした。
悦子がＶｏｌ１～３と書いてあるケースをあけてＤＶＤを取り出そうとする
となぜか2枚重なるようにして出てきた。
1枚は確かにドラマの題名がフェルトペンで書いてあるがもう1枚は何も書か
れてはいなかった。
悦子は余分なものを借りてきたと思いあわてて返しにいこうとしたがふっと
何を思ったか何も題名が書いてないＤＶＤをデッキにいれた。

もどかしい数秒が流れ画面に出てきたのは今まで会っていた倫子本人の顔だ
った。
倫子の顔はいつもと同様美しかったが目が潤んでいてなにか妖艶な感じがし
た。

カメラが引いた。
なんと倫子は先ほどまで悦子がいたリビングのソファにワインレッドのブラ
ジャーとショーツのみ姿で座っていた。
悦子の心臓はまるで階段を急ぎ足で上がるとき以上にドキドキ高鳴った。
倫子はニコッとカメラに向かって笑みを投げると手を後ろに回してブラのホ
ックをはずした。
すくなくとも悦子が着けているＣカップよりも2サイズは大きいと思われるブ
ラが倫子の胸から外された。
若いころはさぞ魅力的だったと想像させるような巨乳が現れた。
しかしそれは歳相応以上に弾力を失い無残に垂れ下がっていた。そしてその
先端には巨乳の持ち主には珍しくまるで巨峰の実を連想させる巨大な乳首が
ぶら下がっていた。
笑みを浮かべたままの倫子が今度はショーツに手を掛けるとカメラのアング
ルは倫子の下腹部へと移り、今度はまるで何十匹もの蚯蚓が這い回った痕の
ような醜い妊娠線をとらえた。
想像もできなかった倫子のエロを通り越してグロに近い体を目のあたりにし
て悦子は自分でも気がつかないうちに生唾を飲み込んでいた。

しかしそれはまだ本当の倫子を知る上でのほんの序章でしかなかった。

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