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ミニスカート
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:痴漢 官能小説   
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1:ミニスカート
投稿者: 芝井太郎
ミニスカート

 誰かに裸を見られる。その誰かとはある一人の男かもしれないし、複数の男達かもしれないし、他の女かもしれないし、子供や老人達かもしれない。相手が不特定多数である場合、その「見られる」ということは恥ずかしいことであるに違いない。もし自分が美人でも何でもないどころかブスで不格好だったとしたら、「見られる」のは単に恥ずかしくて嫌な避けるべきことでしかないだろう。

 しかし、純子はどう控えめに見ても美人だし、スタイルも抜群だった。つまり、彼女にとって「見られる」とは恥ずかしいけれど、うれしくもあり、スリリングでもあり、エキサンティングでもある。
 純子に限らず、自分に少しぐらいは見どころがあると思う女であれば、(否、たとえそうでなくても)裸で鏡に向かう時、想像上の他人の目を意識するはずだ。自分の裸を自分の目で見ている… そんな単純な現象ではない。男から見たらこんな風に見えるんだわ、そしてきっとその男は興奮するんだわ… 少しでも自分のことをきれいと思う女で、全くそんな風に考えない女がどこにいるだろう?

 裸でいると解放感がある。でも、それは単に自分の動きを制限する衣服がないという単純な解放感ではない。「もしも誰かにみられたらどうしよう」という快いスリルの伴った身震いする様な開放感である。純子は高校の頃からこのことを意識していた。隠したい、でも、見せたい。見せたい、でも、隠したい。そういう複雑な欲望が自分の心の中でかなり重要な部分を占めていることを…

 では、いっそう、ドバッと見せてしまったらどうなる? 見物する人達は確かに最初は驚き、興奮し、喜ぶだろう。でも、すぐに飽きてしまう。銭湯や大浴場の中で裸になるのと同じことになってしまう。それに「見せたい」という気持ちがあまりにあからさまだと、男の注目度はかなり低くなる。セクシーだと言われる代わりにばバカだと言われてしまうだろう。
「隠して見せる、見せて隠す」これを効果的に実行するには、「言い訳」が必要になる。例えば「私、肌をまんべんなく焼きたいの、だから、ビキニでないとダメなの」とか「今日は本当に暑いわね。厚いジーンズなんかはいていられないから、思い切ってミニスカートにしたわ。でも、ちょっと短すぎたかしら」という具合に…

 いくら自分の中に「見せたい」という欲望があっても、たくさんの人達が集まる場所で、みんなの見せ物になることは得策ではない。しかし、その中の一人あるいは数人のみにチラッと「見えてしまう」のなら、そんなに悪いことではない。スリルがあるし、何か損をするということもない。見た人達がどんなに興奮しても、純子の魅力に対しては無抵抗、無力であり続けるはずだ。少しぐらい後をつけて来ても、いきなり襲って来たりなんかはしないだろう。

 そう考えた純子は以前から空想していた小さな大冒険を実行してみようと決意した。自分が持っている中で一番派手なミニスカートをはいて出かける。でも、その下はスッポンポンで何もつけない… そう、試してみて、まずいと思ったら引き返せばいい。
 たとえ、スカートが風でめくれたり、階段の下から覗かれても、前がまともに見えてしまうことはないだろう。見えるとしたら後ろだけだ。後ろが見えても、Tバックをつけている人と区別は出来ない。純子はミニスカートの下に手鏡を当てて、どのぐらい下から覗かないと見えないか少し研究した後で、思いきって外に出てみることにした。

 やはり、部屋の中で鏡に向かって想像している時とは全然違う。身体が必要以上に軽く感じられる。初夏のそよ風がスースーと気持ちいい。足がガクガクする。ああ、どうしよう、刺激的! クセになりそう… 前方から一人の若い男がやって来た。純子の方をじーっと見ている。ああ、見てる。わかったのかしら? 純子は突然、自分が何かとんでもない汚いことをしている様な罪悪感にかられた。男との距離が2メートルぐらいに縮まった時、勇気を出してその男を見た。男はとっさに目を伏せ、そのまま素通りしてしまった。

 ああ、何でもなかったんだ。でも、こんな何でもないことでこんなにハラハラドキドキするなんて… これが自意識過剰っていうやつかしら。それからも幾人かの人達とすれ違ったが、純子がノーパンでいることに気づいた者は誰もいなかったみたいだった。だんだんと勇気がわいて来た。

 ○○駅に着いた。たくさんの人がいる。純子のミニスカートはそんなにドハデなものではなかったが、幾人かの人達の視線を感じた。ああ、何だか身体がフワッと浮き上がって、気が遠くなっちいそう… もう、ダメ、止めよう。純子は切符を買うのをやめ、一旦駅の外に出た。

 純子は駅の外でしばらく思い悩んでいたが、ここで引き返したら、もう二度とやれなくなってしまうかもしれない… そう考え、勇気をふり絞ってまた駅の人込み中に飛び込んで行った。何ごともなく切符を買い、何ごともなく改札をくぐった。と思いきや、自動機械から出た切符を床に落としてしまった。あっ! このままかがんで取ることも出来ないし、しゃがんで取るのは不自然だ… 幸い、うしろから来た親切なおばさんが切符を拾ってくれた。「あ、ありがとうございました」と言うとニッコリして行ってしまった。世の中には親切な人もいるもんだ。

 一つの大きなピンチが去ったが、これから先、電車に乗るためには、階段を登らなければならない。しかし、今さら引き返せない。持っていた小さなポシェットを後ろに回し、平静をよそおい階段を登り始めた。うしろを振り返ってはいけない! たとえ、誰かに見られたとしても、その見られたことを知らなければ恥ずかしくはない! こういう時は無神経にならないと。しかし、一段一段と階段を登って行くに連れて、あそこがスースーするのがはっきりとわかる。きゃっ、いつもとは全然違う! どうしよう…

 特に長い階段ではないのに、今日はまるで永遠に続くかの様に感じられる。すぐうしろから高校生と思しき二人の会話が聞こえる。「この前よー、スカートの下にパンティをはいていない女の人がいてよー、階段を登るときうしろから丸見えだったんだぜー。」「ウソだー、そんなこと。」「本当さ、あそこのオケケまで見えたぜ。まん中のところでパカッと割れててさあー。」そう言いながら、二人は純子を抜き去っていったが、彼等のこの会話は彼女の胸に、というよりあそこに冷たく突き刺さった。純子はたまっていたオシッコを出した瞬間の様にブルッと身震いしたが、何とか階段を最後まで登りつめ、ホームに出た。

 ホーム、そこはいつものありきたりの風景だった。純子だけは自意識過剰になっているが、誰も周りのことなど気にしていない。何だ、結構普通なんだ… ノーパンミニスカートで歩くことに少しは慣れて来たのかもしれない…

 電車が入って来た。通勤時間でもないのに、何だかひどく混雑している。場内放送で「お急ぎのところ、列車遅れまして御迷惑をおかけします。この後すぐに次の列車がやってまいります」と言っている。次の空いた電車に乗って自分だけ立っているのは少し変と考えた純子は混雑している電車を選んだ。

 ここで乗る人が多かったのでぎゅうぎゅう詰めに近い状態になった。前へ前へと強く押され、前からブロックされたため、スカートが斜にめくれ上がった。うしろばかり気にしていたが、めくれ上がったのは前だった。フサフサと生い茂った陰毛が露になった。
 前の座席に座っていた人達のほとんどがそれをはっきりと目撃した。ハゲ頭の中年男がデレッと鼻の下を延ばした。横のおばあさんは目を伏せて入れ歯をもぐもぐさせている。その横の若いカップルは信じられないという風に顔を見合わせた。
 自分でまいた種とはいいながら、純子は恥ずかしさで気絶しそうになった。彼女のヘアが見えていたのはほんの数秒間の出来事だっただろう。が、しかし、その後、少なくとも次の駅まで純子は彼等と対面し続けないといけないのだ! これだけギュウギュウ詰めだとどこか他の場所に逃避する訳にもいかない。
 ハゲ頭はほくほくうれしそうにしている。おばさんは目をそらしているが、時々純子の方をにらみつける。若いカップルは下を向いて笑いをこらえている。ああ、何という居心地の悪さ!
 次の駅に着いた。純子は降りたかったが、身動きが取れない。まだこの人達と対面を続けないといけない。純子は泣き出しそうになった。ハゲ頭は時々純子のミニスカートを覗き込む様にしてニシャニシャ笑う。
 ドアが締まり、次の駅に向かう。肩やお尻が誰かの身体に触れている。この状態では仕方がないことだ。しかし、純子は何か不自然なものをお尻のあたりに感じた。ああっ、痴漢だ… 初めての経験ではない。キャッと叫んだところで誰も助けてくれないし、黙っていればすぐにやめる。しかし、今日の痴漢はしつこい。彼女が抵抗しないのをいいことに、ミニスカートの下から内側に手を入れて来た。次の瞬間、男の手はピタリと止まった。「あっ、はいていない。スッポンポンだ!」そういう驚きがヒシヒシと伝わって来る。カーブに差し掛かり、電車は激しく揺れた。と、男の指先は股間を通して前につんのめった。男の指は一瞬、あそこのやわらかい肉ヒダに触れた。しかも、そこは先程からの様々な刺激で、ヌルヌルと潤っていた。純子はビックリして男の方を振り返った。目が合った。男は純子以上にビックリしているみたいだった。「あっ」と声を上げ、スカートに突っ込んだ手を引っ込めてしまった。
 もちろん、前の座席の人達はこの光景を熱心に観察していた。ハゲ頭は「もっとやれー」と言わんばかりにしている。若いカップルのおねえさんは「あなたそれを期待してたんでしょう」という風に純子をにらみつける。
 ああ、もう嫌だ、何とかしてー!と思っているところで次の駅に着いた。ほとんどの乗客がここで降りる。純子も逃げる様にして出口の方に向かう。
 出口では乗って来る人達がドアの向こうで待機している。さあ、出ようとしている純子のお尻をあの痴漢がマークしていた。ミニスカートの裾を両手でグイとつかみ、破れんばかりの力で上に引っ張り上げた! ホームで待機している人達には純子の黒い茂みがまる見えになった。その瞬間、彼等の間にオーッというどよめきが起きた。痴漢は調子に乗って叫ぶ。
 「お嬢さんはノーパンです。御覧の通りスッポンポンです。」
 美しい純子の白い肌と黒い陰毛との対比は強烈だった。駅のホームの雑踏の中で繰り広げられるこの非日常の世界に、みんないいものを見てすごい得をしたみたいな顔をしている。痴漢をとがめ立てする者は誰一人いない。
 
 頭の中が完全に真っ白になった純子は、痴漢をポシェットで思い切り殴りつけると、一気に駆け出した。後ろからは「お嬢さんのアソコはグショグショです」という声が聞こえたが、もうそんなことを気にしている余裕などなかった。

 
 
2003/02/18 10:18:48(YLFhjnx1)
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