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1:浜辺
投稿者:
芝井太郎
新しい水着を買った。申し訳程度にアソコを覆うきわどいビキニ。長めのヘアが上からも横からもはみ出そうな大胆なカット。しかし、純子はあそこのヘアを切り揃えたり、剃ったりはしない。自然な姿が一番美しいのだ。生地は薄いナイロンで、色は白に近いレモンイエロー。裏側には薄いパッドがはりつけられている。純子はそのパッドを丁寧に外すことにした。だって「これだったら絶対に見えません」なんていう過剰防御はナンセンスだから… 「見えるか見えないか」ギリギリの線で勝負をしたいのだから… 実際、もしそう思っていなければ、そんなきわどいビキニなんかつけないで、厚いジーンズでもはいておとなしくしていればいいのだ。
安っぽいパッドをきれいに外したその水着をつけ、鏡の前であれこれとポーズを取ってみた。生地が薄いので乳首のあたりが盛り上がり、うっすらと黒ずんでいる様に見える。ヘアのあたりもはっきりはしないが、心持ち色が濃く見える。はっきりと見えるのかというとそんなことはない。「これだったら安心」と男の視線を想像しながら、いろいろとポーズを変えてみた。 グッとかがむとおしりの割れ目は少しだけ黒く透ける。でも、どうせ、こんなちっちゃなビキニでは割れ目の上の方は外にはみ出しているのだから、気にしない、気にしない。本当はTバックでうしろはすべて露出したかったのに、友達のみゆきが「そこまではねぇ…」と言ったので、その希望は叶わなかった。 今度は水着をつけたままシャワーを浴びて、浴室の鏡に自分の姿を映してみた。薄いナイロンの生地は彼女の肌にぴったりとまとわりついた。乾いている時はぼんやりと盛り上がっていた乳首のまわりも、濡れるとはっきりと乳首の形が浮かび上がっている。ヘアのところはかなりはっきり黒ずみ、近くで見ると一本一本のカールの状態まで見えている。バスタブにまたがり、大股開きをしてみると、突出した小陰唇の形がくっきりと浮かび出ているではないか! しかし、もちろん、離れたところにある鏡にはそこまで細かくは映っていない。まあ、恥知らずの変態が臭いが届く所まで接近し、鼻先を股間に埋める様なことをしない限り大丈夫、大丈夫… 次の日、純子はみゆきと一緒に○○海岸に出かけた。二人はみゆきのバンの中で水着に着替えるためスッポンポンになった。みゆきが言った。 「本当に大丈夫かしら…」 「何が?」 「だって、私こんなきわどいのつけたことなんだもん。」 「私のがはみ出さないんだから、みゆきなら絶対大丈夫よ。」 純子のヘアは特に濃い方ではなかったが、長さは結構あるので、これがちゃんと納まるのなら、みゆきのは問題ないというのである。 申し訳程度に覆っているとはいっても、ほとんどスッポンポンに近いので初夏の冷たい浜風に当たると思わずブルッと身震いした。パッドを外してしまった純子の場合、まるで風が水着の中にまで浸透して来るかの様な感触があった。ああ、これが本当のスリルを伴った解放感というものなのだろうか。独りで部屋の中でポーズを取るのとは全然違う。ここは公共の場なのだ。 みゆきが「少し泳がない?」と言った。二人はまだ少し冷たい水に入ることにした。純子のパッドを外した水着は海中の中ではまるで何もつけていないかの様に軽い。何だか頭がボーッとする。本当に自然と一体になった感じがする。しばらく二人でキャッキャッと水のかけ合いをして遊んだが、冷たい海水につかってお腹が冷えた純子は突然便意をもよおした。トイレはないので我慢しようとしたけれども、我慢すればするほど便意は高まって行った。結局は、みゆきが「あそこなら大丈夫じゃない」と言う岩陰を目指してゆっくりとぎこちなく歩き出したのだった。 下腹部がグルグル鳴る。肛門をキュッと堅く緊張させていないと、お土産つきのオナラが出そうだ… 便意が込み上げて来ると歩くのをやめないといけないので、少し歩いては止まり、歩いては止まりしながら、やっとの思いで岩のところに到達した。到達した安堵感からか、押さえていた便意が一気に込み上げる。もはや選択の余地はない。岩陰に身を隠すと、水着を膝のところまでズリ下ろし、ハアハア言いながらしゃがんで踏ん張った。次の瞬間、ブチブチッと焦茶色の固形物というよりは液体に近い便が少量飛び散った。 ああ、これで少し楽になった。しかし、腸が緩むと膀胱も緩んだ。ジョロジョロジョロッと黄金色の液体が砂地に吸い込まれて行く。ああ、気持ちいい! 膀胱が空になるとまた腸にたまっている便も出してしまわなければならない。ビチビチッ、ビチビチッと大量にたまっているものを小刻みに出して行く。ああ、早くしないと誰か来るかもしれない! でも、焦ったところでどうにかなるものではない。 ビチビチ状態のやわらかい便がすべて出終わり、やや固めのウンコがニョキッと肛門から顔を出した時、純子はふと後ろに人の気配を感じて振り返った。見ている人がいる! 前と横には誰もいなかったはずだが、後ろにまで気を配る余裕はなかった。目撃者の若い男は呆気に取られている。純子と目が合っても、口をポカンと開けたまま、その場を立ち去ろうとしない。彼女は思わず口走った「見ないで! お願い!」 そう言うしかなかった。半分出かけたウンコをぶら下げてその場から走り去る訳にもいかない。 男は依然として口を開けたまま、彼女の懇願が聞こえないかの様にしている。こうなったらとにかく早く終えるしかないと思い、すべての力を下腹部に集中させた。堅めのウンコが一気に落下すると、その後に控えていたすべての宿便がメリメリドビューッと地面に叩きつけられられた。 さあ、これで帰れると思ったその時、大事なことに気がついた。そう、紙がない… 男が見ている前で肛門を砂地にこすりつける訳には行かない。すると、今まで呆然自失だった男が無表情で純子にハンカチを差し出した。黙ってそれを受け取り、お尻を拭くと、パンティーをはいて静かにその場を立ち去った。 純子の心の中では複雑な気持ちが渦巻いていた。ああ、あの男は初めから一部始終を見ていたのだろうか? もしそうだとすると、一体何と思っただろう? 差し出されたハンカチを受け取ってしまったが、それでよかったのだろうか? ありがとうと言うべきだったのだろうか? もしも男が「お嬢さん、僕が拭きましょう」と言っていたら… そんなことを考えて歩いている純子は突然、水着の股間の部分がネトッとするのを感じた。ああ、急いで拭いたので拭き切れなかったのかしら… 慌てて手をうしろにやってみたが、肛門のまわりには何もついていない。そう、ネトッとしているのはうしろでなく前の方だったのだ。どうしてしまったのかしら? マスタベーションをしても、セックスをしても、今までこんなに大量の、しかも、こんなに粘着質の愛液が出たことはない。まるで、自分の身体の一部が文字通り「とろけて」しまったかの様な開放感と虚脱感… してみると、さっき彼女が味わうハメになったおぞましい恥辱は「恍惚感」の別の形での現れでしかなかったのか…
2003/02/14 17:03:25(ErRHQVpp)
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